【相生市ドライブデート】瀬戸内パノラマビューと新鮮魚介BBQを堪能する贅沢コース

瀬戸内海に面した兵庫県相生市で、特別なドライブデートを楽しんでみませんか。今回は、相生市観光協会の不二さんおすすめの、約半日かけてゆったりと巡るドライブコースをご紹介します。

この町には、湯けむり立ち上る温泉付きの道の駅や、漁師たちの活気あふれる市場で食べる海鮮BBQ、龍をかたどった舟が並ぶ伝統文化「ペーロン」の館、そして息をのむほど美しい瀬戸内海を一望できる岬まで、思わず足を止めたくなるデートスポットが海沿いに点在。恋人と過ごす一日がきっと特別なものになるはずです。

相生市ならではの多彩な魅力が詰まった特別なコースで、心に残る思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

▼今回ご紹介する相生市ドライブスポットの見どころ

相生市ドライブスポットの見どころ

相生市ドライブコース

  • 出発点 相生駅
    | 約5分(2.6km)
  • スポット1 道の駅 あいおい白龍城
    | 約2分(1.4km)
  • スポット2 相生市立水産物市場
    | 徒歩約2分(220m)
  • スポット3 相生ペーロン海館
    | 約10分(6.3km)
  • スポット4 万葉の岬

瀬戸内海に面する相生市は、木造和船を漕いで速さを競う伝統文化「相生ペーロン」が受け継がれるまち。今回訪れるスポットにも、そんな「海」と「ペーロン」のエッセンスがギュッと詰まっています。

それではこれから、相生市ならではの魅力あふれる4つのスポットを、詳しくご紹介します。

スポット1:道の駅 あいおい白龍城(相生駅から車で約5分)

中華風の外観が目を引く「道の駅 あいおい白龍城

相生エリアのドライブコースで最初に立ち寄りたいのが「道の駅 あいおい白龍城(ペーロンじょう)」。お食事処と、地元の味覚がそろう特産品売り場、さらに、道の駅には珍しく温泉も備えた施設です。

特産品売り場には、季節ごとの野菜や果物が豊富に並びます。冬場の華といえるのが、瀬戸内海で獲れた新鮮な牡蠣。また加工品コーナーも充実しており、特に「牡蠣醤油」や「牡蠣ゆずぽん酢」は、地元の味を凝縮した人気商品として知られています。

建物2階の温泉施設には、露天風呂、サウナ、薬湯、泡沫風呂などが揃っています。午前中からの温泉も格別です。露天風呂から相生湾を眺めつつ、のんびりとしたひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

施設名 道の駅 あいおい白龍城
所在地 兵庫県相生市那波南本町8-55
駐車場情報 専用駐車場あり
営業時間 特産品売り場
9:00~17:30

ペーロン温泉
平日 12:00~22:00(最終受付21:30)
土日祝10:30~22:00(最終受付21:30)
定休日 特産品売り場 年中無休
ペーロン温泉 火曜定休(祝日の場合翌水曜)

スポット2:相生市立水産物市場(道の駅 あいおい白龍城から車で約2分)

相生市立水産物市場の外観と、商品の鮮魚

次の目的地は、瀬戸内の海の幸が集まる「相生市立水産物市場」。威勢のいい掛け声と、魚をさばく店主の手さばきが印象的です。まるで日本の美しい港町を描いた映画のワンシーンに足を踏み入れたような、活気ある市場の雰囲気を肌で感じることができます。

ここでは、相生湾を中心とした、近海で獲れる新鮮な魚介類を販売しています。潮の香り漂う市場をゆっくりと見て回る時間は、海辺の町ならでは。

少し早いかもしれませんが、ここで昼食はいかがでしょうか。市場内にはバーベキューコーナーがあり、自分たちで選んだ商品をその場で焼いて味わうという、贅沢な体験ができます。特に冬季には、プリプリとした食感の牡蠣が大人気。炭火で香ばしく焼き上げる瞬間から、特別な食事の時間が始まります

そのほか、各種の丼も食べられます。特に人気なのは、マグロ、イカ、タイ、ブリなど季節の魚介類が、器にあふれんばかりに盛り付けられた海鮮丼。相生の味覚の集大成と呼べる一品です。

施設名 相生市立水産物市場
所在地 兵庫県相生市相生6丁目
駐車場情報 専用駐車場あり
営業時間 平日 9:30~16:00
土日祝日 9:00~16:30 / イートイン 10:30~15:30
定休日 水曜日(祝日の場合営業)

スポット3:相生ペーロン海館(相生市立水産物市場から徒歩約2分)

相生ペーロン海館に並ぶペーロン船と、競漕の様子

昼食の後にはお散歩がてら、水産物市場のほど近くにある「相生ペーロン海館」まで歩いてみましょう。

相生ペーロン海館は、相生の伝統文化である「ペーロン競漕」の世界へと誘ってくれる施設。毎年行われる「相生ペーロン祭」で実際に使用される木造の船を、ここで間近に見ることができます。

館内には、実物のペーロン船が14艇並び、祭りの熱気が伝わってくるよう。さらに、祭りで使用される太鼓や銅鑼なども展示されており、スタッフに声をかければ実際に演奏を体験することも可能です。

施設内に設けられた展望ロビーは、相生湾を見渡せる絶好のビューポイントです。ゆったりとしたソファに腰かけ、穏やかな海の景色を眺めながら、心地よい休憩時間を過ごすことができます。

15分ほどで見ることのできるコンパクトな施設ですが、相生の文化に触れる充実した時間となるでしょう。地域の歴史と伝統を肌で感じる、特別な思い出を刻んでみてはいかがでしょうか。

施設名 相生ペーロン海館
所在地 相生市相生6丁目7番地
駐車場情報 専用駐車場あり
営業時間 10:00~16:00
定休日 毎週水曜日
※11月~3月は土・日・祝日のみ開館で、その他休館

スポット4:万葉の岬(相生ペーロン海館から車で約10分)

相生の海を一望、印象的な夕景

相生ペーロン海館から車で約10分、瀬戸内海の絶景を眺めながら海沿いの国道を進んでいきましょう。道中では、大小の島々が点在する瀬戸内海や、のどかな漁港の風景など、美しい景色を楽しめます。

最後の目的地「万葉の岬」へ向かいましょう。岬の近くには専用駐車場がないため、隣接する「HOTEL 万葉岬」の駐車場を利用すると便利です。

万葉の岬に到着すると、そこには圧巻の眺望が待っています。相生市内で最も高い展望スポットとして知られる場所で、晴れた日には遠く淡路島方面に明石海峡大橋を望み、南西方向には小豆島までを見渡すパノラマビューが楽しめます。

季節ごとに移ろう景色もまた、万葉の岬の魅力の一つです。春には桜が咲き誇り、展望台からの眺めに華やかな彩りを添えます。冬になると色とりどりの椿の花が咲き乱れ、展望台周辺を鮮やかに染め上げます。

特におすすめなのは夕暮れ時。相生湾に沈みゆく夕陽が水面を金色に染め上げる景色は格別です。それは、大切な人と二人で眺めるのなら尚更でしょう。ゆっくりと過ごすこの時間は、きっと心に残る大切な思い出となるはずです。

心が洗われるような景色を堪能したら、夕食はホテル内の和食レストラン「花椿」でとりましょう。2日前までの予約が必要ですが、季節によって牡蠣や穴子、鰆など、瀬戸内海の旬の味覚をふんだんに活かした懐石料理やコース料理を楽しむことができます。また、レストランを利用することでホテル内にある「天空テラス」が利用可能。瀬戸内海を一望しながら、ドライブの最後にロマンチックなひと時を過ごせますよ。

スポット名 万葉の岬
所在地 兵庫県相生市相生金ケ崎5321
駐車場情報 隣接する「HOTEL 万葉岬」の駐車場を使用可(無料)
施設名 HOTEL 万葉岬
所在地 兵庫県相生市相生金ケ崎5321
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
営業時間 【ディナータイム】
17:00~20:30
※2日前までの要予約
定休日 年中無休

相生市観光協会からのメッセージ

ご紹介したデートスポットに加えて、もう一つの隠れた魅力スポットをお伝えしたいと思います。それは、相生市立水産物市場からほど近い「相生(おお)」と呼ばれるエリアです。

ここは、時が止まったかのような趣が味わえる場所。老舗の魚屋や商店、昔ながらの木造建築が軒を連ね、かつての港町の面影を色濃く残しています。通りを歩けば、軒先から漂う魚の干物の香り、店先で語らう地元の人々の温かな声が、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

昼食後のまち歩きに、ぜひ訪れてみてください。

相生市ドライブコースのまとめ

コース概要 全行程:約半日(約4時間半) 起点:JR相生駅
  • 瀬戸内海の絶景と港町の風情を楽しむドライブコース
  • 時間・季節ごとに表情を変える海の景色を楽しめる
  • 夕暮れ時は特に美しく、オレンジ色に染まる水平線が絶景
主な観光スポット スポット1:道の駅 あいおい白龍城
  • 珍しい温泉付きの道の駅で、多数の浴場を完備
  • 露天風呂からは相生湾の絶景を一望可能
  • 季節ごとの特産品が豊富な直売所(冬は牡蠣、夏は相生メロンなど)
スポット2:相生市立水産物市場
  • 新鮮な魚介類をその場で味わえるバーベキューコーナーを設置
  • 海鮮丼など、季節の魚介類を使った料理が充実
  • 瀬戸内海で獲れた魚介類の販売も実施
スポット3:相生ペーロン海館
  • 地域の伝統文化「ペーロン競漕」の実物の船を展示
  • 太鼓や銅鑼の演奏体験が可能
  • 展望ロビーからは相生湾を一望できる
  • 見学所要時間:約15分
スポット4:万葉の岬
  • 相生市内最高地点の展望スポット
  • 晴れた日は明石海峡大橋や小豆島まで見渡せるパノラマビュー
  • 春は桜、冬は椿が咲き誇る
  • 夕暮れ時は相生湾に沈む夕陽が絶景

相生市観光協会の問い合わせ先

名称 相生市観光協会
住所 兵庫県相生市旭一丁目1番3号 相生市地域振興課内
問い合わせ 0791-22-7177
公式ページ https://aioi.in/
編集部:竹内 彩
●編集部 竹内彩

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。