都会の喧騒や日々の慌ただしさからふと逃れたくなる瞬間は、おそらくどんな男性にもあると思います。そんな時は、神聖な空間で祈りを捧げたり、自分自身を見つめ直したりしてみても良いかもしれません。
本記事でご紹介するのは、札幌市南区にある寺院「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」(しゃりさん・ぶつがんじ・だいねはんせいどう)です。同寺院は、国内最大級の全長45メートルの涅槃大仏を参拝できる、国内屈指のパワースポットとして人気を集めています。
境内には世界的造園家が手がけた道内有数の日本庭園があるほか、大仏や庭園が見える部屋で写経体験も開かれています。「心落ち着く時間が過ごせる」と、彼女や家族と一緒に足を運ぶ男性も多いそうです。
今回はそんな「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の魅力について、副住職の山﨑法隆さんにお伺いした話をもとにご紹介します。
この記事の目次
金色の涅槃大仏がたたずむ寺院は「パワースポット」
札幌市の中心市街地から少し離れた同市南区にある「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」は、札幌駅から車で約20分の場所に位置します。公共交通機関では、札幌駅から地下鉄とバスを乗り継ぎ、30分ほどの場所であり、アクセスは良好です。
境内でひときわ存在感を放つのが、金色に輝くお身丈45メートルの涅槃大仏。初めて見る人は、その迫力に圧倒されることが請け合いでしょう。
また、参拝者には「仕事で成功したい」「世の中の役に立ちたい」「日本や世界を引っ張るリーダーになりたい」といった高い向上心を持った方々も多いと言います。「大事な仕事の前には、必ずここにお参りに来るんです」というビジネスマンもいるほか、政治家や芸能人、スポーツ選手なども特別に参拝されます。
世界的造園家・北山安夫氏が手がけた庭園は、男性の心を安らげる
涅槃大仏の目の前には、「浄土庭園」と呼ばれる日本庭園が広がります。これは、日本最古の禅寺「建仁寺」(京都)や愛知万博の日本庭園を手がけた世界的造園家・北山安夫氏の手がけた庭園です。
緑の芝生や木々といった四季の風景と、白を基調とした枯山水が美しいコントラストを醸し出し、参拝に来た男性の心を安らげます。
庭園から涅槃大仏の安置場所へとかかる橋のたもとは、参拝者の撮影スポットになっているそうです。庭園の風景と涅槃大仏を背景に、家族や彼女と一緒に記念写真を撮影すると、美しい風景の思い出もより深く心に刻まれるはずです。
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」で人気の体験・授与品
ここからは、「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」で、男性に人気の体験や授与品についてお伝えします。
専用の道場で打ち込む写経。奥さんや彼女と一緒の体験もOK
▲「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の涅槃大仏と向き合いながら、写経をする男性たち
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」で参拝者に人気を博しているのが写経体験です。
境内の参拝堂には、写経体験の申し込みをした人だけが入れる写経道場が設けられています。せいひつな空間でお釈迦様の教えを一文字一文字書き写す作業は、その教えが自分自身の中に浸透していくような感覚を味わえるとのことです。
雑念を払って取り組むことで、安心感やくつろぎを感じる方も多いそうです。さらに、山﨑副住職は「内面から自分を磨くことにより、より心豊かに人生を歩むことができる」と勧めます。
写経道場はガラス窓越しに涅槃大仏と向かい合う抜群のロケーションにあり、女性からも好評です。おひとり様の男性だけでなく、奥さんや彼女と一緒に訪れた男性もチャレンジしてみても良いのではないでしょうか。
ちなみに、写経は手ぶらでも体験できますが、自分が使い慣れた筆などを持ち込むこともできます。
▲写経道場では、涅槃大仏が目の前に見える
チャイや抹茶が味わえる、赤い和傘で彩られた布施茶屋(寺カフェ)で休憩を
▲涅槃大仏と庭園を眺めながらゆっくりできる布施茶屋
参拝堂の中には、布施茶屋(寺カフェ)も設けられています。赤い和傘が飾られた奥ゆかしい空間では、お釈迦様の故郷であるインドのミルクティー「チャイ」や、抹茶が味わえます。
写経道場と同じく、外には涅槃大仏や日本庭園がのぞけます。写経で集中力を使った後はもちろん、庭園を散歩して、ちょっと一息つきたい時に立ち寄るのにはピッタリですね。
御朱印を受け取る際に少し時間がかかる場合、この布施茶屋で待つこともできますよ。
涅槃大仏が描かれた「開運絵馬」はビジネスマンの心強いお守りに
▲涅槃大仏が描かれた「開運絵馬」
商売繁盛や転職成就、良縁祈願など多様なご祈願を受け付けている「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」では、絵馬やお守り、御朱印の種類も豊富です。
代表的なのは、涅槃大仏がデフォルメされて描かれた「開運絵馬」。大願成就を祈願したもので、大小2種類(いずれも税込1,000円)があり、その効能は“最強”との呼び声も高いとか。絵馬を仕事で使う鞄に忍ばせれば、仏様の力強いご加護が受けられそうな気がしますね。
ほかにも、交通安全や長寿祈願、縁結びなどのストラップ型のお守りも取りそろえられています。
御朱印の種類もさまざまです。1年中扱われている「通念御朱印」としては、「大涅槃(だいねはん)」「佛力(ぶつりき)」「涅槃大仏(ねはんだいぶつ)」と書かれたものなどがあります。
また、春夏秋冬でデザインが異なる「季節替わり御朱印」もあります。こちらは色使いがカラフルな可愛らしいデザインです。男性と一緒に参拝に来た女性も気に入ってくれるかもしれません。
御朱印は本来、写経を納めた証とされていましたが、現在では参詣の証としていただくのが一般的。だから、写経をしない方も授かることができますよ。
神聖な雰囲気で過ごす時間をきっかけに、生活に充実感を
▲秋には紅葉が美しい「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」
山﨑副住職によると、参拝者の多くは次のような過ごし方をするとのこと。
まずは境内に入り、涅槃大仏の尊前で香を供え、お浄財を丁寧に奉納し、腰を下ろして礼拝をします。次に写経体験をして、納経。その後は、布施茶屋でお茶を飲みながら浄土庭園を鑑賞します。そうすると、心が穏やかになるそうです。
また、山﨑副住職は「お釈迦様は、その教えを日々の生活に反映させ、自身の生活を改善することを促していらっしゃる」と言います。
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」での神聖な雰囲気の中、自分自身を見つめ直す時間は、仕事やプライベートを充実させるきっかけになるかもしれませんね。仏教の世界や心を落ち着かせる空間に関心のある男性は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」を訪れた人の感想・口コミ
インターネット上では、「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の参拝者から以下のような感想・口コミが見られました。
大仏様からパワーをいただけたような気がします。お寺は真駒内駅から市営バスで来られ、最寄りバス停を降りてすぐの場所にあるので便利です。
仏様が想像以上に大きく、ご利益がありそうでした!
お寺にお勤めの方も皆さん親切でした。カフェで味わえる抹茶やチャイもおいしく、毎月デザインが変わるという御朱印もすてきでした。
「日本一のパワースポット」との評判にひかれて参拝しました。見学は無料でできたので、近くに来た人は立ち寄ってみると良いと思います。
涅槃大仏の大きさ、迫力に圧倒されたという声が目立ったほか、御朱印のデザインを評価する意見もありました。また海外からの参拝客の口コミも見られ、外国人からの関心も高い寺院であることが感じられました。
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の写経体験やご祈願の料金
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の参拝料は無料です。写経体験やお守り、ご祈願にかかる料金は以下のようになっています。
写経体験 | 一巻:1,%000円 |
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お守り | 600円~1,000円 |
ご祈願料 | 一願:3,000円~ |
※いずれも税込み
「舎利山 佛願寺 大涅槃聖堂」の基本情報
運営法人 | 宗教法人 舎利山佛願寺 |
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所在地 | 北海道札幌市南区石山東6丁目1番24号 |
駐車場 | 無料40台分あり |
問い合わせ先 | 011-593-3000 |
開門時間 | 4月~10月/9:00~17:00 11月~3月/9:00~16:00 |
公式ページ | https://www.butsuganji.jp |