都会の喧騒から離れ、ゆったりと休日を過ごすなら兵庫県芦屋市にある「滴翠(てきすい)美術館」へ。納得いくまで土に向き合う陶芸体験と、昭和のモダニズム建築として名を馳せる美術館の散策を通して、心赴くままに感性を磨いてはいかがでしょうか。
小鳥のさえずりが響き渡るノスタルジックな空間に身を置けば、日々の仕事の疲れも自然と癒えるはず。滴翠美術館には、「リフレッシュしたい」「おひとりさま時間を満喫したい」「新たな趣味を見つけたい」…。そんな想いを抱いた男性が多く訪れます。
今回は滴翠美術館の山口昌伸さんに伺ったお話をもとに、施設内で時間を忘れて没頭できる陶芸教室の魅力や、男性におすすめの美術館の見どころを紹介します。
この記事の目次
自然と調和した空間でリフレッシュ。忙しい男性必見の陶芸施設「滴翠窯」
滴翠美術館が佇むのは兵庫県芦屋市、美しい六甲山を臨む閑静な住宅地です。敷地内には「滴翠窯」と呼ばれる会員制の陶芸施設があり、充実した設備のもと、森林や草花の息吹を感じながら心ゆくまで創作活動に没頭できます。
1日体験教室も!完成まで出来が分からないワクワク感が醍醐味
滴翠窯の陶芸教室には1日体験教室があり、仕事やプライベートが忙しい男性も、予約連絡ひとつで気軽に参加可能。水曜日〜日曜日の午前・午後に、各2時間半のクラスが設けられており、手びねりでの成型にチャレンジできます。1日体験教室は、老若男女問わず観光を目的とした参加者はもちろんのこと、「新たな趣味を探している」「正会員になる前に陶芸が自分に向いているか確かめたい」といった男性からも人気です。
滴翠窯の陶芸教室には数々の魅力があり、立地もそのひとつ。緑に囲まれた鳥のさえずりが響き渡る静かな環境で土に向き合い、手元の作品作りに心ゆくまで集中できる、贅沢な条件が揃っています。
手で土に触れる感覚には形容しがたい感動があり、自分の意思で、自らの力で成型していく作業に、時間を忘れて没頭してしまう男性も多いのだとか。さらに、釉薬(ゆうやく)(※)によって表現される個性も作品によってさまざまで、焼き上がるまで仕上がりが分からないドキドキ感も味わえます。「思った以上に素晴らしい一品になった」「想定していた出来と異なる」といった一喜一憂があるのも醍醐味でしょう。
(※)陶磁器の表面を覆っているガラス質の膜の部分
滴翠窯での陶芸教室では、制作の楽しさや喜び、豊かな自然のなかで土に触れ心穏やかになる感覚を味わえます。日々のストレスから解放されたい、しばし仕事を忘れてリフレッシュしたい、といった男性にピッタリです。
「絵画が好き」「新たな趣味を作りたい」といった男性から人気
陶芸に興味を持つ男性のなかには「手びねりだけでなく、電動ろくろにも挑戦したい」「たくさんの作品を制作したい」といった方もいるでしょう。このように、より深く陶芸に取り組みたい場合は、陶芸教室の会員となり、定期的なクラス参加で腕を磨くのがおすすめです。会員になると全7回の基本課題クラスを受講でき、土に慣れ経験を積んで自由作陶のクラスに移れば電動ろくろでの成型にも挑戦できます。
自由作陶の会員には、所定の回数だけ教室に参加する一般会員と、制限なく月に何回でも教室に参加できる特別会員の2種類があるのが特徴。特別会員のなかには朝イチから弁当持ち込みで訪れ、閉館時間ギリギリまで作品に集中する方もいます。もちろん午前中だけ、午後だけといった参加方法も可能です。
陶芸は時間をかけて取り組む作業が多く、趣味として続けるには根気強さが必要な側面もあるため、絵画やアート制作に慣れ親しみ、集中力を切らさずに取り組めるタイプの方がのめりこみやすいと言われています。「絵を描くことが好き」という男性は、ぜひ正会員も視野に入れてはいかがでしょうか。
陶芸は指先や手の感覚を頼りとする作業が多く、脳にプラスの影響を与えると言われることから、高齢者の趣味としても人気です。充実したシニアライフを過ごすために入会する男性がいる一方で、土日の教室では仕事が多忙な現役世代の姿も見受けられます。
滴翠窯で陶芸に興味を持ち正会員となる男性にはおひとり様も多く、パートナーや友人と一緒でなくても気軽に参加しやすい雰囲気です。
陶芸のあとは古美術品やモダニズム建築に触れ教養を深めよう
▲滴翠美術館は建築物としての見応えも抜群。庭から見た建物は、扉の形が印象的です。
陶芸教室で滴翠窯を訪れたら、あわせて滴翠美術館の美術品や建築にも注目を。美術館では、かつて大阪財界で名を馳せた山口吉郎兵衛氏が熱心に研究し、コレクションした人形、羽子板、かるた、京焼や紀州焼をはじめとした陶器などを公開しています。山口吉郎兵衛氏の古美術品は2,500点にも及び、旧邸宅を改装した館内には時期ごとにテーマに沿った名品が選ばれ、展示されています。
建築好きの男性注目!“ひょうごの近代住宅100選”に選ばれた美術館
▲滴翠美術館内の照明。随所に安井武雄氏による設計のこだわりが感じられる。
滴翠美術館は、所蔵のコレクションだけでなく、建物自体の作りや細かな装飾も美しく見応えがあります。現在、美術館として来館者を迎えているのは、昭和8年に建てられた山口吉郎兵衛氏の住宅を改装した建物。昭和のモダニズム建築家である安井武雄氏による設計で、「関西モダニズム建築20選」や「ひょうごの近代住宅100選」に選ばれています。
安井武雄氏が設計した建築物は、大阪府大阪市の「大阪ガスビル」や、東京都中央区の「日本橋野村ビル」、京都府京都市の「京都競馬場」などが代表的。現・滴翠美術館、旧・山口吉郎兵衛氏住宅は戦後GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に接収された歴史もあり、昭和の激動を経て平成・令和の時代の移り変わりを経験してきました。
▲滴翠美術館の美しい鉄格子は見どころのひとつ。
2階に設けられた展示室以外はほぼ当時のままの姿で、タイルや床の木目、引き戸など各所に見どころがあり、安井武雄氏の設計ならではの自由様式が織りなす空間を満喫できます。モダンな外観ながら、屋根は日本瓦で茶室もあるなど、和と洋が融合した設計やゾーニングにも注目です。
▲昭和の空気を感じられる白と黒のコントラストが美しい階段。
ひとたび足を踏み入れれば昭和の香りや空気、趣深さを肌で感じられ、建築好きの男性や、歴史好きの男性の心をグッと掴んで離しません。
陶芸・建築・美術品の3本柱で豊かな感性を育み男を磨ける「滴翠美術館」
自然に恵まれた静かな施設で陶芸に集中し、あわせて昭和のモダニズム建築として名高い美術館で貴重な山口吉郎兵衛氏のコレクションに触れ、教養を身につけられるのは滴翠美術館ならではの醍醐味。館内の展示は、3~6月、9~12月といったように3ヵ月スパンで変わり、訪れる時期によって鑑賞できる美術品が更新されるため、何度足を運んでも飽きることなく楽しめます。
「雑念を忘れてひとつのことに打ち込んでストレス発散したい」「自然溢れる環境でリラックスしたい」といった男性は、まずは気軽に参加できる滴翠美術館「滴翠窯」の一日陶芸体験に申し込んでみてはいかがでしょうか。陶芸で自分の作品に集中してリフレッシュし、美術館で豊かな感性を育み男を磨きましょう。
滴翠美術館「滴翠窯」の口コミ・評判
滴翠美術館や滴翠窯にはどのような口コミが寄せられているのでしょうか。評判をまとめました。
美術館は絶好のロケーションにあり建物も素晴らしいです。現地でデザイナー陶器も購入できました。
初めての陶芸で最初はなにも分かりませんでしたが、先生が丁寧に教えてくださり楽しめました。
陶芸の一日体験教室に参加しました。ゆったりとした空間の中で陶芸に集中でき、素敵な経験となりました。土の感触も気持ちが良く、とても印象に残っています。
先生が優しく、とても分かりやすく説明して頂きました。おかげで陶芸体験を満喫でき、完成が楽しみです。窓口の担当の方も丁寧でした。陶芸体験があればまた参加したいです。
美術館までは、芦屋の豪邸が建ち並ぶ道を進みます。坂が多く、尾道や長崎を彷彿とさせる道のりでした。平日であれば、ほかの方が少なくゆっくり過ごせます。静かな環境で、織部や志野のお茶碗、袱紗、香合、軸、茶杓、棗、といった茶道具を鑑賞できました。
滴翠窯での陶芸体験は、「先生がやさしく丁寧に教えてくれた」という感想が目立ちます。ゆったりとした空間で土の感触を楽しみながら自分の作品に集中でき、素敵な時間を過ごせそうです。
滴翠美術館「滴翠窯」の陶芸教室料金
滴翠美術館「滴翠窯」の陶芸教室の料金は以下を参考にしてください。
会費 | |
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一日体験教室 | 一般:4,000円(税込)、中学生以下:2,500円(税込) |
新会員 | ・入会金:6,600円(税込) ・会費:15,400円(税込) ・材料費:14,000円(税込)※陶土10kg、カンナセット、カメ板 合計:36,000円(税込) |
一般会員 | 10,200円(税込)/月 ※月8回まで受講可能 |
特別会員 | 12,200円(税込)/月 ※月々の回数制限なし |
一日体験教室は、エプロンを持参し、汚れても大丈夫な服装で参加しましょう。エプロン以外の持ち物は不要です。
陶芸とあわせて「滴翠美術館」で企画展示を楽しむ場合は以下の入館料がかかります。
入館料 | |
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大人 | 一般:630円(税込) |
子ども | 高大生:420円(税込) ※中学生以下無料 |
団体の場合、15名以上で2割引となります。
滴翠美術館「滴翠窯」の基本情報
滴翠美術館「滴翠窯」の陶芸教室の開講時間や休館日は以下を参考にしてください。
運営会社 | 公益財団法人山口文化会館 滴翠美術館 |
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所在地 | 兵庫県芦屋市山芦屋町13-3 |
問い合わせ先 | 0797-22-2228 |
開講時間 | 水曜日〜日曜日 10:00〜15:30(16:00閉門) |
休館日 | ・陶芸教室:月曜日、火曜日、お盆、年末年始 ・美術館:月曜日、夏季・冬季は休館 |
公式ページ | http://tekisui-museum.biz-web.jp/index.html |
陶芸教室予約ページ | https://tekisui-museum.rezio.shop/ja-JP/product/7JURHL |
※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。