ちこり焼酎とは:岐阜中津川蒸留所の蔵長が語る味の特徴と楽しみ方

岐阜中津川蒸留所のちこり焼酎とNAKATSU GIN

この記事で分かること

  • ちこり焼酎の定番3本の違い(香り・甘み・コクの方向性)
  • ロック/ソーダ割り/お湯割り、どれが合うかの目安
  • NAKATSU GINの特徴と、買える場所・見学/試飲のヒント

「いつもの銘柄もいいけど、たまには“知らない一杯”を開拓したい」──そんなお酒好きの男性に刺さるのが、岐阜県中津川市の岐阜中津川蒸留所が手がける「ちこり焼酎」です。原料は、ちょっと意外なチコリの根。香りや甘みの出方が独特で、ロックでも割りでも楽しめます。

この記事では、定番の3商品(「ちこちこ25°」「無濾過常圧33°」「Endive Sweet 44°」)の違いと、合う飲み方を中心にまとめました。さらに、同じ蒸留所が作るクラフトジン「NAKATSU GIN」についても、ボタニカルの特徴と楽しみ方をあわせて紹介します。

岐阜中津川蒸留所の蔵長・豊岡さんに伺ったお話をもとに、「ちこり焼酎」「NAKATSU GIN」の特徴や楽しみ方をお伝えします。

監修者:株式会社サラダコスモ 豊岡さん
●監修者豊岡さん岐阜中津川蒸留所

株式会社サラダコスモ 岐阜中津川蒸留所 蔵長

編集部:田代 慎亮
●編集部 田代 慎亮

取材件数約200件、MIXIや白鶴酒造などを担当し、18年以上のWebマーケティング歴を持つ。Google認定資格やITパスポートを活かし、多数のメディアで専門性を発揮しながら多角的なコンテンツ制作に従事している。

栄養豊富なチコリの根を原料とした「ちこり焼酎」

収穫されたチコリ▲収穫されたチコリ。根の部分はイモに似ていることから「ちこり芋」と呼ばれている

チコリはヨーロッパを中心に親しまれ、フランスやイタリア料理では高級野菜として扱われる野菜です。日本ではまだなじみが薄いものの、独特のほろ苦さや香りを持つ素材として知られています。

葉物野菜であるチコリは、太く育つ「根」は廃棄されることが一般的でした。そんな中、岐阜中津川蒸留所は、見た目がイモのように見えるこの「根」に糖分が豊富に含まれていることに着目。フードロスも減らしたいとの思いも込め、焼酎造りに着手しました。

現蔵長の豊岡さんが芋焼酎の本場、鹿児島に修行に通い、試作を繰り返すなど試行錯誤。焼酎専用の蔵を建て、製造免許を取るなど約2年をかけ、「ちこり焼酎」を完成させました。

ここからはそんな「ちこり焼酎」のラインナップのうち、人気が高い定番3商品をお伝えしていきます。

フルーティーで爽やかな「ちこり焼酎ちこちこ25°」は初心者にもおすすめ

「ちこり焼酎ちこちこ25°」のボトルとパッケージ 原材料名 ちこり芋、米、米麹
内容量 720ml
アルコール分 25度
蒸留方法 減圧蒸留
価格 3,300円前後
※販売形態やギフト仕様により異なるため、最新価格は公式オンラインショップでご確認ください。

ちこり焼酎のなかでも代表的なのが、「ちこり焼酎ちこちこ25°」です。特徴は、フルーティーで爽やかな飲み口。「女性や、あまり焼酎になじみがない男性でも飲める焼酎にしたい」という思いのもと造られていて、クセのない、まろやかな甘みが感じられる味わいになっています。

おすすめの飲み方は、チコリ独特の香りと味わいが最も引き立つロック。もちろん、水割りでもお湯割りでもおいしくいただけます。

ボトルの色は爽やかなスカイブルー。可愛らしいボトルデザインと優しい味わいは、彼女や奥さんもきっと気に入ってくれるはず。パートナーと一緒に焼酎を味わいたいという男性には、ぴったりの商品かもしれませんね。

コクや独特のクセが芋焼酎好きに刺さる「ちこり芋焼酎ちこちこ 無濾過常圧33°」

「ちこり芋焼酎ちこちこ 無濾過常圧33°」のボトルとパッケージ 原材料名 ちこり芋、米、米麹
内容量 200ml
アルコール分 33度
蒸留方法 常圧蒸留
価格 2,750円

「ちこり芋焼酎ちこちこ 無濾過常圧蒸留33°」は、コクや独特のクセが感じられるどっしりとした味わいで、芋焼酎を愛飲するような方におすすめの銘柄です。

濾過をしないことで、チコリ特有の甘みや旨みが凝縮されています。焼酎好きの男性は、ロックやお湯割りで、その濃厚な味わいを堪能してみてはいかがでしょうか。

「Endive Sweet(アンディーヴ・スイート)44°」は原酒ならではの芳醇さが魅力

「Endive Sweet 44°」のボトルとパッケージ 原材料名 ちこり芋(国産)、米(岐阜県産)、米麹(岐阜県産米)
内容量 350ml
アルコール分 44度
蒸留方法 減圧蒸留
価格 6,000円

「Endive Sweet(アンディーヴ・スイート)44°」は原酒だけを瓶詰めした逸品。香りの芳醇さや強いテイストを堪能できる仕上がりなので、水で割らずにロックやストレートで飲むのがおすすめです。

また、常温ではさらりとした飲み口ですが、冷凍庫で冷やすとトロリとした舌触りに変わります。お酒好きの男性は、その味わいの変化を楽しんでみてもいいかもしれません。ちなみに、度数が高いため家庭用の冷凍庫では凍ることはないそうです。

フルーツなど素材本来の風味を最大限活かした「NAKATSU GIN」

「NAKATSU GIN」(ライム)のボトル▲「NAKATSU GIN」(ライム)のボトル

「ちこり焼酎」と並んで、岐阜中津川蒸留所の目玉商品となっているのがクラフトジン「NAKATSU GIN」です。

「NAKATSU GIN」は、フルーツや香草の風味を活かすべく、ボタニカルをできるだけ多く使用。ベースとして使う、チコリの根を用いたチコリスピリッツが、ボタニカルの風味を最大限引き立てています。

カモミールを使った「NAKATSU GIN」は、花畑のような芳しさ

カモミールを使用した「NAKATSU GIN」のボトルとパッケージ 使用ボタニカル 愛知県産カモミール(ハピアージュファーム)、北マケドニア産ジュニパーベリー、長野県産・北海道産チコリルート
内容量 500ml
アルコール分 50度
価格 3,850円
※少量生産のため、完売している場合があります。

ボタニカルにカモミールを使った「NAKATSU GIN」は、愛知県安城市のハピアージュファームで育てられたカモミールを原料にしています。収穫したカモミールの香りを活かし、青りんごのような甘い香りや、蒸留によって生まれるアズレンブルーの色合いも楽しめるジンです。

「NAKATSU GIN」に使用するカモミールの花畑

▲カモミールは開花直後に手摘みし、フレッシュな状態で使用

青リンゴにも似たカモミールならではの甘い香りを、チコリスピリッツがしっかりと閉じ込めます。さらに、フレッシュ感が強調された北マケドニア産ジュニパーベリーを用い、ウッディな深みも演出。

ジンをグラスに注ぐと、花畑のような芳しさが漂うので、お酒の席の雰囲気も華やかになるでしょう。ソーダで割って味わうことがおすすめだそうです。

また、カモミールの花は蒸留すると「アズレンブルー」と呼ばれる淡い青色になります。鮮やかな見た目も素敵なので、女性と一緒に味わう場合、喜んでもらえるのではないでしょうか。

NAKATSU GINは国産の果実やハーブなどを使って少量生産されているため、商品によっては完売している場合があります。気になる銘柄がある場合は、公式ショップで販売状況を確認してみてください。

マイヤーレモンなど珍しい果物をボタニカルに使ったジンも

「NAKATSU GIN」には、珍しいフルーツをボタニカルに使った商品もあります。

代表的な商品が、レモンとオレンジの交配種であるマイヤーレモン。長野県喬木村(たかぎむら)の農家が手作りしたものを使っていて、オレンジ感があるレモンの風味が魅力です。

マイヤーレモンの「NAKATSU GIN」のボトルとパッケージ 使用ボタニカル 長野県産マイヤーレモン、北マケドニア産ジュニパーベリー、長野県産チコリルート
内容量 500ml
アルコール分 50度
価格 3,850円

ライム系のNAKATSU GINも展開されており、公式ショップでは「ライム 5batch フィンガーライム&バレンタインライム」が掲載されています。NAKATSU GINはロットごとに使用素材や販売状況が変わるため、気になる銘柄がある場合は、最新の商品一覧で在庫状況を確認するのがおすすめです。

「ちこり焼酎」「NAKATSU GIN」の購入方法

「NAKATSU GIN」の生産風景▲「NAKATSU GIN」の生産風景

「ちこり焼酎」は、岐阜県中津川市の観光施設「岐阜 中津川ちこり村」や、ちこり村公式オンラインショップなどで販売されています。「NAKATSU GIN」は銘柄ごとに少量生産のため、公式ショップで販売状況を確認するのがおすすめです。

ちこり村公式オンラインショップ「ちこり焼酎」
NAKATSU GIN 公式ショップ

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。酒類の購入・飲酒は20歳になってからにしましょう。

「岐阜 中津川ちこり村」にはほかにも、地元の食材を使った家庭料理レストランやマルシェなどが入っています。中津川市が育む食の魅力を味わいたい男性は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

豊岡さん吹き出しアイコン
豊岡さん
「岐阜 中津川ちこり村」には「ちこり焼酎」や「NAKATSU GIN」の蒸留所があり、製造過程の見学ができます。蔵人による仕込みの説明などを通して、私たちが造っているお酒の特徴やコンセプトを、より深く理解していただけると思います。試飲の有無や見学内容は日によって変わる場合があるため、気になる方は来店前に確認してみてください。平日はゆったりと見学していただけるのでおすすめです。

「ちこり焼酎」の口コミ・評判

最後に、「ちこり焼酎」の代表商品「ちこり焼酎ちこちこ25°」の口コミや評判をお伝えします。

行きつけの飲み屋さんで限定入荷しており、おいしかったので、また飲みたいと思い購入しました。ソーダで割って飲んでいますが、夏にぴったりなラムネのような爽やかさがあります。

ずっと飲みやすい焼酎を探していました。ちこり焼酎は、ちゃんと焼酎らしい味ながら、すごく飲みやすく、初めて飲んだ時は「これを探していた!」と感激しました。

父の日に、芋焼酎が大好きな父へプレゼントしました。「まろやかで香りも高くおいしい」と、とても喜んでいました。包装も美しく、お祝いや贈りものとしても喜ばれること間違いなしです。

「飲みやすい焼酎」として高い評価を受けていることが分かります。父親や上司など大事な方へのプレゼントに選ぶ人も多いようです。

「ちこり焼酎」「NAKATSU GIN」の基本情報

製造・販売 株式会社サラダコスモ
岐阜中津川蒸留所/岐阜・中津川蒸溜蔵
所在地 〒509-9131
岐阜県中津川市千旦林1-15
問い合わせ先 ちこり村直通:0573-62-1545
受付時間:9:00〜17:00
営業時間 9:00〜17:00
※年末年始を除き無休
公式ページ 「ちこり焼酎」:https://www.chicory.jp/c/0000000123
「NAKATSU GIN」:https://nakatsugin.thebase.in/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。