【佐世保ドライブデート】クルーズから夕日まで！九十九島絶景スポット5選｜長崎

ドライブデートにおすすめのエリアをお探しの方へ。今回は、長崎県佐世保市の「九十九島（くじゅうくしま）」エリアをご紹介します。公益財団法人佐世保観光コンベンション協会の横山さんおすすめの、約6時間で巡る贅沢なドライブコースです。

208もの島々が織りなす美しい景観と、新鮮な海の幸、歴史ある街並みが魅力のこのエリアは、2025年3月に西海国立公園指定70周年という記念すべき年を迎えます。優雅なクルージングで間近に島々を感じ、展望台からのパノラマビューで心を開放し、レトロモダンな街並みで非日常感を味わう。特別な一日を過ごすのにふさわしい要素が凝縮された、贅沢なドライブコースとなっています。

九十九島エリアを中心とした佐世保市ドライブコース

JR佐世保駅を起点とする本コースは、海と空と島々が織りなす雄大な自然を存分に味わえる特別なルートです。クルージングで始まり、高台からの絶景、郷土の味覚、そして新旧が調和する街並みへと続く5つのスポットは、それぞれが異なる魅力を放ちます。

特に夕暮れ時には、西に沈む夕日に染まる九十九島の景色は格別の美しさを見せてくれます。アジアからの観光客からも高い人気を誇るこのコースは、時間とともに表情を変える九十九島の様々な魅力に出会える、珠玉のドライブルートです。

それでは、各スポットの見どころを詳しくご紹介していきましょう。

スポット1｜九十九島パールシーリゾート（佐世保駅から車で約10分）

九十九島パールシーリゾート発着のバリアフリー対応の白い船「九十九島遊覧船パールクィーン」で楽しむ50分のクルージングは、九十九島を存分に体感できる特別な体験です。船内では島々の解説アナウンスが流れているので、初めての方でも楽しめます。

見どころは、まるで手が届きそうなほど間近に迫る島々の景観。3階のデッキには開放感あふれる空間があり、写真や動画撮影を楽しめます。また、船が180度のダイナミックなUターンを行う瞬間は、クルージングならではの迫力ある光景。1階・2階の室内では、ゆったりとコーヒーを楽しみながら、優雅な船旅のひとときを過ごせます。

特に5月から8月が観光のベストシーズン。常緑樹に彩られた島々の緑が美しく、新緑の季節には一層鮮やかな景色を楽しめます。

スポット2｜九十九島観光公園（九十九島パールシーリゾートから車で約15分）

4.7ヘクタールの広大な敷地を誇る九十九島観光公園は、遊覧船とはまた違った角度から九十九島の絶景を楽しめるスポットです。高台から見下ろす208の島々は、クルージングでは体感できなかった九十九島の壮大な全貌を一望できます。

この公園は、2024年1月に放送されたドラマ「君が心をくれたから」の印象的なロケ地としても有名。永野芽郁さん演じるヒロインが、施設に入所している母親と心を通わせる感動的な電話シーンが撮影された場所なのです。ロケ地巡りのスポットとしても人気があります。

地元の方々の憩いの場としても親しまれており、フリスビーやバドミントンなどの軽い運動を楽しむ人、散歩を楽しむお年寄り、ウェディングフォトの撮影に訪れるカップルなど、さまざまな人々で賑わいます。九十九島の景観を楽しめる贅沢なスポットです。

スポット3｜佐世保アメリカンヴィレッジダイナー（九十九島観光公園から車で約5分）

九十九島観光公園から車でわずか5分。レトロなアメリカンスタイルの外観が印象的なこのレストランは、観光協会スタッフも通う地元の人気店です。佐世保を代表する名物「レモンステーキ」をメインに提供しており、本場の味を楽しめます。また、フードコートには「アメリカンバーガー」「ドリンク」、もちをベースにした「モッフル」沖縄アイス「ブルーシール」もあります。

また、この地域では新鮮な牡蠣料理も楽しめます。本格的な牡蠣料理ならマルモ水産がおすすめで、ガッツリと牡蠣焼きを堪能できます。より軽めに九十九島の牡蠣を味わいたい方には、佐世保駅構内にあるお店で提供している季節限定の九十九島牡蠣入りちゃんぽんも良いでしょう。ゆったりとした雰囲気の中で、約1時間かけて地元の味を堪能できます。

スポット4｜船越展望所（アメリカンヴィレッジダイナーから車で約10分）

食後のドライブスポットとして訪れたい船越展望所は、九十九島観光公園とはまた違った角度から絶景を楽しめる特別なビューポイントです。パノラマビューで九十九島の壮大な景色を一望できます。

季節によって表情を変える展望所からの眺めは、訪れる度に新しい発見があります。夏には積乱雲が空を彩り、冬は澄み切った空気の中で島々がくっきりと浮かび上がります。海の色も時間帯によって変化し、青々と輝いたかと思えば穏やかなリードカラーへと移り変わります。また、春には約15万本の菜の花、秋にはコスモスが咲き誇り、多くの写真愛好家が訪れる人気スポットとなっています。

スポット5｜万津6区（船越展望所から車で約15分）

最後に訪れたいのは佐世保市内にある万津（よろづ）6区。市制120年を超える歴史を持つ佐世保市ならではの、新旧が見事に調和した独特の街並みが魅力です。佐賀など各地から人々が集まってできた土地柄を反映し、古い建造物と新しい店舗が絶妙なバランスで共存しています。

BRICK MALL SASEBO（ブリックモール佐世保）には、Little Bake（リトルベイク）やCROSSROADS COFFEE（クロスロードコーヒー）など、新しい店舗が軒を連ねており、歴史ある建物の中で現代的な商業施設として生まれ変わっています。

そのひとつが、Science Patisserie SaSa（サイエンスパティスリーササ）。1階のパティスリーでは、地元の世知原茶を使用した独創的なスイーツを提供。渋みが少なくまろやかな味わいの世知原茶は、テリーヌ、ジェラートなど様々なスイーツに活かされています。

建物自体は2階がホテル、上層階にはサウナを備え、佐世保港を一望できる新しいランドマークとして注目を集めています。

▲Science Patisserie SaSaで食べられる様々なスイーツたち

観光協会からのメッセージ

2025年、西海国立公園指定70周年という記念すべき年を迎える九十九島。佐世保市観光課では、記念コラボグッズの制作やPRイベントの開催、インフルエンサーやYouTuberとのタイアップなど、様々な記念事業を展開していく予定です。

九十九島の豊かな自然を次世代に引き継ぐための取り組みも積極的に行われています。毎年9月19日の「九十九島の日」には、「クリーンアップ大作戦」と題した市民参加型の清掃活動が実施されます。海上自衛隊や地域住民が一体となって海洋プラスチックごみの回収に取り組むなど、環境保全活動にも力を入れています。

九十九島エリアは、四季折々の絶景、新鮮な海の幸、そして新たな観光スポットが調和する特別な場所です。スイーツやご当地バーガーなど、様々なグルメも楽しめます。70周年という節目の年に向けて、より多くの方々に九十九島の魅力を体験していただければと思います。

佐世保市ドライブコースのまとめ

佐世保観光コンベンション協会の問い合わせ先