【岐阜県関ケ原町ドライブデート】雲海から戦国体験まで、絶景＆歴史スポット5選

岐阜県関ケ原町でドライブデートにぴったりのコースをお探しの方へ。関ケ原観光協会の吉田さんおすすめの、雲海を含む息を呑む絶景と戦国の歴史ロマンを巡る、上質な大人の旅をご紹介します。

ドライブウェイを通って伊吹山を登り、山頂から望む壮大な雲海の絶景。神秘的な鍾乳洞の地底景観、地元の食材を活かした隠れ家レストラン、そして天下分け目の関ケ原の戦いを今に伝える2つの歴史スポットまで。

この土地ならではの多彩な魅力に出会える、贅沢な1dayドライブコースです。

▼今回ご紹介する岐阜県関ケ原町ドライブスポットの見どころ

岐阜県関ケ原町ドライブコース

関ケ原駅を起点とする、約6時間のドライブコース。伊吹山では絶景を眺めながらのご当地スイーツを味わい、鍾乳洞では非日常的な地底探検、そして古戦場記念館では最新テクノロジーによる没入体験。バラエティに富んだ体験が、特別な1日を演出します。

それでは、東西の文化が交わるこの地の、魅力あふれる各スポットを詳しくご紹介していきましょう。

スポット1：伊吹山ドライブウェイ（関ケ原駅から車で約6分）

スタート地点の関ケ原駅から約15分。「伊吹山ドライブウェイ」は、日本百名山の1つでもある「伊吹山」を、9合目まで登る観光道路です。全長17kmの道中の車窓からは、豊かな自然やふもとのまち並み、遠くには琵琶湖まで見渡すことができます。

ドライブウェイのゴールには「山頂駐車場」があるので、車を停めたら「スカイテラス伊吹山」へ。ここでは、屋外と屋内のテラスから、眼下に広がる壮大な雲海が望めます。雲の上に立っているかのような錯覚すら覚えるこの壮大な眺望は、訪れる人々の心に深く刻まれる特別な体験となるでしょう。

このスカイテラスでもう一つ見逃せないのが、ここでしか味わえない特別なスイーツです。薬草が多く自生する伊吹山ならではの「伊吹よもぎソフトクリーム」や「伊吹薬草ソフトクリーム」は、香り高さとまろやかな味わいが調和した一品です。またSNS映えも抜群なのが「イブキヤマチュロス」。漢字の「伊吹」の形をした、特大サイズのチュロスです。ここまでのドライブ小休止に、思い出に残る絶品スイーツを楽しんではいかがでしょうか。

自然との出会いは、ここからさらに深まります。スカイテラスの駐車場を起点に広がるのは、伊吹山頂へ続く3つの散策コース。春の訪れを告げる可憐な二輪草や夏空の下で凛と咲く希少なリンドウなど、数々の高山植物が道中を彩ります。そして山頂から見えるのは、360度の大パノラマ。

なお、3つのコースのうち「西登山口」の入り口には「恋慕観音像」があります。観音様の足元には、今の悪縁を切り、先の良縁を招く両縁結びの石も。ここまで力を合わせてやってきた恋人たちを見守っているという言い伝えがあり、恋人たちの聖地として親しまれています。

スポット2：関ケ原鍾乳洞（伊吹山ドライブウェイから車で約5分）

続いての目的地は、太古の時を刻む神秘的な地下世界です。関ケ原鍾乳洞は、自然が長い年月をかけて作り上げた、驚きと感動の空間。年間を通じて温度が15度に保たれているため、真夏でも涼やかな空間で、厳冬期でも心地よい温もりの中で、ゆったりと探検を楽しめます。

洞窟内では、無数の鍾乳石が幻想的な光を受けて輝きます。なかでも圧巻なのが、その形状から名付けられた「巨人の足」。その神秘的な造形美は、まるで別世界に足を踏み入れたかのような感動を与えてくれます。多くの鍾乳石は間近で観察でき、中には実際に触れることができるものもあります。太古の地球の鼓動を肌で感じる、貴重な体験となるでしょう。

さらに、鍾乳洞を優雅に流れる清流には、ニジマスの姿を見ることができます。清らかな水にしか生息できないニジマスの、まるで水中の宝石のような姿に、しばし見とれてしまいます。

鍾乳洞の道は全区間舗装され、照明が完備されています。ただし、洞窟内特有の高い湿度で足元が滑りやすいため、歩きやすい靴での来場がおすすめ。自然が創り出した美しい空間を、安全に楽しみましょう。

スポット3：未来食堂（関ケ原鍾乳洞から車で約10分）

アクティブな午前中の旅を楽しんだ後は、ランチに向かいましょう。関ケ原町にある芝生とアート作品が織りなす開放的な空間「せきがはら人間村」の一角に佇む「未来食堂」は、地元の恵みを活かした手作りのメニューを提供するレストランです。

一歩店内に足を踏み入れると、そこは地元産の「今須杉」をふんだんに使用した、ぬくもりあふれる空間。そこにモダンなインテリアが調和し、居心地の良い隠れ家のようです。ゆったりと流れる時間の中で、特別なランチタイムを過ごせます。

月替わりで登場する3種類のランチメニューは、パスタやカレー、キッシュといった洋食が中心。ランチセットには季節限定のデザートも添えられ、訪れるたびに新しい味わいとの出会いを楽しめます。

天気の良い日には、食事の前後にせきがはら人間村の広々とした芝生エリアを散策したり、点在するアート作品を鑑賞したりするのもおすすめです。自然とアートに囲まれた特別な空間で過ごす贅沢なランチタイムは、きっと心に残る思い出となるはずです。

スポット4：不破関資料館（未来食堂から車で約3分）

次に訪れるのは「不破関（ふわのせき）資料館」。かつて日本三関（関所）の1つと呼ばれ、歴史・文化のうえで重要な役割を果たした不破関の跡地近くに佇んでいます。

ここは、古代から近現代まで東西の文化が交わり、時に衝突し、そして融合してきた歴史の物語を今に伝える特別な場所。資料館内には、東西交通の要所だった関所跡から出土した貴重な土器類や、不破関全体を復元した模型などが展示されています。壬申の乱についてまとめられた映像もあり、歴史に思いを馳せるひとときが過ごせるでしょう。

見学を終えたら、ぜひ資料館の裏手へ回ってみてください。そこは心を癒す、隠れた絶景スポット。眼下に悠々と流れる藤古川は、春には桜と菜の花の華やかな競演、秋には深紅の彼岸花に彩られ、それぞれの美しさを見せてくれます。

スポット5：岐阜関ケ原古戦場記念館（不破関資料館から車で約5分）

最後の目的地は、不破関資料館から車で5分の「岐阜関ケ原古戦場記念館」。戦国時代の熱気を最新のテクノロジーで伝える、圧巻の空間です。

1階に足を踏み入れると、まず目を奪われるのが円形のガラス手すりに囲まれた独創的な展示スペース。この「グラウンド・ビジョン」では、足元のスクリーンに、関ケ原合戦の全貌が映し出されます。続く「シアター」では、動く座席と、風や光の演出が織りなす10分間の映像で、合戦を再現。まるで戦場の只中に身を置いているかのような圧倒的な臨場感は、来館者に強い印象を残します。

2階には、展示室と戦国体験コーナーも。体験コーナーでは、陣羽織に袖を通し、戦国武将になりきっての写真撮影も楽しめます。

クライマックスは、5階の展望室。全面ガラス張りの開放的な空間からは、かつて天下分け目の戦いが繰り広げられた関ケ原の雄大な景色が一望できます。各武将たちが睨み合った距離感、戦術を左右した地形の起伏。1階のシアターで学んだ知識を胸に、実際の古戦場を見下ろせば、歴史の重みがより一層心に響くことでしょう。

関ケ原観光協会からのメッセージ

期間限定になりますが、関ケ原鍾乳洞で味わえる絶品グルメをご紹介します。

それは、鍾乳洞入口の売店内で提供している「玉倉部（たまくらべ）そば」。これは、地元住民の有志で発足した「玉倉部そばの会」が心を込めて調理する名物料理です。

ここでは、地元で栽培されたそばの実や野菜を使用し、蕎麦打ちや茹で、仕上げに用いる冷水は伊吹山ろくの清らかな湧き水。まさにここでしか味わえない、極上の一品です。

営業は土日限定、さらにゴールデンウィーク後から11月末までの期間限定となりますが、だからこそ貴重な、印象深い体験となるでしょう。

岐阜県関ケ原町ドライブコースのまとめ

関ケ原観光協会の問い合わせ先