【長野県茅野市ドライブデート】標高1500mの絶景池や百名山の眺望を堪能する1日

信州で絶景ドライブデートを楽しみたい方へ。今回は、長野県茅野市（ちのし）のドライブコースをご紹介します。

まち全体が標高700m以上の土地に位置する茅野市。今回は、名画のモチーフとなった神秘的な「御射鹿池（みしゃかいけ）」から始まり、地元食材を使った洋食が味わえるカフェレストラン「APRON MARK（エプロンマーク）」、遊歩道の散策やレンタサイクルも楽しめる「白樺湖（しらかばこ）」、山々を見渡す「車山高原（くるまやまこうげん）」、そして、川の流れる音を聞きながらくつろげる「蓼科温泉 音無の湯（たてしなおんせん おとなしのゆ）」まで巡ります。

ちの観光まちづくり推進機構の田中さんおすすめの、茅野市の魅力を味わいつくすプランです。

▼今回ご紹介する茅野市ドライブスポットの見どころ

長野県茅野市ドライブコース

今回のドライブでは、スポット1の「御射鹿池」からスポット5「蓼科温泉 音無の湯」にかけて、主に「ビーナスライン」を走ります。ビーナスラインとは、信州の雄大な自然を縫うように走る全長77kmの観光山岳道路です。

このドライブでは、標高の高い高原地帯のさわやかな空気と、四季折々の高山植物が彩る自然の風景を楽しむことができます。ただし、標高の高い場所では春先まで雪が残ることもあるため、施設の営業状況は事前に確認することをおすすめします。

それでは、信州の自然を満喫する5つのスポットを、順に詳しくご紹介していきましょう。

スポット1：御射鹿池（茅野駅から車で約30分）

茅野駅から車を走らせること約30分。最初の目的地は、標高1,500mの山の中にある、自然に囲まれた美しい池「御射鹿池（みしゃかいけ）」です。

日本画家・東山魁夷の名作「緑響く」のモチーフになったことでも知られるこの池。特に印象的なのは、風のない日に周囲の自然が水面に映り、まるで天地が反転したかのような幻想的な風景を生み出す「水鏡」です。新緑の季節には、柔らかな若葉の色彩が水面に溶け込み、東山魁夷の絵画そのもののような優美な世界が広がります。

なお、御射鹿池は現在も農業施設として使用されているため、堤防で囲まれた池内への立ち入りは禁止されています。見学は、駐車場脇の遊歩道からお楽しみください。

スポット2：APRON MARK（御射鹿池から車で約15分）

続いては、カフェレストラン「APRON MARK（エプロンマーク）」でランチにしましょう。同店は、観光案内所やレストラン、日帰り温泉などを備えた施設「蓼科BASE（たてしなベース）」内に位置しています。

APRON MARKは、地元食材をふんだんに使用する“食のアンテナショップ”。メニューには、信州和牛や高原野菜を使ったハンバーグやパスタ、信州八ヶ岳卵を使ったオムライスなど魅力的なメニューが並びます。

店内は、木のぬくもりを感じる、ゆったりとした空間。大きな窓からは蓼科湖と雄大な山々の絶景が広がります。晴れた日にはテラス席での食事もおすすめです。美しい風景と料理、そして大切な人との会話を楽しむ贅沢なひとときを過ごしましょう。

スポット3：白樺湖（APRON MARKから車で約20分）

次の目的地は、湖周約4kmの「白樺湖（しらかばこ）」。ここは、澄み切った高原の空気と美しい風景に囲まれ、日々の慌ただしさから離れてくつろげるスポットです。

「白樺湖」の名前の由来は、湖畔を囲む美しい白樺の樹々。ここならではの風景を満喫しながら、午後のゆったりとしたひとときをお楽しみください。

湖畔には遊歩道が整備され、ウォーキングのほか、レンタサイクルも利用可能です。湖越しに見えるのは、蓼科山の雄姿。圧倒的な存在感に、思わずシャッターを切りたくなります。

スポット4：車山高原（白樺湖から車で約10分）

次の目的地「車山高原（くるまやまこうげん）」は、今回のドライブコースの中でも最も雄大な絶景に出会えるスポットです。

ビーナスラインのドライブで車窓からの景色を楽しんだ後は、途中の駐車場に車を停め、2本のリフトを乗り継いで山頂へ向かいましょう。

辺りには、季節とともに移り変わる高山植物の数々。6月には可憐なレンゲツツジが山肌を淡いピンク色に染め、7月中旬には一面の黄金色に輝くニッコウキスゲの群生。8月になると、紫色のマツムシソウなどが咲き誇り、まるで天空の花園のような景色が現れます。なお、リフトは例年4月上旬のスキーシーズン終了後から運行を開始しますが、残雪の状況により変更となる場合もありますので、事前の確認をお忘れなく。

山頂テラスからの眺めは圧巻です。八ヶ岳連峰、南アルプス、北アルプス、そして富士山など、360度のパノラマ。天候などの条件が整えば、なんと日本百名山のうち33の山々が見えるといわれています。また、秋になれば空気が冷え、眼下に雲海が眺められることも。季節ごとに異なる贅沢な景色を、ゆっくりと堪能することができます。

スポット5：蓼科温泉 音無の湯（車山高原から車で約15分）

この旅の最後に訪れるのは、日帰り温泉「蓼科温泉 音無の湯」です。

ここは、源泉かけ流しの天然温泉。内風呂と露天風呂を備え、露天風呂では、すぐそばを流れる音無川のせせらぎを聞きながらくつろぐことができます。

施設外観は味わい深いレトロな佇まいですが、館内はリニューアルされ、温泉情趣と現代的な快適さを両立しています。

大自然に包まれた温泉で、体の芯から温まりつつ、一日のドライブを振り返るひととき。旅の締めくくりに、温泉でゆっくりと疲れを癒してみてください。

長野県茅野市ドライブコースのまとめ

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