房総半島で特別な一日を過ごせるドライブコースをお探しの方へ。今回は千葉県富津市を舞台に、動物とのふれあいが楽しめるマザー牧場から「天空の石切場」と呼ばれる巨大な石切場跡地がある鋸山を巡る、富津市観光協会・渡邉さんおすすめの魅力的なルートをご紹介します。
房総半島を代表する観光スポット「マザー牧場」では四季折々の花畑と可愛らしい動物たちとの出会いを、「鋸山」では100メートルを超える高さの圧巻の石切場跡地と東京湾の絶景を約1日(約7時間半)かけてゆっくりと巡れる充実のプランとなっています。
観光地の魅力と地元ならではの穴場スポットを織り交ぜた、特別な思い出作りにぴったりのコースです。
▼今回ご紹介する富津市ドライブスポットの見どころ
この記事の目次
房総半島の人気観光スポットとグルメを巡る富津市ドライブコース
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出発点 佐貫町駅| 約20分(13.2km)
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スポット1 マザー牧場| 約20分(12.5km)
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スポット2 燈籠坂大師の切通しトンネル| 約10分(5.3km)
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スポット3 金谷フェリー波留菜亭| 約3分(1.0km)
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スポット4 鋸山| 約3分(650m)
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スポット5 香豆珈琲
佐貫町駅を起点に、のどかな田園風景と海岸線から望む東京湾の景色が道中楽しめる今回のドライブコース。最初に訪れるマザー牧場では、広大な敷地で思い思いに過ごす動物たちと触れ合った後は、SNSで人気のフォトスポット、燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネルへ。
地元で評判の波留菜亭で絶品アジフライを堪能したら、鋸山(のこぎりやま)の「地獄のぞき」や「石切場跡地」と呼ばれる迫力の絶景を楽しみましょう。そして最後は古民家をリノベーションした隠れ家カフェでくつろぎのティータイムを。
緑豊かな自然、歴史ある景観、地元グルメ、落ち着いたカフェと、バラエティに富んだスポットをめぐる本コースはドライブデートにぴったりです。それでは富津市が誇る魅力的な各スポットの詳細を順番にご紹介していきましょう。
スポット1:マザー牧場(佐貫町駅から車で約20分)
佐貫町駅から車で約20分ほど走ると、房総半島を代表する観光スポット「マザー牧場」に到着します。ここでは、広大な敷地でのびのびと過ごす動物たちと触れ合えます。
ヒツジの大行進や子豚のレース観戦、牛の乳搾りや乗馬体験など、牧場ならではの穏やかな時間を過ごせますよ。
また、マザー牧場はフォトジェニックな花のスポットとしても知られています。春には菜の花畑が眩しいほど一面黄色の景色を作り出し、その後はネモフィラの青い花が咲き誇ります。初夏にはアジサイ、そしてペチュニア、コキアと四季折々の花の景観が楽しめます。
花の鑑賞や可愛らしい動物達との触れ合いを楽しんだらお土産ショップへ向かいましょう。各種乳製品もおすすめですが富津市観光協会の渡邉さんのイチオシは自家製ソーセージ。濃厚な味わいが特徴で多くのファンに愛されている逸品ですよ。
マザー牧場は「山の上ゲート」と「まきばゲート」の2つの出入り口が設けられています。2時間程度〜半日程度の滞在でしたらお土産ショップが近くにある「まきばゲート」を利用することがオススメですよ。
施設名 | マザー牧場 |
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所在地 | 千葉県富津市田倉940-3 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(有料) |
営業時間 | 【2月~11月】 土日祝 9:00~17:00 平日 9:30~16:30 【12月~1月】 土日祝 9:30~16:00 平日 10:00~16:00 |
定休日 | 12月・1月に不定休あり |
スポット2:燈籠坂大師の切通しトンネル(マザー牧場から車で約20分)
マザー牧場を後にしたら近年フォトスポットとして人気を集めている燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネルに立ち寄りましょう。
高さ約10mの切通しトンネルは燈籠坂大師堂へと続く参道になっています。諸説ありますが、明治から大正時代にかけて石を建築資材とするため岩肌から切り抜き、さらに昭和初期に人が通れるよう工事が行われたことで現在の形になったと言われています。
壁面には岩を削り出した際の荒々しい跡が残っており、当時の苦労を物語ります。写真撮影のコツはトンネル単体ではなく人物と一緒に撮影すること。人との対比によって、切り通しの圧倒的なスケール感がより一層際立ちます。
いつ訪れてもその圧倒的な風景を楽しめますが、特にオススメの時間帯は午後1時から2時頃にかけて。トンネル内に差し込む光が神々しい雰囲気を醸し出すのでよりフォトジエニックな写真を撮影できます。
ドライブデートの思い出を彩る素敵な写真をふたりで撮影してくださいね。
スポット名 | 燈籠坂大師(とうろうざかだいし)の切通しトンネル |
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所在地 | 千葉県富津市萩生8-2 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 常時開放 |
スポット3:金谷フェリー波留菜亭(燈籠坂大師の切通しトンネルから車で約10分)
燈籠坂大師の切通しトンネルで写真撮影をした後はランチへ向かいましょう。東京湾フェリーのりば内にある波留菜亭(はるなてい)は地元でも知る人ぞ知る隠れた名店です。
新鮮な魚料理が楽しめる波留菜亭の看板メニューは「アジフライ定食」。地元客を中心に熱い支持を集めています。
時期によっては「黄金アジ」と呼ばれる上質なブランドアジを使用したフライが味わえることも。その日おすすめの鮮魚について店員さんに尋ねてみると、思わぬ美味しい出会いがあるかもしれません。
店舗名 | 金谷フェリー波留菜亭(はるなてい) |
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所在地 | 千葉県富津市金谷4303 東京湾フェリーのりば内 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 平日 11:00~15:30(ラストオーダー15:00) 土日祝 10:30~16:00(ラストオーダー15:30) |
定休日 | 火・水曜 ※火・水曜日が祝日の場合は営業 |
スポット4:鋸山(金谷フェリー波留菜亭から車で約3分)
波留菜亭でお腹を満たしたら次なる目的地である鋸山(のこぎりやま)へ。鋸山ロープウェーの駐車場に車を停めて山頂まではロープウェイを使いましょう。
ロープウェイの山頂駅に到着したら日本寺へ向かいます。境内に入り10分ほど歩くと突き出た岩の先から崖下が見える「地獄のぞき」という絶景スポットが待っています。100m下の景色を見下ろす体験はスリル満点です。
鋸山は地獄のぞき以外にも隠れた絶景スポットがあります。その一つが、百尺観音広場から北口管理所を出てすぐの場所に現れる「石切場跡地」。昭和後期まで採石が行われていた約100メートルもの高さを誇る岩壁は、そのスケールの大きさから「ラピュタの壁」や「天空の石切場」とも呼ばれています。
さらに石切場跡を左手にすると、正面には東京湾を一望することができます。運が良ければ遠方に富士山の勇姿も望むことができ、まさに天空の展望台と呼ぶにふさわしい景色が広がります。
スポット名 | 鋸山(のこぎりやま) |
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所在地 | 千葉県富津市金谷4052-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(有料) |
営業時間 | 【登山道】特になし 【日本寺】9:00~16:00(最終入場 15:00) 【鋸山ロープウェー】9:00~17:00 |
定休日 | なし(ただし、日本寺及び鋸山ロープウェーは各施設による) |
スポット5:香豆珈琲(鋸山から車で約3分)
鋸山の絶景を楽しんだらティータイムはいかがでしょうか。鋸山の麓にある香豆(こうず)珈琲は今回のドライブデートの締めくくりにオススメの人気カフェです。
厳選した豆から淹れる本格コーヒーと充実した手作りスイーツの相性が抜群で、多くの人を虜にしている香豆珈琲。富津市金谷エリアの魅力に惚れ込んで移住してきたオーナーが自らの手でリノベーションを施した古民家カフェとなっていて、訪れる人々の心を癒しています。
店内に一歩足を踏み入れると古民家ならではの落ち着いた佇まいと、モダンなデザインの調和が目を引きます。時間をかけて丁寧に改装されたという空間からはオーナーの美意識と、この場所への深い愛着が感じられますよ。
テラス席からは鋸山の麓の風景を眺めることができ、ゆったりとしたカフェタイムを過ごすのに最適です。癒しの空間でくつろぎのひとときを過ごしながら、ドライブデートの余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 香豆(こうず)珈琲 |
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所在地 | 千葉県富津市金谷3867 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 9:00〜18:00(L.O.17:30) |
定休日 | 水~金 |
富津市観光協会からのメッセージ
波留菜亭のランチの後は東京湾フェリーのりばに隣接する「見波亭(みなみてい)」にもお立ち寄りください。こちらではお土産に最適の多種多様なバウムクーヘンが販売されています。
中でも富津市観光協会の渡邉さんイチオシは「のこぎり山バウムクーヘン」。鋸山の石切場にある岩壁を彷彿とさせるゴツゴツとした見た目はインパクト十分。地元千葉県産の素材にこだわり、職人が真心を込めて焼き上げたバウムクーヘンは噛むと甘みが口の中に広がりますよ。
鋸山がある金谷エリアは魅力的な飲食店が数多くあります。夏場のドライブデートでしたら「創作かき氷 好日堂」がオススメです。
富津市ドライブコースのまとめ
コース概要 |
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主な観光スポット | スポット1:マザー牧場
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スポット2:燈籠坂大師の切通しトンネル
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スポット3:金谷フェリー波留菜亭
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スポット4:鋸山
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スポット5:香豆珈琲
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富津市観光協会の問い合わせ先
名称 | 富津市観光協会 |
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住所 | 千葉県富津市下飯野2443(富津市役所 商工観光課内) |
問い合わせ | https://www.futtsu-kanko.info/contact/ |
公式ページ | https://www.futtsu-kanko.info/ |