
茨城県古河市でドライブデートを楽しみたい方へ。(一社)古河市観光協会の鈴木さんおすすめのドライブコースをご紹介します。
古河藩ゆかりの重要文化財が点在し、「関東の小京都」とも称される古河市は、歴史的建造物と四季折々の自然が見事に調和した、カップルの散策にぴったりの街です。都心から電車で約1時間というアクセスの良さも魅力で、特別な日のドライブデートにおすすめです。
今回ご案内するコースは、古河駅を起点に、かつての古河藩の栄華を今に伝える古河歴史博物館や春には約1800本もの桃の花が咲き誇る古河公方公園など、見どころ満載のスポットを巡ります。車での移動時間は各スポット間で3〜20分程度となっています。
江戸時代の歴史に触れ、四季折々の自然を感じつつ、地元食材を活かした料理やスイーツも楽しめる古河市で、素敵な思い出を作ってみませんか。
▼今回ご紹介する茨城県古河市ドライブコースの見どころ
この記事の目次
茨城県古河市ドライブコース
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出発点 古河駅| 約5分(1.5km)
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スポット1 古河歴史博物館| 約3分(500m)
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スポット2 レストランSUNROSE| 約3分(1.5km)
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スポット3 古河公方公園| 約0分(0km)
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スポット4 ジェラテリア| 約20分(10.6km)
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スポット5 道の駅 まくらがの里こが
ご紹介するのは、藩政時代の名家老・鷹見泉石の貴重な資料がある博物館、古民家を改装した趣あるレストラン、郷土菓子を使ったスイーツなど、古河市ならではの魅力を詰め込んだコースです。季節によって表情を変える公園では、春の桃の花、夏の古代蓮、秋の紅葉と、訪れる時期ごとに異なる景色が楽しめます。
最後は「骨ごとさんま」や「さしま茶」などの特産品選びで締めくくるこのコースは、半日で古河の魅力をぎゅっと体験できるデートにぴったりです。それでは、古河市の魅力あふれる各スポットを詳しくお伝えしていきます。
スポット1:古河歴史博物館(古河駅から車で約5分)
古河市内を巡るデートは、駅から車でわずか5分の場所に佇む古河歴史博物館からスタートします。
古河城の曲輪跡地に建てられたこの博物館では、古河藩の栄華を物語る貴重な展示品の数々が目を引きます。特に見応えがあるのは、藩政を支えた名家老で蘭学者の鷹見泉石(たかみ せんせき)に関する展示コーナー。綿密な筆致で描かれた肖像画をはじめ、泉石が残した国内外の地図、絵画、輸入陶器などが飾られています。
道路を挟んで博物館の向かいには、鷹見泉石記念館が静かに佇んでいます。泉石が晩年を過ごした邸宅を改修した記念館は、江戸時代の武家屋敷の姿が残る貴重な建造物。入館料無料で公開されており、格式高い建築様式や庭園の様子から、当時の生活様式を垣間見ることができます。
また、付近の一帯には歴史的建造物が点在し、石畳の小径を歩けば江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に。歴史ファンはもちろん、日本建築や伝統文化に興味をお持ちの方にとっても、見逃せないエリアとなっています。
施設名 | 古河歴史博物館 |
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所在地 | 茨城県古河市中央町3-10-56 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
休館日 | 月曜日、毎月第4金曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土・日を除く)、年末年始 |
スポット2:レストランSUNROSE(古河歴史博物館から車で約3分)
古河の街並み散策に心地よい疲れを感じたら、「レストランSUNROSE(サンローゼ)」でゆったりとしたランチタイムを。下駄問屋だった古民家を丁寧にリノベーションしたこのレストランは、歴史的な建物の趣を大切に残しつつ、現代的な快適さを兼ね備えた空間づくりで、メディアでも度々注目を集めています。
看板メニューは、茨城県が誇るブランド牛「常陸牛(ひたちぎゅう)」です。丁寧に焼き上げる常陸牛のサーロインステーキは、地元客からも高い評価を得ています。また、手ごねで作られるハンバーグも人気。ジューシーな味わいと、ハンバーグの上に乗った目玉焼きとの相性が抜群の逸品です。
古民家と調和するシックな調度品も店の魅力の一つ。アンティークな雰囲気が、食事の時間により深い趣を添えてくれます。
施設名 | レストランSUNROSE |
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所在地 | 茨城県古河市中央町3-2-5 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 11:00〜14:00(13:30 L.O.) 18:00〜23:00(22:00 L.O.) |
店休日 | 木曜日 |
スポット3:古河公方公園(レストランSUNROSEから車で約3分)
ドライブコースの次なる目的地は、花々が咲き誇る古河公方(こがくぼう)公園です。ここでは四季折々の魅力を感じながらの散策が楽しめます。
春の訪れを告げる3月には、約1800本もの桃の木が一斉に花開きます。園内一帯がピンク色に染まる光景は、多くの観光客を魅了しています。
7月には、2000年前に咲いていたという希少な古代蓮(大賀ハス)の花が園内の池を彩ります。この蓮は、千葉県での発掘調査で植物学者の故大賀一郎氏が発見した蓮の実を譲り受け育てたもの。生命の神秘と歴史のロマンを今に伝える存在です。
さらに、園内には江戸時代に建てられたとされる茅葺き屋根の古民家があり、中に入ることもできます。家の中には古い農機具なども展示されていて、当時の生活に思いを馳せることも可能です。
施設名 | 古河公方公園 |
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所在地 | 茨城県古河市鴻巣399-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
スポット4:ジェラテリア(古河公方公園内)
四季折々の花々などを楽しんだ後は、古河公方公園内にある「ジェラテリア」で心躍るスイーツタイムを。古河の味覚が詰まったメニューを味わってみてはいかがでしょうか。
看板メニューは古河の郷土菓子「御家寳(ごかぼう)」を使ったパフェです。御家寳は、きな粉の香ばしさともち米の甘みが特徴の棒状の和菓子。伝統の和菓子がのったパフェは、古河ならではの味わいとして根強い人気があります。
また、公園の象徴である桃を使用した花桃ソフトクリームも年間を通して提供されています。ほのかな桃の風味が心地よく、ピンク色の見た目もかわいらしい定番メニューです。
施設名 | ジェラテリア |
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所在地 | 茨城県古河市鴻巣399-1 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 平日10:30〜16:00 土日10:00〜16:00 |
店休日 | 月曜日 |
スポット5:道の駅 まくらがの里こが(古河公方公園から車で約20分)
古河の旅の締めくくりには、古河公方公園から車で約20分の距離にある「道の駅 まくらがの里こが」での特産品のお買い物をおすすめします。
人気があるのは、骨まで丸ごと食べられるように加工された「骨ごとさんま」です。醤油ベースの甘辛い味付けで、お酒のつまみにぴったり。そのほか、古くから親しまれているフナの甘露煮なども並んでいます。
また、地元銘茶「さしま茶」や地酒なども揃っていることに加え、地元食材を活かした軽食も提供されています。この場所でドライブの疲れを癒しながら、二人で旅を振り返ってみてはいかがでしょうか。
施設名 | 道の駅 まくらがの里こが |
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所在地 | 茨城県古河市大和田2623 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 9:00〜20:00 |
店休日 | 年中無休 |
(一社)古河市観光協会からのメッセージ
お土産としてお菓子をお求めの方には、古河駅から車で約3分の距離にある「はつせの和菓子」もおすすめです。店の看板商品「しら玉」は、白あんをホワイトチョコレートで包み込んだお菓子。白あんの上品な甘みとホワイトチョコレートのまろやかな風味が、絶妙なバランスで口の中に広がります。
この他古河の名産品などは、古河駅構内の「華のれん」にも多彩に取り揃えられていますので、お時間のある方はこちらに立ち寄ってみることもおすすめです。中でも「鮒の甘露煮」は、100年以上の歴史を持ち、現在でも老若男女に愛される古河市を代表する名産です。
茨城県古河市ドライブコースのまとめ
コース概要 |
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主な観光スポット | スポット1:古河歴史博物館
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スポット2:レストランSUNROSE
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スポット3:古河公方公園
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スポット4:ジェラテリア
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スポット5:道の駅 まくらがの里こが
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(一社)古河市観光協会の問い合わせ先
名称 | (一社)古河市観光協会 |
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住所 | 茨城県古河市長谷町38-18 |
問い合わせ | https://www.kogakanko.jp/contact |
公式ページ | https://www.kogakanko.jp/ |

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。