【水俣市ドライブデート】 海と花の絶景スポットを巡る大人の贅沢旅

ドライブデートにおすすめのエリアをお探しの方へ。今回は、美しい海と花々が織りなす絶景が楽しめる熊本県水俣市をご紹介します。みなまた観光物産協会の西川さんがおすすめする、約6時間かけてゆったり巡れるドライブコースです。

水俣市は熊本県最南部に位置しており、西は不知火海(しらぬいかい)に面して天草の島々を望み、海の幸と山の幸に恵まれた土地として知られています。

まずはサクラとコスモスの名所として知られる中尾山公園を散策したら、ランチは福田農場でパエリア作りに挑戦。ランチの後はバラの花々の芳醇な香りに満ちたガーデンを満喫して、締めくくりは道の駅でお買い物を楽しみましょう。

風光明媚な景観が楽しめる水俣市で特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

▼今回ご紹介する水俣市ドライブスポットの見どころ

水俣市ドライブスポットの見どころ

海の花の絶景スポットを巡る水俣市ドライブコース

  • 出発点 JR新水俣駅
    | 約25分(6.5km)
  • スポット1 中尾山公園
    | 約30分(9.1km)
  • スポット2 福田農場
    | 約20分(6.8km)
  • スポット3 エコパーク水俣バラ園
    | 徒歩で約1分(100m)
  • スポット4 道の駅みなまた(エコパーク水俣内)

JR新水俣駅を起点とする今回のルートでは、水俣の街や不知火海(しらぬいかい)が一望できる絶景や花々が織りなす情緒あふれる風景などを巡ります。

各スポット間の移動は車で20〜30分程度で、会話や景色を楽しみながらゆったりとドライブデートが楽しめますよ。

それでは、大人のカップルにおすすめする魅力溢れる各スポットを順番にご紹介していきましょう。

スポット1:中尾山公園(JR新水俣駅から車で約25分)

中尾山公園の様子

JR新水俣駅から車で約25分。木々が描く緑のトンネルをくぐり抜けると中尾山公園が姿を現します。中尾山公園は水俣市の近郊の高台に位置し、市民の憩いの場として親しまれています。

まずは園内に整備された遊歩道で、散策を楽しみましょう。遊歩道には水俣市街や不知火海(しらぬいかい)を一望することができる展望台や美しい花々など写真スポットが随所に点在し、日常を忘れさせてくれる特別なひとときが過ごせますよ。

中尾山公園では四季折々の景色が楽しめますが、特におすすめなのが春と秋。中尾山公園はサクラとコスモスの名所として広く知られており、公園一帯が淡いピンクに染まる様や、可憐なコスモスが風に揺れる姿はまさに絶景です。

春には桜祭りが、秋にはコスモス祭りも開催され、華やかなステージショーや地元飲食店による水俣グルメなどが楽しめますよ。

名称 中尾山公園
所在地 熊本県水俣市南福寺855-76
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)

スポット2:福田農場(中尾山公園から車で約30分)

福田農場の様子

中尾山公園から車で30分、次の目的地である福田農場は「水俣のスペイン村」と称され、まるで地中海沿岸の街を彷彿させる景観を持つ複合施設です。

近年、カップルたちの間で密かな人気を集めているのが高台に設置されたブランコ。ブランコに座ると正面に不知火湾の絶景が広がり、幻想的な一枚を収めることができるフォトスポットとしてSNS上で話題になっています。

ランチは福田農場内にあるバレンシア館でいただきましょう。みなまた観光物産協会の西川さんのおすすめは、カップルで一緒に作る本格バレンシア風パエリアです。パエリアをふたりで食べるひとときはもちろん、一緒に料理を作る時間も素敵な思い出になるでしょう。

バレンシア館はサイドメニューも充実し、パリッと香ばしいグリッシーニやアヒージョといった本場さながらのスペイン料理も豊富にラインナップ。

また、福田農場はみかん狩りやクラフトビール講座、花火大会に桜祭りなど、年間を通じて様々なイベントを開催しています。毎月29日は「福(29)の日イベント」として、通常200〜300円で販売されているパンが一律129円という特別価格で販売されるというから驚きです。

訪れる時期によって異なる表情を見せる福田農場は、何度でも足を運びたくなるスポットですよ。

施設名 福田農場
所在地 熊本県水俣市陳内2525
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
営業時間 9:00〜17:00
定休日 年中無休

スポット3:エコパーク水俣 バラ園(福田農場から車で約20分)

エコパーク水俣バラ園の様子

次なるスポットであるエコパーク水俣は、海を埋め立てて作られた58ヘクタールもの広大な敷地内に、道の駅、公園、スポーツ施設、竹林園など様々な施設を有する複合施設です。

エコパーク水俣にあるバラ園は是非訪れたいおすすめスポットで、850種類ものバラが育てられており、バラ愛好家の聖地的スポット。

春(4-5月)と秋(10-11月)に開催されるローズフェスタでは、色とりどりのバラたちが一斉に咲き誇り圧巻の光景が広がります。ローズフェスタの期間中は展示しているバラを購入することも可能で、全国各地からバラ愛好家たちが自分だけのお気に入りを探しに訪れるそうですよ。ローズフェスタの期間中はバラを使ったアーチやモニュメントも展示され、いつも以上に楽しめます。

個性豊かで鮮やかなバラの花に囲まれた特別な空間で、優雅なひとときをお楽しみくださいね。

施設名 エコパーク水俣 バラ園
所在地 熊本県水俣市汐見町1-231-12
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
定休日 年中無休

スポット4:道の駅みなまた(エコパーク水俣内)

道の駅みなまたの外観

今回のドライブデート最後の目的地である道の駅みなまたは、エコパーク水俣内にあります。

道の駅みなまたに到着したら、施設内にあるカフェで至福のティータイムを楽しみましょう。熊本県は国産紅茶発祥の地と言われており、その「和紅茶」の約7割がこの地域で生産されています。また、九州和紅茶サミットも水俣市で毎年行われています。みなまた名物の和紅茶を楽しみながら優雅なひとときを存分に味わってくださいね。

道の駅みなまたはお土産品も充実しています。なかでも水俣を代表する逸品が「サラダ玉ねぎ」で、生で食べてもエグ味が少なく、驚くほどの甘みと爽やかな風味が特徴なのだとか。その他にも和紅茶チーズケーキやバウムクーヘン、バラの芳醇な香りが楽しめるローズソフトクリームなどスイーツも充実しています。

みなまた観光物産協会の西川さんおすすめのお土産は玉ねぎスープのもと。手軽な価格で本格レストランのような味わいが楽しめるだけでなく、付属のレシピを参考に、様々なアレンジメニューに挑戦できる優れものです。

こちらも道の駅みなまたに訪れた際にはチェックしてみてくださいね。

施設名 道の駅みなまた
所在地 熊本県水俣市月浦54-162(エコパーク水俣内)
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
営業時間 9:00〜17:00
※施設内で営業時間が異なる場合があります
定休日 年中無休

みなまた観光物産協会からのメッセージ

みなまたは亀にまつわる伝説が多く残る地域です。福田農園からエコパーク水俣に向かう道中にある滝下昭和堂菓舗は、そんな亀伝説をモチーフにした和菓子が人気です。その他にも栗饅頭やコーヒーロールも人気があるので、お時間があればこちらもお立ち寄りください。

エコパーク水俣内の湾岸部にある恋路島(こいじしま)を臨む親水公園は「恋人の聖地」として人気があり、こちらも併せて訪れたいカップルにおすすめのスポットです。

公園内にはハート型のモニュメントが設置されており、夕暮れ時はそのモニュメント越しに見える茜色に染まる空と海が織りなすグラデーションが絶景です。不知火海(しらぬいかい)の向島に沈む夕日を眺めながら、ふたりだけの特別なひとときをお過ごしくださいね。

水俣市ドライブコースのまとめ

おすすめの回り方
  • 全行程:約6-7時間
  • 起点:JR新水俣駅(新幹線停車駅)
  • スポット間の移動時間:20-30分程度
  • ドライブ中はゆったりとした会話が楽しめる余裕のある設定
ベストシーズン 春季(3-5月)
  • 中尾山公園の桜・梅の開花
  • エコパーク水俣バラ園の春バラが開花
  • 中尾山公園で桜祭り開催
秋季(10-11月)
  • 中尾山公園の紅葉とコスモス
  • エコパーク水俣バラ園の秋バラが開花
  • 中尾山公園でコスモス祭り開催
主要スポット 中尾山公園
  • 季節の花々と展望台からの眺望
  • インスタ映えするフォトスポット
  • 遊歩道で45分程度の散策
福田農場
  • スペイン風の異国情緒ある建築
  • 海を一望できる高台のブランコ
  • カップルでパエリア作り
  • シーズン通じて豊富なイベントを開催
エコパーク水俣バラ園
  • 開花時期には850種のバラが咲き誇る
  • お気に入りのバラがあれば購入可能
道の駅みなまた
  • 和紅茶専門店での上質なティータイム
  • 人気の特産品「サラダ玉ねぎ」
カップル向け体験
  • 福田農場でのパエリア作り体験
  • エコパーク水俣で夕陽観賞
  • 福田農場のブランコで記念撮影
  • 道の駅みなまたで上質なスイーツ&ティータイム

みなまた観光物産協会の問い合わせ先

名称 みなまた観光物産協会
住所 熊本県水俣市初野305-1(新水俣駅構内)
問い合わせ https://minamata-kbk.or.jp/contact/
公式ページ https://minamata-kbk.or.jp/
編集部:竹内 彩
●編集部 竹内彩

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。