大阪近郊でドライブデートにぴったりのコースをお探しの方へ。今回は、自然と文化が見事に調和する大阪府箕面市の魅力的なドライブコースをご紹介します。箕面市観光協会の事務局にご紹介いただいた、約半日で巡れる厳選スポットです。
このコースの魅力は、歴史ある寺社と新緑や紅葉の絶景、洗練されたグルメスポットを効率よく巡れること。658年創建の聖天宮西江寺から始まり、歴史的建造物をリノベーションした上質なレストラン、日本の滝百選に選ばれた箕面大滝、そして人気のパワースポット勝尾寺まで、見どころが満載です。
各スポット間の移動時間は1〜20分程度と、ゆとりを持って観光を楽しめます。大阪の奥座敷として知られる箕面市で、特別な一日を過ごしてみませんか。
▼今回ご紹介する箕面市ドライブスポットの見どころ
この記事の目次
大阪府箕面市ドライブコース
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出発点 箕面駅| 約2分(400m)
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スポット1 聖天宮西江寺| 約1分(50m)
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スポット2 フラン・エレガン YUZUYA橋本亭| 約10分(4.8km)
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スポット3 箕面大滝| 約10分(3.0km)
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スポット4 勝尾寺| 約20分(8.2km)
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スポット5 花こまち
箕面市内を巡るこのドライブコースは、良縁祈願や勝運祈願といったご利益はもちろん、「天下の名瀑」と呼ばれる箕面大滝の絶景、歴史的建造物で味わう本格フレンチなど、様々な魅力が詰まっています。
さらに、木漏れ日の差し込む参道や、四季折々の花々が咲き誇る境内、そして豊かな自然に囲まれた遊歩道など、お二人でゆっくりと散策を楽しめるスポットばかり。それでは、そんな魅力的なスポットを順番にご紹介していきましょう。
スポット1:聖天宮西江寺(箕面駅から車で約2分)
箕面駅を出発して最初に訪れるのは、658年に創建された歴史あるお寺、聖天宮西江寺(しょうてんぐうさいこうじ)です。
西江寺にはインド神話に登場する神の大聖歓喜天(だいしょうかんぎてん)と十一面観音菩薩が祀られており、日本初の大聖歓喜天を祀る信仰の拠点として知られています。地元では「みのおの聖天さん」として親しまれ、日本で最も古い修行地のひとつでもあります。境内には「対談石」という西江寺を開山した役行者(えんのぎょうじゃ)と大聖歓喜天の化身である老翁が対談したとされる石が残されていますよ。
大聖歓喜天は日本国内において金銀融通・縁結びの神とされています。訪れたら、ぜひ祈願の参拝もしてみましょう。
参拝の際には、西江寺名物の「懸想文(けそうぶみ)」の購入もおすすめです。この懸想文は良縁が得られるとされる縁起物で、かつては恋人同士のラブレターとして使われていました。時代とともにその意味合いは広がり、今では恋愛成就はもちろん、様々な願い事を込めることができる縁起物として多くの人々に愛されています。
秋の紅葉が美しいことで知られていますが、実は春もおすすめの季節です。境内のさまざまな種類のモミジは新緑の風情が楽しめるほか、ツバキやサザンカなどの花木が植えられており、春になると美しい花々が静かな参道を彩ります。境内の散策も併せてお楽しみくださいね。
住宅地のお寺ですのでマナーを守ってご参拝ください。
施設名 | 聖天宮西江寺(しょうてんぐうさいこうじ) |
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所在地 | 大阪府箕面市箕面2-5-27 |
駐車場情報 | 専用駐車場なし |
スポット2:フラン・エレガン YUZUYA橋本亭(聖天宮西江寺から車で約1分)

西江寺を後にしたら、次は大阪府指定の歴史的建造物をリノベーションした「フラン・エレガン YUZUYA橋本亭」でランチをいただきましょう。
料理の魅力は厳選された素材にあります。青森県の十和田湖周辺で育てられた日本短角牛、兵庫県多可町の「播州百日どり」というブランド鶏、そして奥能登地方の伝統製法による特製塩など、シェフ自身が各地の生産者と直接交流しながら仕入れた質の高い食材を使用しています。
発酵や熟成の技術を織り交ぜた健康的で美味しい料理が楽しめます。ランチは品数に応じた3種類のコース料理から選択可能で、どれも絶品です。
フラン・エレガン YUZUYA橋本亭の魅力は、料理だけではありません。趣ある外観は長い歴史を今に伝えながらも、モダンな魅力を放っています。窓からは緑豊かな景色が広がり、歴史ある建物の中で過ごす上質な時間にさらなる彩りを添えてくれます。
店名 | フラン・エレガン YUZUYA橋本亭 |
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所在地 | 大阪府箕面市箕面2-5-37 |
駐車場情報 | 専用駐車場なし |
営業時間 | ランチ12:00~/ディナー18:00~ 11月、12月ランチのみの営業 ※クローズ15:00 |
定休日 | 月曜・火曜 ※定休日が祝日の場合は翌営業日がお休み |
スポット3:箕面大滝(フラン・エレガン YUZUYA橋本亭から車で約10分)
フラン・エレガン YUZUYA橋本亭で優雅なひとときを過ごした後は、箕面を代表する絶景スポット・箕面大滝へ向かいましょう。箕面大滝は「日本の滝百選」にも選ばれており「天下の名瀑」として広く知られています。落差33メートルの滝の姿は農具の「箕」に似ており、それが箕面(みのお)という地名の由来になったとも言われています。
滝の周辺には自然が広がり、四季折々の景観や雰囲気が楽しめます。春は新緑のモミジが映え、夏はクールスポットとして爽やかな清涼感に包まれます。秋は燃え立つような真っ赤な紅葉が滝をより美しく引き立てています。
箕面大滝の息をのむような絶景は、季節を問わず訪れる人々の心を魅了し続けています。落ち着いた雰囲気の中で、自然の造形美をゆっくりと堪能してみてください。
箕面大滝には、最寄りの大滝上駐車場から15分ほど遊歩道を歩くとたどり着きます。遊歩道は整備されていますが、森林内を歩くため歩きやすいスニーカーがおすすめですよ。
施設名 | 箕面大滝 |
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所在地 | 大阪府箕面市箕面公園 |
駐車場情報 | 大滝上駐車場(有料)の利用推奨 |
スポット4:勝尾寺(箕面大滝から車で約10分)
境内で最も目を惹くのは、奉納棚に並ぶ大小様々なダルマです。これらは、スポーツや学業、商売などで願いが叶った参拝者が感謝の印として目を入れて奉納したもので、伝統的な習わしとなっています。
勝尾寺の名前には興味深い由来があります。平安時代、第6代座主が清和天皇の病を祈願で治したことから、天皇は「王に勝った寺」の意で「勝王寺」の寺号を授けました。しかし寺側は「王に勝つ」は畏れ多いとして「尾」に字を変え、現在の「勝尾寺」になったという逸話が残されています。
さらに、勝尾寺は約8万坪の広大な敷地を有し、境内にはサクラ、シャクナゲ、アジサイなど四季折々の花が咲き乱れることでも有名です。特に秋の紅葉は絶景と評判でそのシーズンになると連日多くの観光客で賑わいます。
施設名 | 勝尾寺(かつおうじ) |
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所在地 | 大阪府箕面市勝尾寺 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(有料・繁忙時は予約制導入予定) |
スポット5:花こまち(勝尾寺から車で約20分)
ドライブデートの締めくくりには、箕面駅近くのカフェ「花こまち」がぴったりです。木の温もりと暖色系の照明が織りなす柔らかな光に包まれた店内は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
ここでは、美味しいコーヒーや紅茶と一緒に手作りスイーツをいただきながら癒しのひとときを過ごしましょう。一日の観光で少し小腹が空いたなら、人気メニューの「焼きカレー」もぜひ試してみてください。出汁とスパイスがマッチした味わいは絶品で、地元のファンも多い人気メニューです。
ドライブの疲れを癒しつつ、今日巡ったスポットでの思い出を振り返りながら、ゆっくりと流れる特別な時間をお楽しみください。
施設名 | 花こまち |
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所在地 | 大阪府箕面市箕面1-4-6 |
駐車場情報 | 専用駐車場なし |
営業時間 | 11:00〜18:00 |
定休日 | 木曜 |
大阪府箕面市ドライブコースのまとめ
コース概要 |
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主な観光スポット | スポット1:聖天宮西江寺
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スポット2:フラン・エレガン YUZUYA橋本亭
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スポット3:箕面大滝
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スポット4:勝尾寺
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スポット5:花こまち
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箕面市観光協会の問い合わせ先
名称 | 箕面 交通・観光案内所 |
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住所 | 大阪府箕面市箕面1-1-1 |
問い合わせ | https://minohkankou.net/contact/ |
公式ページ | https://minohkankou.net/ |

新聞記者としてスポーツ取材を中心に四半世紀のキャリアを持つ。現在は多様なジャンルの取材を手がける傍ら、大学院に籍を置きスポーツメディアや社会とスポーツの関係を研究する日々を送る。