
沖縄県名護市で特別なドライブデートを楽しみたい方へ。名護市観光協会の山城さんおすすめのドライブコースをご紹介します。青い海と緑豊かな自然、そして豊かな食文化が調和する名護市は、二人の時間を彩る絶好のロケーションです。
今回ご紹介するコースは、道の駅「許田」やんばる物産センターを起点に、琥珀色の美しい泡盛が造られるヘリオス酒造、海中の美しい世界を覗けるブセナ海中公園、本格的な沖縄郷土料理が楽しめる名護曲(なぐまがい)レストラン、そして心を癒す轟の滝、美しい夕日が見られる21世紀の森ビーチまで。約5時間かけてゆっくりと巡れる、見どころ満載の周遊ルートです。各スポット間は車で約5〜15分程度と、移動時間も無理なく設定されています。
沖縄本島北部ならではの景勝地や伝統文化、地元グルメなど、五感で楽しめる魅力が凝縮された名護市で、二人だけの特別な思い出を作ってみませんか。
▼今回ご紹介する沖縄県名護市ドライブコースの見どころ
この記事の目次
沖縄県名護市ドライブコース
- 道の駅「許田」やんばる物産センター
↓約5分(2.2 km)
- スポット1:ヘリオス酒造株式会社
↓約10分(4.3 km)
- スポット2:ブセナ海中公園
↓約15分(9.0 km)
- スポット3:名護曲(なぐまがい)レストラン
↓約5分(1.6 km)
- スポット4:轟の滝
↓約15分(5.6 km)
- スポット5:21世紀の森ビーチ
透明度の高い海と鮮やかな亜熱帯の緑に囲まれた名護市は、訪れる人の心を解放してくれる特別な場所です。伝統的な泡盛造りの技術から琉球料理の真髄、自然が創り出した絶景まで、名護市にはほかでは味わえない体験が待っています。
このドライブコースでは、沖縄でもユニークな海中に建設された展望台からの海洋観察、地元の人々に愛される本格的な沖縄料理と、名護市の魅力をギュッと詰め込んでいます。比較的観光客が少ない穴場スポットも含まれており、ゆっくりと二人の時間を過ごすことができるでしょう。
それでは、名護市の魅力あふれる各スポットを詳しくご紹介していきましょう。
スポット1:ヘリオス酒造株式会社(道の駅「許田」やんばる物産センターから車で約5分)
道の駅「許田」やんばる物産センターから車で5分の場所に、独自製法の泡盛で知られる「ヘリオス酒造」があります。この酒蔵は、古酒蔵ショップやギャラリーを備えるほか、酒蔵見学もできます。
ショップでは、他では見られない独特の泡盛を購入することができます。一般的な泡盛が透明な色をしているのに対し、ヘリオス酒造の泡盛は、まるでブランデーのような深い琥珀色のお酒も。その神秘的な色合いの秘密は、酒蔵見学で詳しく知ることができます。
要予約の酒蔵見学では、会社の歴史から始まり、発酵から蒸留までの工程を丁寧に解説。熟成中の泡盛が眠る貯蔵庫も見られます。ここでゆっくりと時を重ね、泡盛は深い味わいと色合いを得ていくことに思いを馳せれば、お土産として買っていく泡盛の味わいもより奥深く感じられるかもしれません。
また、ヘリオス酒造は沖縄でビール醸造に先駆けて取り組んだ酒蔵でもあります。泡盛と一緒に、オリジナルビールをお土産として持ち帰ってはいかがでしょうか。
施設名 | ヘリオス酒造株式会社 |
---|---|
所在地 | 沖縄県名護市字許田405 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 【古酒蔵ショップ/ギャラリー】10:00〜17:00 【酒蔵見学】11:00〜、15:00~(1日2回) |
定休日 | 【古酒蔵ショップ/ギャラリー】年末年始・臨時休業日を除き開催・営業 【酒蔵見学】水曜日 |
スポット2:ブセナ海中公園(ヘリオス酒造株式会社から車で約10分)
ヘリオス酒造から国道58号を青い海を眺めながら10分ほど走った先に現れるのが、ブセナ海中公園です。この施設では、南国の海を冒険するような2種類の“海中散策”が楽しめます。
1つ目は海中展望台での観察。海中に建設された展望台からは、愛らしいクマノミをはじめ色とりどりの熱帯魚たちが織りなす海中のパレードを、まるで水族館のように間近で見ることができます。
2つ目は、底一面がガラス張りになったクジラ型グラスボートへの乗船。1時間に3回運行される1回約20分の船旅では、透明な船底を通して、熱帯魚や生きたサンゴとの出会いもあります。ポイントで停船して魚たちへの餌やりも可能です。
この海域は自然保護区に指定されるほどの貴重な海中環境を有しており、現在では海中展望台のような施設を建設することは困難。だからこそ、ブセナ海中公園は唯一無二のスポットになっているのです。
施設名 | ブセナ海中公園 |
---|---|
所在地 | 沖縄県名護市喜瀬1744-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 【4月~10月】9:00〜18:00(最終入場17:30) 【11月~3月】9:00〜17:30(最終入場17:00) |
定休日 | 年中無休 |
スポット3:名護曲レストラン(ブセナ海中公園から車で約15分)
ブセナ海中公園での海中散歩を楽しんだ後は、車で15分ほど走った先にある「名護曲(なぐまがい)レストラン」へ。地元の人々に愛され続ける、本格的な沖縄郷土料理の名店です。手頃な価格設定ながら、その味わいは本物。沖縄の食文化を存分に堪能できます。
メニューを開くと、まず目に飛び込んでくるのが豊富な沖縄そばの数々。定番のソーキそばから豚モツをのせた中味そばまで、バリエーション豊かなラインナップは目移りしてしまうほど。ゴーヤーチャンプルーや島豆腐チャンプルーも絶品です。
さらに、アヒル汁をはじめ、ヤギ料理やウミヘビ料理など本島でも珍しいメニューも提供。沖縄本島でも簡単には出会えないメニューに、ぜひ挑戦したいところです。
一方で、郷土料理が苦手な方のために一般的な定食メニューも充実。誰もが自分好みの料理を見つけられるところも、この店の魅力の一つです。
施設名 | 名護曲レストラン |
---|---|
所在地 | 沖縄県名護市世冨慶574 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 【月~水・金曜日】11:00~19:30(L.O.19:00) 【土・日曜日】11:00~20:00(L.O.19:30) |
定休日 | 木曜日 |
スポット4:轟の滝(名護曲レストランから車で約5分)
名護曲レストランでの食事を楽しんだ後は、沖縄県指定文化財に選ばれた名護市の景勝地、轟の滝へと向かいます。レストランからは車で5分、専用駐車場が滝つぼのほど近くにあるのでアクセスも抜群。200円の入場料で、訪れる人の心を深く癒してくれる絶景に出会えます。
30m近い高さから透明度の高い水が岩肌を伝って流れ落ちる姿は圧巻です。その音色に耳を傾けているだけで、心が洗われていくような感覚を覚えます。滝の周辺には静かに佇むあずまやが用意され、腰を据えながら安らぎの時間が過ごせます。
特に見どころとなるのが、雨上がりの轟の滝です。増水した滝は、その名のとおり轟々と水しぶきを上げ、自然の力強さを体感させてくれます。
施設名 | 轟の滝 |
---|---|
所在地 | 沖縄県名護市数久田594 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
見学可能時間 | 9:00〜18:00 |
休業日 | 年中無休 |
スポット5:21世紀の森ビーチ(轟の滝から車で約15分)
名護市を巡る旅の締めくくりは、轟の滝から車で約15分の場所にある「21世紀の森ビーチ」です。21世紀の森公園内に位置するこのビーチは、穏やかな波と静かな佇まいが特徴で、観光客が比較的少ない穴場スポットとして地元の人々に愛されています。
ビーチの最大の魅力は、水平線に沈む息を呑むほど美しい夕陽です。遊歩道をゆっくりと散策しながら、水平線に沈んでいく太陽を眺める時間は、旅の思い出として深く心に刻まれます。また、海を眺めながらのバーベキューも楽しめ、波の音をBGMに贅沢なアウトドアダイニングを満喫できます。
公園内には、Enagicスタジアム名護(旧タピックスタジアム名護)をはじめとする充実したスポーツ施設も点在。プロ野球のキャンプシーズンには北海道日本ハムファイターズがキャンプを張るなど、タイミングが合えば野球選手の練習風景を眺めにいくこともできます。
施設名 | 21世紀の森ビーチ |
---|---|
所在地 | 沖縄県名護市宮里2-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
駐車場開放時間 | 8:30〜22:00 |
定休日 | 年中無休(遊泳可能期間あり) |
名護市観光協会からのメッセージ
ドライブコースのスタート地点となっている道の駅「許田」やんばる物産センターには、やんばる地域(沖縄本島北部と周辺の島々)12市町村の特産品が一堂に会し、沖縄北部の豊かな食文化や伝統が凝縮されています。地元の新鮮な農産物や特産品が並ぶ店内で、特に人気があるのが「チョコ餅」です。賞味期限が短く、やんばる物産センターでしか手に入らないため、特別な旅の記念としてうってつけです。
また、今回ご紹介したドライブコースは名護市の魅力の一部です。ほかにも、大浦湾や羽地内海(はねじないかい)でのカヌー体験、名護岳(なごだけ)や嘉津宇岳(かつうだけ)での初心者でも楽しめるトレッキングなど、名護にはさまざまなアクティビティがあります。お越しになった際は、ぜひ存分にお楽しみください。
沖縄県名護市ドライブコースのまとめ
コース概要 |
|
---|---|
主な観光スポット | スポット1:ヘリオス酒造株式会社
|
スポット2:ブセナ海中公園
|
|
スポット3:名護曲(なぐまがい)レストラン
|
|
スポット4:轟の滝
|
|
スポット5:21世紀の森ビーチ
|
名護市観光協会の問い合わせ先
名称 | 名護市観光協会 |
---|---|
住所 | 沖縄県名護市大中1-19-24 名護市産業支援センター1F |
問い合わせ | https://nagomun.or.jp/inquiry/ |
公式ページ | https://nagomun.or.jp/ |

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。