識学(しきがく)を解説|マネジメント理論の特徴・評判・導入の流れ

識学(しきがく)は、株式会社識学が提唱する「人の認識のズレ」を減らし、組織のパフォーマンスを安定させるためのマネジメント理論です。意識構造(人それぞれの思考の癖)に着目し、誤解や錯覚が生まれやすいポイントを仕組みで整える考え方が特徴です。

識学では、組織内の責任範囲や評価基準を明確にする考え方を重視します。導入を検討する際は、理論の特徴だけでなく、自社の課題に合う支援内容と費用を確認することが大切です。

この記事では、識学の特徴、掲載されている口コミ、無料相談から導入・実践までの流れ、料金の確認方法を整理します。

この記事で分かること

  • 識学とは何か/認識のズレを減らす考え方
  • 組織課題への活用領域と、導入前に確認したい点
  • 記事に掲載されている口コミ・感想
  • 無料相談から導入・実践までの流れと、料金の確認方法

編集部:田代 慎亮
●編集部 田代 慎亮

取材件数約200件、MIXIや白鶴酒造などを担当し、18年以上のWebマーケティング歴を持つ。Google認定資格やITパスポートを活かし、多数のメディアで専門性を発揮しながら多角的なコンテンツ制作に従事している。

識学とは?認識のズレを減らすマネジメント理論

誤解や錯覚が起こる状態から識学によって改善されるイメージ図

識学は「意識構造学」という学問から生まれた造語です。「意識構造学」では、人によって経験・知識が異なることで、個々に特有の「思考の癖」を持つと考えられています。この「思考の癖」により同じ事象に対しても人によって認識に差が生じ、誤解や錯覚の要因となります。識学は、この「思考の癖」に着目し、これを発生させないためのマネジメント理論として体系化されたものです。

ビジネス上で誤解や錯覚が発生すると、余計なコミュニケーションや工数が必要となり、コア業務に割ける工数が減ってしまう等のマイナス影響が生じます。「誤解や錯覚を極力排除して、組織におけるパフォーマンスを最大化しよう」というのが識学の基本的な考え方です。

社員に寄り添う必要はない?部下は納得させなくてもいい?

識学を学ぶ方の多くは、経営者や上級管理職です。一般的な経営者向けの研修内容とは異なる部分もあり、最初は面食らう人もいるかもしれません。

例えば、識学の中では「部下を納得させる必要はない」「社員のモチベーションを故意に上げる必要はない」ということが言われてます。

従来のマネジメント理論で一般的に説かれている「個々の社員に寄り添い、組織内コミュニケーションを重視するスタイル」からは、大きくかけ離れた考え方です。

なぜ、部下を納得させる必要がないのでしょうか。識学では「責任の所在は、責任者一人であるべきだから」としています。組織として責任を取るのは経営者・管理職であるという考えのもと、個々の社員の判断に基づいた行動によって問題が生じ責任の所在が曖昧になってしまうことを防ぐためです。

社員のモチベーションを故意に上げる必要はないという考えにも、合理的な理由があります。モチベーションは、納得する結果を出せる環境・フェアな評価の結果として上がった場合にこそ維持されるもの。外的要因によって上がったモチベーションは一過性に過ぎず、時間経過に伴って下がってしまうことが常であるためです。

ここまで聞くと、納得できる部分も多いのではないでしょうか。

識学はどんな組織課題に使われる?

ビジネスシーンのイメージ画像
株式会社識学は、経営者・管理職向けのマネジメント支援に加え、評価制度の構築や採用活動など、組織運営に関わる支援を案内しています。

対象となる課題や導入するメニューは組織の状況によって異なります。自社に合うかを判断する際は、支援内容、社内で担う作業、費用を確認しましょう。

詳細:(公式)株式会社識学「事業一覧」

学ぶだけじゃない!識学が組織に浸透するまでのサポートもワンセットで

当然ですが、識学を学ぶだけで組織を変えられるわけではありません。識学は、浸透して初めて機能をなします。

株式会社識学では、識学の組織への導入支援はもちろん、導入後も組織に良い変化が出ているかの効果測定を行います。「学ぶ」「組織で実践」「結果」「修正」を繰り返すことで、組織への浸透を図っていくのです。

第三者からの視点をもって組織を調査・モニタリングを行うことで、マネジメントの変化が適切に行われているかをチェックできる仕組みです。導入して終わりではなく、効果が出るまでをサポートしてもらえるというのは、とても心強いサービスですよね。

導入企業数と関連書籍

株式会社識学・安藤広大社長の近影▲ビジネス界で注目される株式会社識学の代表取締役社長・安藤広大氏

株式会社識学の公式サイトでは、導入企業数を2026年1月時点で5,000社超と掲載しています。

詳細:(公式)株式会社識学「識学とは」

識学の提唱者である安藤広大氏は、ダイヤモンド社から「リーダーの仮面」「数値化の鬼」「とにかく仕組み化」といった、ビジネス分野でのベストセラー本も出版されています。

これらも「識学」を根底としたマネジメント理論に基づかれて執筆されたものです。識学に興味がある方は、その第一歩として安藤氏の著書を読んでみるのも良いでしょう。

識学導入を検討する流れ|無料相談から実践まで

導入を検討する際の入口として、株式会社識学は1時間程度の無料相談を案内しています。訪問またはWeb会議で、組織の課題を整理しながらマスタートレーニングの一部を体験できます。原則1名で、経営者が同席する場合などは複数参加も可能です。申し込み後は担当者と日程・実施形式を調整します。

相談の次に確認したいのは、自社の課題に対してどの支援が必要かです。同社は経営者や管理職向けのトレーニング、ルール・評価制度の整備などを案内しています。提供内容は組織の状況に合わせて選ぶため、実施範囲と費用を見積もりで確認しましょう。

導入後は、学んだ内容を組織運営に取り入れ、必要な支援を受けながら運用を調整します。支援期間や社内で担う作業は選ぶサービスによって変わるため、契約前に確認してください。

詳細:(公式)株式会社識学「識学無料相談」公式)識学「サービス体系」

「識学」導入の口コミ・感想

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「識学」のコンサルティングサービスを利用した皆さんがWeb上に残した口コミ・感想もチェックしてみました。リアルな声は、きっと参考になると思います。

従業員50名程度のサービス関連企業

評価者の感情や感覚を抜きにした、数値ベースの人事評価が可能になりました。また、必要な時に適材適所の人員配置もできるようになり、組織として生産性が向上しています。経営者と従業員の意識のズレがなくなって、トップダウン型の企業と相性がいいです。

従業員300名程度のIT関連企業

各人の仕事のプロセスが見えにくいリモートワーク主体の企業には、特におすすめできると思います。社員の強み・適性を考慮した人事評価制度を構築できました。結果として、モチベーションの維持や、離職率の低下につながっています。

従業員2名のコンサルティング企業

従業員の育成よりも経営者の育成を主眼に置くマネジメント理論で、中小企業の経営者や個人事業主に向きます。従業員の主体性が乏しくなる傾向がある点は、工夫が必要かもしれません。

「識学」の基本サービス利用料金

「識学」の基本サービス料金表

「識学」の基本サービス利用料金は、公式FAQでは月額30万円の固定額をベースに、組織の状況に合わせて必要なトレーニングメニューを別途提案すると説明されています。くわしくは、識学社に見積りを依頼すると良いでしょう。

詳細:(公式)株式会社識学「識学基本サービス利用料金」

まずは、先ほどご紹介した「識学無料相談」を利用してみると良さそうですね。

詳細:(公式)株式会社識学「識学無料相談」

「識学」の基本情報

株式会社識学・安藤社長の著書3冊▲ダイヤモンド社から出版されている安藤社長の著書は、いずれもビジネス分野書籍のベストセラー。

サービス提供会社 株式会社識学
所在地 〒141-0032
東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階
代表者 代表取締役社長:安藤 広大
設立 2015年3月
※2019年2月に東証マザーズ(現・東証グロース)市場に上場
問い合わせ先 ・電話:03-6821-7560
 (平日8:30〜17:30まで受付)
・Web:公式サイト「お問い合わせ」ページ
公式サイト https://corp.shikigaku.jp/

※最新の情報は、公式サイト等で都度ご確認をお願いします。