【島原市ドライブデート】着物で城下町散策＆絶景温泉まで！カップル向けスポット5選

ドライブデートにおすすめのエリアをお探しの方へ。今回は、歴史と自然が織りなす特別な景観を楽しめる長崎県島原市をご紹介します。

城下町の風情漂う街並みから、四季折々の花々が咲き誇る公園、さらには雄大な有明海を一望できる絶景カフェまで。約45分で周遊できるこのコースですが、デートにぴったりの見どころがギュッと凝縮されているので、朝10時頃からスタートして5時間ほどかけてゆっくり回るのがおすすめです。各スポット間は車で約5〜20分程度と、移動時間も無理のない設定。カップルでゆったりと観光を楽しめます。

歴史的建造物や自然の絶景、グルメ、温泉と、様々な魅力が詰まった島原市で、お二人だけの特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。本記事では、島原観光ビューローの下田さんおすすめのドライブコースをご紹介いたします。

▼今回ご紹介する島原市ドライブスポットの見どころ

有明海を望む5時間の贅沢ドライブコース

島原駅を起点に、築城400年の歴史を誇る島原城、約1,000万本もの菜の花が咲き誇る火張山花公園、有明海の絶景を望む山の上のカフェ、そして雲仙普賢岳の自然の力強さを伝えるがまだすドーム、最後は温泉でくつろげるHOTELシーサイド島原まで。歴史・自然・グルメ・癒やしが凝縮された、贅沢な時間を過ごせるドライブコースとなっています。

ドライブコースの途中で通る約8キロに渡る島原まゆやまロードでは、火山活動の痕跡を間近に感じられる貴重な景観も。島原ならではの特別な体験が、お二人の思い出をより印象深いものにしてくれることでしょう。

それでは、このドライブコースの各スポットの魅力を詳しくご紹介していきましょう。

スポット1：島原城（島原駅から車で約2分）

築城400年の歴史を誇る島原城は、島原駅から車でわずか1～2分という好アクセスの立地にあります。100台収容可能な駐車場を完備し、終日500円で利用できる手軽さも魅力です。

歴史的建造物としての見どころは、他の城では見られない珍しい「石井積み」と呼ばれる独特の石垣工法です。白壁と相まって美しい外観を形作り、写真映えするスポットとして人気を集めています。

城内では、各階ごとに趣向を凝らした展示を楽しむことができます。キリシタンの歴史を紹介する資料館をはじめ、甲冑や刀剣の展示など、島原の歴史を学べる充実の内容。5階の展望所からは、有明海と島原の街並みを360度のパノラマで一望できます。階段での上り下りは少し体力を使いますが、50代の方でも十分に楽しめる程度です。

カップルに特におすすめなのが、「ハイカラさん」と呼ばれる着物レンタルです。女性向けには花柄や和柄など約20種類、男性向けにはSMLサイズの着物を用意。着物姿で城内や近くの武家屋敷まで散策でき、城下町の雰囲気を存分に味わえます。

また、島原のお殿様に扮した武将隊が常駐しており、案内や写真撮影に応じてくれるほか、時間帯に合わせて歌や踊りを披露する演舞も実施。お城をバックに武将隊との記念撮影ができるのも、思い出作りには最適です。

お土産には、城内の梅園で収穫された梅を使用した「梅ドロップス」や「梅グミ」がおすすめ。ハート型のかわいらしい見た目と本格的な味わいで、カップルの間で人気を集めています。

スポット2：しまばら火張山花公園（島原城から車で約10分）

10ヘクタールという広大な敷地を誇るしまばら火張山花公園は、四季折々の花々が咲き誇る絶景スポットです。春には約3ヘクタールもの敷地に菜の花が一面に広がり、周囲に咲く桜との共演が、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

見どころは何と言っても、約1,000万本もの菜の花と桜のコラボレーション。春の菜の花が終わる頃には、隣接する2.5ヘクタールの敷地でミックスフラワーが開花。秋には1,000万本のコスモスと6万本のひまわりが咲き誇り、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。コスモスはピンク色の大輪の花が特徴で、ひまわりは一つ一つの花が大きく、黄色い絨毯のような景観を作り出します。

公園内には可愛らしいピンク色の「どこでもドア」やベンチがあり、それを使って写真撮影をするカップルもちらほら。

自然愛好家に嬉しいポイントとして、春にはアサギマダラという珍しい蝶が飛来します。公園内に植えられた藤袴の花に誘われて飛来するこの蝶は、その美しい姿を目当てに多くの写真愛好家が訪れる人気の被写体となっています。

また、園内にはヤギやウサギ、ポニーといった動物たちとのふれあいコーナーも設けられており、餌やり体験も可能です。イベント期間中には、地元の包丁職人による実演や、ケータリングカーによる飲食の出店なども行われ、花見と合わせて島原の文化や食も楽しめます。

駐車場は花畑のすぐ目の前にあり、一般車両300台、大型バス20台が収容可能。9時から17時まで営業しており、花々が最も生き生きと咲く昼間の訪問がおすすめです。ただし、天候により花の状態が変わることもありますので、事前の確認をお勧めします。

ちなみに、春に3日間限定で、ドローンによる光の演出が桜と菜の花を幻想的に照らし出す特別なライトアップイベントも開催されます。平成新山を背景に広がる花々は、昼夜問わず絶好の撮影スポットなので、タイミングがあえばライトアップ時期にも訪れてみてください。

スポット3：山の上のカフェ（しまばら火張山花公園から車で約1分）

火張山花公園の近くに位置する「山の上のカフェ」は、有明海を一望できる絶景カフェです。青い外観が印象的な洋風の建物は、まるで異国の邸宅のような雰囲気。その佇まいは、日常から離れた特別な時間を演出してくれます。

11時からの営業で、ドリアやハンバーグなどの軽食メニューを提供。中でも人気なのがデザートメニューで、様々な種類のパフェをはじめとした甘味が充実しています。特筆すべきは、店内のどの席からも有明海のパノラマビューが楽しめること。海を見下ろす眺望は、まさに絶景と呼ぶにふさわしい迫力があります。

建物は洋風建築ながら、家庭的な温かみのある内装で、ゆったりとくつろげる空間となっています。しまばら火張山花公園での散策後に立ち寄るスポットとしてピッタリです。

スポット4：がまだすドーム（山の上のカフェから車で約20分）

雲仙普賢岳（うんぜんふげんだけ）の噴火災害の記憶を後世に伝える「がまだすドーム」は、防災教育と観光を融合させた特徴的な施設です。当時の記憶を生々しく伝える木庭小学校の被災校舎に近接して建てられ、火山災害の歴史を学ぶことができます。

施設内では迫力のある災害シアターを体験できるほか、ジオラマ展示を通じて火山活動への理解を深めることができます。また、この場所からは、雲仙普賢岳のゴツゴツとした岩肌を眺めることができ、新たな展望ポイントとしても注目されています。普賢岳の姿は、火張山花公園から見る景色とはまた異なる表情を見せてくれます。

なお、2025年1月6日から2月28日まではリニューアル工事のため休館となっていますが、新しい展示内容にも期待が高まっています。

スポット5：HOTELシーサイド島原（がまだすドームから車で約5分）

島原温泉の特徴である炭酸水素塩泉を存分に楽しめるHOTELシーサイド島原は、日帰り温泉としても利用でき、ドライブデートの締めくくりにぴったりのスポットです。雲仙温泉の硫黄泉とは異なり、肌に炭酸の泡が付くような独特の泉質が特徴で、温度は熱すぎず、擦り傷などの傷にも効能があるとされています。

本館と別館の2箇所に温泉施設があり、特に別館の最上階にある露天風呂からは、有明海の雄大なパノラマを一望することができます。若いカップルから年配の方まで幅広い世代に人気があり、地元の方々にも愛されている温泉施設です。

お食事処では、島原の郷土料理「具雑煮」を味わうことができます。15種類もの具材が入った具だくさんの雑煮は、白菜、しいたけ、人参、大根、ごぼうなどの野菜がふんだんに使われ、和風だしのさっぱりとした味わいが特徴です。また、島原の郷土スイーツとして100年フードにも選ばれた「かんざらし」も提供しています。白玉が入った素朴な味わいのこのスイーツは、老舗「銀水」の味を受け継ぐ逸品です。

お土産には、シーサイド島原の温泉成分を活用して作られた「島原美人フェイスマスク」がおすすめです。高濃度炭酸水素塩泉に、島原特産の梅の果実やヨモギなどを配合したこのフェイスマスクは、島原城の売店や市内の観光案内所でも購入可能です。

和洋中の料理と個室での寛ぎの空間、そして温泉と郷土料理を一度に楽しめる施設として、カップルの観光客からの支持を集めています。

島原観光ビューローからのメッセージ

デートスポット巡りをより楽しむためのポイントをご紹介します。火張山花公園では、朝露で花が下向きになる早朝を避け、昼間の訪問がおすすめです。各施設へのアクセスは車で容易で、駐車場も十分に完備されています。島原城は100台、火張山花公園は300台、大型バスも20台収容可能です。

ただし、火張山花公園は天候に左右されやすいため、事前に開花状況を確認することをお勧めします。また、季節ごとに異なる花々の表情を楽しめるので、複数回訪れるのもおすすめです。

島原市ドライブコースのまとめ

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