ドライブデートにおすすめのエリアをお探しの方へ。今回は、海と大地の恵みに触れながら、歴史ある観光スポットも巡れる福島県相馬市(そうまし)をご紹介します。相馬市観光協会の小林さんおすすめの、約6時間で巡れる充実のドライブコースです。
このドライブコースは朝の農園体験から新鮮な海の幸、歴史ある神社まで、様々な表情を持つ相馬の魅力を存分に楽しめるコースとなっています。各スポット間は車で10〜15分程度の距離に位置しており、移動時間も無理なく設定。
大切な人と一緒に、素敵な思い出作りをしてみませんか。
▼今回ご紹介する相馬市ドライブスポットの見どころ
この記事の目次
絶景&グルメ満喫の相馬市ドライブコース
-
出発点 JR相馬駅| 約10分(4.9km)
-
スポット1 大野村農園| 約15分(7.5km)
-
スポット2 涼ケ岡八幡神社| 約12分(7.6km)
-
スポット3 凪茶寮 文字島| 約12分(6.8km)
-
スポット4 松川浦大橋| 約15分(10.3km)
-
スポット5 道の駅そうま
豊かな自然と歴史が息づく相馬市は、朝から夕方まで飽きることなく楽しめる魅力的なドライブデートスポットです。「日本でいちばん優しいたまご」と呼ばれる相馬ミルキーエッグとの出会いから始まり、国指定重要文化財の神社での参拝、地元食材を活かした創作和食、そして松川浦の絶景まで、様々な体験が旅を彩ります。
訪れる季節や時間帯によって異なる表情があり、どの季節でも新しい発見のある相馬市。それでは、そんな相馬の魅力が詰まった各スポットを詳しくご紹介していきましょう。
スポット1:大野村農園(JR相馬駅から車で約10分)
JR相馬駅から車で約10分、まずは朝の静けさの中に佇む大野村農園へと向かいます。ここは、「日本でいちばん優しいたまご」と呼ばれる「相馬ミルキーエッグ」の収穫体験ができる、貴重なスポットです。
この農園には60分程度の農業体験があり、卵の収穫方法や農園での暮らしについて丁寧な説明を受けながら、自分だけの卵パックを作ることができます。この体験は事前予約制のため前日までの予約が必要ですが、午前9時から10時半の間に訪れると卵が生まれる瞬間に立ち会えるチャンスも。せっかくの体験なので、ぜひ早めの時間を狙って予約をとりましょう。
自然豊かな農園内には写真映えするスポットも多く、カップルでの思い出作りにぴったり。朝の澄んだ空気の中で、オーガニックな暮らしに触れる特別な時間を過ごすことができます。
ちなみに大野村農園は単なる養鶏場ではなく、食育や伝統の継承、地域循環型の持続可能な農業など、幅広い取り組みを行っています。興味のある人は体験しつつ話を聞いてみてくださいね。
施設名 | 大野村農園 |
---|---|
所在地 | 福島県相馬市大坪字西畑23-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 【大野村農園】7:00〜18:00 【体験】9:00〜11:00 |
スポット2:涼ケ岡八幡神社(大野村農園から車で約15分)
大野村農園から程近い涼ケ岡(すずみがおか)八幡神社は、国指定重要文化財に指定された荘厳な神社です。静寂に包まれた境内では、ゆっくりと40分ほどかけて参拝を楽しむことができます。
神社のシンボルとも言える朱色の神路橋は、フォトウェディングの写真スポットとしても人気です。最初の鳥居をくぐり、この美しい橋を渡って参道を進むと、樹齢800年を誇る夫婦杉に出会えます。境内には、縁結びのご利益があるという2本のかやの木もあり、その下をくぐることで良縁や夫婦円満のご利益が授かると言われています。2本の木が枝でつながっている様子が、ご縁を結ぶことに通じるとされているそうです。
都会の喧騒から離れた静かな境内では、池の中を鯉が優雅に泳ぎ、のどかな時間が流れています。そして春にはテレビ局が取材に訪れるほど桜が咲き誇り、新緑や紅葉の季節も、また春とは違った美しい景色を見せてくれます。ゆっくりと散策するのにぴったりな神社です。
施設名 | 涼ケ岡八幡神社 |
---|---|
所在地 | 福島県相馬市坪田字涼ヶ岡51 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
スポット3:凪茶寮 文字島(涼ケ岡八幡神社から車で約12分)
神社での参拝を終えたら、海を望む創作和食のお店「凪茶寮 文字島(なぎさりょう もじしま)」へ。完全予約制の隠れ家的なレストランで、地元の食材を活かした丁寧な料理を堪能できます。
3,500円から提供されるランチコースは季節の味わいを楽しめる内容で、料理人の技が光る一皿一皿は、まるで芸術作品のよう。その丁寧さは地元民からの評判も高く、にんじんを繊細にくるくると渦巻状に仕上げた飾り切りや、趣のある器との調和など、目でも楽しめる美しい盛り付けです。
そんな凪茶寮 文字島、食事の美しさだけでなく食事の合間に窓から広がる海の景色も楽しめます。海のすぐそばに位置し、建物の前には緑地が広がっているため、食後はゆっくりと散策するのももおすすめ。
ただし完全予約制となっていますので、ドライブ当日は事前予約を忘れないようにしましょう。
店名 | 凪茶寮 文字島 |
---|---|
所在地 | 福島県相馬市岩子字宝迫73 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 11:30~14:30 / 18:00~21:00 |
定休日 | 不定休 |
スポット4:松川浦大橋(凪茶寮 文字島から車で約12分)
ランチの後は、車で約12分の松川浦大橋周辺へ。この一帯には、様々な表情を見せる絶景スポットが点在しています。
まずは大洲海岸へ。ここはサイクリングコースとしても人気で、松川浦の壮大なパノラマを一望することができます。海岸からは灯台のビューも楽しめ、写真スポットとして知られています。大洲海岸を後にしてトンネルを抜けると、すぐ左手に灯台と夕顔観音堂が見えてきます。展望スペースからは、水平線まで続く海岸線の雄大な眺めを満喫できます。
松川浦桟橋周辺では、のどかな風景が広がります。海上に浮かぶノリの養殖場は、この地域の重要な産業を物語る景観の一つ。後ほど立ち寄る道の駅では、ここで育てられた海苔を購入することもできます。
ここでは約1時間かけてゆっくりと散策するのがおすすめ。潮の満ち引きや天候によって様々な表情を見せる松川浦の景色は、訪れる度に新しい発見があります。
名称 | 松川浦大橋 |
---|---|
所在地 | 福島県相馬市尾浜棚脇 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
スポット5:道の駅そうま(松川浦大橋から車で約15分)
松川浦大橋から車で約15分、ドライブコースの締めくくりに訪れるのは道の駅そうまです。ここには相馬ブランド認証品が並び、地元の特産品を手軽に購入できます。厳正な審査を経て選ばれたこれらの認証品は、相馬の技術や地元食材を活かした特別な商品で、現在16品目が認定されています。
人気商品の一つ「かけるあおさ」は、地元・相馬の海苔を使用し、添加物を極力抑えた丁寧な製法で作られた商品。ご飯やおにぎりはもちろん、サラダやパスタにもかけられる万能調味料として重宝します。
さらにイートインコーナーでは、相馬ならではのグルメも充実。特に青海苔コロッケは人気で、相馬野馬追で知られる相馬家が営む牧場の新鮮な牛乳を使用した逸品です。
デザートには、同じく相馬牧場の濃厚な牛乳を使用した「殿様ソフトクリーム」がおすすめ。バニラのほか、サッパリとしたヨーグルト味も人気です。さらに「殿様いちごミルク」ドリンクや季節のフルーツを使ったスムージーなど、相馬産イチゴを使用したスイーツも豊富に取り揃えています。
33代続く相馬藩の伝統が息づく味わいを、ぜひ道の駅そうまでお楽しみください。
施設名 | 道の駅そうま |
---|---|
所在地 | 福島県相馬市日下石金谷77-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 9:30〜18:00 |
相馬市観光協会からのメッセージ
相馬市へいらした際には、ぜひ観光案内所「千客万来館」でお越しください。訪れる方々により充実した観光体験を提供するため、きめ細やかなサポートを行っています。また、千客万来館には観光協会だけでなく、相馬観光復興御案内処もあり、観光スポットの詳細案内はもちろん、「この方面で美味しいお店は?」といった細かな相談にも丁寧に対応しています。
この他、ここでは観光施設のパンフレットやチラシだけでなく、マンホールカードも入手可能です。レンタサイクルの受付も行っていて、常に多くの観光客が訪れ、地域の魅力を発信する重要な拠点として賑わいを見せています。
季節や時間帯によって異なる表情を見せる相馬の観光スポット。事前に千客万来館で情報を得ることで、より深い観光体験を楽しむことができますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
相馬市ドライブコースのまとめ
おすすめの回り方 |
|
---|---|
体験できること | 大野村農園での卵収穫体験
|
パワースポット&フォトジェニック | 涼ケ岡八幡神社
|
松川浦大橋エリア
|
|
グルメ&カフェ | 凪茶寮 文字島
|
お土産情報 | 道の駅そうま
|
相馬市観光協会の問い合わせ先
名称 | 相馬市観光協会 |
---|---|
住所 | 福島県相馬市中村字北町55-1 |
問い合わせ | お問い合わせフォーム https://soma-kanko.jp/contact/ |
公式ページ | https://soma-kanko.jp/ |

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。