【愛知県豊橋市ドライブデート】NHKドラマのロケ地海岸や本陣などの残る宿場町を巡る旅

愛知県豊橋市でドライブデートにぴったりのスポットをお探しの方へ。豊橋観光コンベンション協会の安藤さんおすすめのドライブコースをご紹介します。

このコースでは、NHK連続テレビ小説「エール」のロケ地となった伊古部(いこべ)海岸、豊橋の旬の恵みが集まる道の駅、モネの絵画「睡蓮」のモデルとなった庭園から直接譲り受けた花々が鑑賞できるのんほいパーク、「本陣」「旅籠屋」「商家」がそろった旧東海道の二川宿(ふたがわしゅく)などを巡ります。

自然と歴史を堪能できる豊橋での一日、ぜひゆっくりと味わってください。

▼今回ご紹介する豊橋市ドライブスポットの見どころ

豊橋市ドライブスポットの見どころ

愛知県豊橋市ドライブコース

  • 出発点 JR豊橋駅
    | 約30分(17.6km)
  • スポット1 伊古部(いこべ)海岸
    | 約10分(7km)
  • スポット2 道の駅 とよはし
    | 約10分(4.1km)
  • スポット3 豊橋総合動植物公園 のんほいパーク
    | 約5分(2km)
  • スポット4 豊橋市二川宿(ふたがわしゅく)本陣資料館

豊橋駅からスタートし、太平洋に面した美しい海岸、地元の恵みが詰まった道の駅、動植物との触れ合いから自然史博物館、遊園地と何でも楽しめる総合動植物公園、そして江戸時代の面影が残る宿場町まで、多彩な魅力を体感していきます。

それでは、このドライブコースの各スポットの魅力について、詳しくご紹介していきましょう。

スポット1:伊古部海岸(JR豊橋駅から車で約30分)

伊古部海岸の海沿いの道路と砂浜とエールのオブジェ

豊橋ドライブデートは、太平洋に面する伊古部海岸から始まります。豊橋駅から海に向かうと、晴れた日には遠くまで続く水平線を見渡すことができます。朝日に照らされたこの海岸を散策すれば、波の音と潮風を感じながら、落ち着いた時間を過ごせるでしょう。

伊古部海岸には、2020年放送のNHK連続テレビ小説「エール」のロケ地となったことに関連して「エールオブジェ」が飾られています。これは、「応援」をモチーフに、吹き出しをかたどった白いオブジェで、このオブジェを前に記念撮影をしようと訪れるファンも多くいます。

また、伊古部海岸はウミガメの産卵地としても知られています。

名称 愛知県伊古部海岸
所在地 豊橋市伊古部町
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)

スポット2:道の駅 とよはし(伊古部海岸から車で約10分)

道の駅 とよはしの外観・ポップコーン

伊古部海岸での散策を堪能した後は、豊橋の豊かな恵みが集結する「道の駅 とよはし」に足を運びましょう。ここでは、豊橋の特産品の買い物や名物グルメの食事が楽しめます

施設内にあるJAの「あぐりパーク食彩村」では、豊橋の大地が育んだ旬の恵みが、色鮮やかに並んでいます。太陽の光をたっぷり浴びたジューシーなトマトや、みずみずしいキュウリ、肉厚なナス、大根などが所狭しと並び、甘みが凝縮されたキャベツなどが販売されます。さらに、口の中でとろけるような甘さが特徴の豊橋特産「次郎柿」や、温暖な気候で育ったスイカや梨など、季節ごとに様々な果物も楽しめます。

また、道の駅内には飲食店や特産品を扱うショップ「Tomate(トマッテ)」がありますが、その中にあるポップコーン専門店「Me POPCORN」が人気です。自社農園で栽培したトウモロコシを使い、オーダーを受けてから目の前で仕上げる出来立てのポップコーンが味わえます。ポップコーンは、「豊橋産大場ジェノベーゼ」など9種類のフレーバーが用意されています。

食事を楽しみたいなら「いっしょうめし」はいかがでしょうか。地元・豊橋の味を楽しむことができるレストランで豊橋牛などを中心に、こだわりの逸品や軽食などを取り揃えています。豊橋新ブランド「豊橋牛」を使った、名物ご飯「豊橋牛まぶし」はひつまぶしスタイルで楽しむことができます。

施設名 道の駅 とよはし
所在地 愛知県豊橋市東七根町字一の沢113番地2
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
営業時間 【Tomate】9:00〜18:00
【あぐりパーク食彩村】9:00〜18:00
【インフォメーションコーナー】9:00〜17:00
定休日 【Tomate】1月1日
【あぐりパーク食彩村】毎月第1水曜日
【インフォメーションコーナー】年中無休

スポット3:豊橋総合動植物公園 のんほいパーク(道の駅 とよはしから車で約10分)

のんほいパーク園内の様子

道の駅 とよはしで地元の味覚を堪能した後は、東三河地域最大の動植物公園「豊橋総合動植物公園 のんほいパーク」へ足を運びましょう。ここは、大人ひとり600円というリーズナブルな入園料で、動物たちとの触れ合いや植物園の散策が楽しめます。

動物園エリアでは、ゾウやキリン、ライオン、シマウマなど迫力ある表情から、ペンギンやレッサーパンダ、カピバラなどの愛らしい仕草まで、さまざまな動物の姿が見られます。餌やり体験では、動物を間近で観察できます。動物たちとの触れ合いを通じて、2人の距離もさらに縮まるかもしれません。

一方の植物園エリアで特に目を引くのは、すいれん園にあるモネコーナーの睡蓮です。ここにある睡蓮は、フランスの画家クロード・モネの絵画「睡蓮」のモデルとなった庭園から直接譲り受けたものです。平成8年の植物園開園を記念して贈られたこの睡蓮は現在まで大切に育てられ、園内にはモネが愛した景色を再現したような光景が広がります。

施設名 豊橋総合動植物公園 のんほいパーク
所在地 愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238
駐車場情報 専用駐車場あり(有料200円)
営業時間 9:00〜16:30(入園は16:00まで)
休園日 月曜日(祝日の場合は翌平日)
12月29日~1月1日

スポット4:豊橋市二川宿本陣資料館(豊橋総合動植物公園 のんほいパークから車で約5分)

豊橋市二川宿本陣資料館の外観と館内の様子

のんほいパークで自然と触れあったあとは、豊橋ドライブデートの最終目的地となる「豊橋市二川宿本陣資料館」へ。この資料館がある二川宿は、江戸時代に東海道五十三次の33番目の宿場町として栄えました。現在では、海外からの旅行者も多く訪れる観光名所となっています。

二川宿には、大名などが宿泊・休憩した格式高い「本陣」、一般の旅人が宿泊した「旅籠屋」、商人の店と家を兼ねた「商家」の三施設が揃って保存・公開されています。このように三つの施設を同時に見られるスポットは、日本で唯一です。資料館は本陣を整備した敷地内にあり、江戸時代の交通や地域文化に関する資料が展示してあります。

一休みをしたい時は、豊橋市二川宿本陣資料館の近くにある商家「駒屋」内の「蔵カフェ こまや」がおすすめです。古き良き日本建築の工蔵を活かした風情ある空間で、地元の食材を使用した日替わりランチ(税込980円)や無農薬栽培の豊橋紅茶(税込600円)、ケーキや甘味などを味わうことができます。また、併設されたお土産物店の「ふたこまや」では、地元ならではの名産品や江戸の雰囲気を感じさせる商品が並びます。

さらに、二川宿では季節ごとに特別なイベントが開催されており、こちらも見逃せません。例えば、11月初旬には「大名行列」があり、華やかな着物姿の殿や姫をはじめとした行列が旧街道を練り歩きます。さらに、春のひな祭り期間には、江戸時代から現代までのひな人形が建物内に多数展示されますので、気になるカップルは訪れる際に公式サイトをご確認してみてはいかがでしょうか?

施設名 豊橋市二川宿本陣資料館
所在地 愛知県豊橋市二川町字中町65番地
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)
営業時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月1日

豊橋観光コンベンション協会からのメッセージ

2025年3月に国道23号バイパスが全線開通し、名古屋市方面からのアクセスが劇的に改善されました。沿線には道の駅とよはし、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)等人気スポットがいっぱい!

豊橋市がより身近な観光地となりましたので、ぜひお気軽に足をお運びください。

愛知県豊橋市ドライブコースのまとめ

おすすめの回り方
  • 全行程:約5時間半
  • 出発:JR豊橋駅
  • 名古屋市方面から約1時間でアクセス可能
  • 各スポット間の移動時間は5〜30分と無理なく巡れる
主な観光スポット スポット1:伊古部海岸
  • NHK連続テレビ小説「エール」のロケ地として「エールオブジェ」が設置
  • ウミガメの産卵地として知られる
  • 潮風を感じながら水平線まで続く絶景が楽しめる
スポット2:道の駅 とよはし
  • 「あぐりパーク食彩村」で豊橋産の旬の野菜や特産の「次郎柿」などを購入可能
  • 「Tomate」では厳選トウモロコシを使った人気のポップコーンを販売
  • 「いっしょうめし」で豊橋牛を使った名物ご飯「豊橋牛まぶし」のほかこだわりの逸品が堪能できる
スポット3:豊橋総合動植物公園 のんほいパーク
  • 大人ひとり600円とリーズナブルな入園料で一日中楽しめる
  • モネの絵画「睡蓮」のモデルとなった庭園から直接譲り受けた貴重な睡蓮が鑑賞できる
  • ゾウやキリンなど迫力ある動物からペンギンやレッサーパンダまで多様な生き物の活き活きとした様子を観察できる
スポット4:豊橋市二川宿本陣資料館
  • 江戸時代の東海道五十三次の宿場町として栄えた歴史的スポット
  • 「本陣」「旅籠屋」「商家」が保存・公開されている全国で唯一の宿場町
  • 商家「駒屋」内の「蔵カフェ こまや」では地元の食材を使用した日替わりランチ(税込980円)や無農薬栽培の豊橋紅茶(税込600円)などを楽しめる
  • 11月初旬の「大名行列」や春のひな祭りなど季節ごとの特別イベントも開催

豊橋観光コンベンション協会の問い合わせ先

名称 一般社団法人 豊橋観光コンベンション協会
住所 愛知県豊橋市花田町字石塚42-1(豊橋商工会議所内)
問い合わせ 0532-54-1484
公式ページ https://www.honokuni.or.jp/toyohashi/
編集部:竹内 彩
●編集部 竹内彩

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。