【山形県小国町ドライブデート】天然温泉と森林セラピーで過ごす極上の6時間コース

ドライブデートにおすすめのエリアをお探しの方へ、山形県小国町をご紹介します。都会の喧騒を離れ大自然の中で特別な時間を過ごせる、小国町産業振興課の遠藤さんおすすめのドライブコースです。

道の駅「白い森おぐに」を起点に、天然ブナ林が広がる森林セラピー基地や、1300年以上の歴史を持つ神社、さらには地元の人々が大切に守り継いできたマタギ文化を体験できるスポットまで。約6時間かけてゆっくりと巡れる、デートにぴったりの周遊ルート。各スポット間は車で約10〜25分程度と、移動時間も無理のない設定になっています。

自然・文化・歴史・グルメと、様々な魅力が詰まった小国町で、お二人だけの特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

▼小国町ドライブスポットの見どころ

ベストシーズンは春・秋！美しい自然と文化が息づく山形小国町ドライブデート

春には新芽が芽吹く山々、夏は澄み切った渓流、秋は紅葉、冬は静寂に包まれた雪景色と、四季折々の表情を見せてくれるこのエリアは、カップルのドライブデートに最適な場所。特に春は、長い冬が終わりを告げ、生命力溢れる新緑が町全体を包み込む、地元の人々が最も愛する季節の一つです。また秋も、美しい景観と穏やかな気候が重なり、ドライブには絶好のシーズンです。

ここからは、そんな豊かな自然に囲まれた山形県小国町のドライブスポットを詳しくご紹介します。二人の時間を贅沢に過ごせる魅力的なドライブデートになることでしょう。

スポット1｜道の駅「白い森おぐに」

小国町のドライブデートは、町の玄関口となる道の駅「白い森おぐに」からスタート。この道の駅では、ドライブの始まりにぴったりの特別なスイーツを楽しむことができます。

中でも特におすすめなのが、この道の駅でしか味わえない雑穀ソフトクリーム。ホワイトチョコレート風味のソフトクリームに、小国町の特産品である雑穀のパフがトッピングされた一品です。雑穀パフの独特の歯ざわりと食感が、通常のソフトクリームとは一味違う楽しさを演出してくれます。地元の方によると、雑穀パフはたっぷりかけるのがおすすめだそうです。注文時に「たっぷりでお願いします」と伝えれば、より贅沢な一品を楽しめます。

その他にもクレープなど、小国町ならではのスイーツが揃っています。これらのスイーツは、次のスポットまでのドライブの途中で楽しむ休憩タイムにもぴったり。二人の会話が弾むきっかけにもなることでしょう。

スポット2｜樽口峠・小玉川わらび園（道の駅「白い森おぐに」より約25分）

樽口峠には小国町が誇る展望台があり、絶景を楽しめます。さらに春の訪れとともに、この場所は小玉川わらび園として特別な表情を見せます。

わらび園は取りやすいように整備され、一面にワラビが生えているため、初心者でも気軽に山菜採りを楽しむことができます。ワラビ以外にも、時期によってはゼンマイやタラの芽、ウドなど他の山菜も採れるのだとか。ポキポキと手応えを感じながら収穫する体験は、都会では味わえない特別な思い出になることでしょう。ただし、ワラビの成長サイクルに合わせて週2回のみの限定オープンとなっているため、事前の確認が必要です。

収穫したワラビの調理法は実に多彩です。アク抜きをしてから、地元では定番のお浸しはもちろん、天ぷらや和え物、煮物などで楽しまれています。さらに意外な食べ方として、生春巻きの具材として使ったり、オムライスの上にたっぷりとのせたりするアレンジメニューを提供する地元のお店も。また、4センチほどに刻んでのせる独特の食感を活かした調理法や、そのまま長くしてめんつゆをつけておつまみにするなど、様々な楽しみ方があります。

なお、ワラビ採りは朝早い時間帯での実施となります。二人で収穫したワラビは、家に持ち帰って調理を楽しむことができますよ。

スポット3｜森林セラピー基地「温身平」（小玉川ワラビ園より約20分）

温身平（ぬくみだいら）は、小国町を代表する観光スポットの一つで、森林セラピー基地として整備されています。車を停めて少し歩くだけで、天然ブナ林が広がり、大きなブナの木々を間近に見ることができます。メインロードから一歩入ると、ふかふかの腐葉土が広がり、豊かな自然を満喫できます。また、すぐそばを流れる川のせせらぎを聞きながら、木漏れ日を感じつつゆっくりと散策を楽しめます。

特に天狗橋からの眺めは必見です。澄んだエメラルドグリーンの川の水と、秋には真っ赤に染まる紅葉のコントラストが見事な景色を作り出します。

散策コースは30分から1時間程度で巡ることができ、セラピーコースの場合は1時間ほどかけてゆっくりと散策するのがおすすめです。なお、一部コースはトレッキングに近い場所もあるため、ヒールでは歩きづらく、スニーカーなどの履き物が必要です。

施設内には休憩用のベンチが点在しており、森が開けている場所では敷物に寝転がってお昼寝を楽しむこともできます。なお、施設内での飲食物の販売はないため、道の駅などで事前に購入しておくとよいでしょう。

駐車場は約100台収容可能で無料。トイレも充実しており、駐車場近くの入口と森の中にバイオトイレが設置されています。バイオトイレは水を循環させる仕組みで、清潔に保たれています。

スポット4｜マタギの館・民宿の越後屋（温身平・森林セラピー基地より約15分）

温身平の近くには、小国町の特色ある文化を体感できる「マタギの館」があります。ここでは、山でクマを狩って暮らすマタギの人々の文化に関する資料を見ることができます。館内にはレトロな雰囲気を醸し出すジュークボックスが設置され、70年代や80年代の懐かしい音楽を楽しめます。季節のよい時期には、外にハンモックも用意されており、ゆったりとした時間を過ごせます。

メニューも充実しており、焼きたてのワッフルやおしゃれなレモネードなど、大人の女性に人気のメニューが揃っています。お食事はもちろん、ティータイムにもぴったりの場所です。

また、近くにある「民宿の越後屋」も立ち寄る価値があります。宿泊だけでなく、食事のみの利用も可能です。ここは10代目という歴史あるマタギの家系で営まれており、館内にはクマの毛皮や、テンなどの動物の毛皮を使用した帽子やマフラーなどが展示されています。写真集なども置かれており、マタギ文化をより深く知ることができます。

越後屋の名物は、クマ肉が入った蕎麦。常時メニューとして提供されています。また、特別メニューとしてクマの手掌（たなごころ）を使った料理もありますが、こちらは要予約で10万円ほどする高級メニューです。

冬季には、越後屋の前に人が何人も入れる大きなかまくらが作られ、その中で音楽を聞くこともできます。春と冬で全く異なる景色を写真で見比べるのも、小国町の四季の変化を感じられる楽しみの一つです。

なお、この地域では野生のクマが生息しており、年によっては里に下りてくることもありますが、観光スポットでクマと遭遇したり襲われたりするような危険はないとのことです。

スポット5｜「飯豊温泉 川入荘」（マタギの館・民宿の越後屋より約3分）

飯豊（いいで）温泉は、かつてマタギたちがクマが傷を癒していた場所を発見したことがきっかけとなった温泉です。セラピーロードでの散策後に立ち寄るのにぴったりの場所で、露天風呂での日帰り入浴を楽しむことができる「川入荘」があります。

川入荘では、日帰り露天風呂温泉が500円で利用可能です。露天風呂は積雪の影響で11月から4月、5月頃まで通行止めとなり、川入荘は閉鎖されます。訪問時期にはご注意ください。

川入荘には宿泊ができる「梅花皮（かいらぎ）荘」が併設していて、こちらでは冬季も500円で大浴場での日帰り入浴ができます。

お食事処も併設されており、地元の山菜やキノコを使った山菜そばが人気メニューです。小国町は山菜の特産地で、春にはワラビをはじめとする様々な山菜を味わうことができます。また、近くには養殖場があり、新鮮な川魚料理も提供されています。渓流釣りも盛んな地域とのことです。

小国町産業振興課からのメッセージ

小国町には紹介したスポット以外にも、1300年以上の歴史を持つ大宮子易両神社や、線路を越えた先にある諏訪神社、敷石が残る峠道、米沢市の上杉神社に向かって建つ神社など、歴史を感じられる見どころが点在しています。

観光マップには載っていないような隠れた魅力スポットが数多くある小国町でドライブデートをするなら、季節や時間に応じて柔軟にコースを組み替えることで、より充実した小国町の旅を楽しむことができますよ。

山形県小国町ドライブコースのまとめ

小国町観光協会の問い合わせ先