デジタル疲れの男性に!電波も電気もないキャンプ場「芦見谷芸術の森」で癒やしのひととき

仕事でもプライベートでもスマホやPCを利用し、大量の情報を目にし続けるのが当たり前の毎日。気付かぬうちに脳やこころが疲弊している人も多いのでは?また、スマホが手元にあると休日でも連絡が入り、どこまでも仕事が追ってくるような感覚に陥っているビジネスパーソンもいるかもしれませんね。そんなときに大切なのは、都会の喧騒から離れて過ごす静かな時間です。

京都市街地から約1時間のところにあるキャンプ場「芦見谷芸術の森(あしみだにげいじゅつのもり)」は、スマホの電波が圏外、Wi-Fiもなく電気は自家発電という、デジタルデトックスに適した環境です。電波が届くところまでは約2km下山しなければなりません。数分おきにスマホをチェックしないと気がすまない人にこそ、体験してほしいキャンプ場といえます。またアクセス良好な場所にありながら、オオサンショウウオやホタルが棲む清流と林に囲まれ、豊かな自然を満喫できます。

この記事では、そんな芦見谷芸術の森の魅力について紹介します。

”脱デジタル”で真のキャンプ体験を

芦見谷芸術の森

せっかくアウトドアを楽しむためにキャンプに来ているはずなのに、ついスマホをいじってしまうという人にこそオススメな芦見谷芸術の森。スマホが繋がらず不便な環境だからこそ味わえる非日常の中で、自然と向き合ったり、一緒に過ごす人とのコミュニケーションを満喫するのがキャンプの醍醐味。

芦見谷芸術の森では、半強制的にネットの情報から遮断されるので、自然の何気ない美しさに気づいたり、日常を忘れてゆったりとリラックスした時間を過ごせ、心の余裕を取り戻せます。家族や仲間など共に過ごす人との会話も自然と増え、かけがえのない時間となることでしょう。実際のところ、「スマホが繋がらないのが最高だった」と喜びの声を残していくお客様も多いのだとか。

また、電気も通っていないため、夜は人工的な明るさがないうえ、山の中のためとても静かです。焚き火をしながらお酒を飲んで、静けさと星空を心ゆくまで楽しめます。

家族で訪れ、子どもにあえて不便な環境を体験してもらうことも良いでしょう。日常の便利な生活に対する感謝の気持ちが芽生えるとともに、一生忘れられない思い出になるかもしれません。

スマホがなくても退屈しない。自然の中でととのうサウナテントも

芦見谷芸術の森のサウナテント▲サウナテントを使用する場合は水着の着用が必須です

芦見谷芸術の森では、サウナテントがレンタルできます。このサウナは薪でテント内を温めるため熱が柔らかいのが特徴です。貸切テントのプライベートな空間でしっかり身体が温まったら、水風呂は川にダイブ!いつもとは一味も二味も違ったダイナミックなサウナ体験となりそうですよね。

キャンパーの中には必ずサウナテントを体験してから帰るという人もいるそうです。サウナで心身のコンディションを整えれば、休日明けの仕事もはかどりそうですね。

オオサンショウウオやホタルなど、清流に生息する生き物に触れられる

芦見谷芸術の森のオオサンショウウオ▲オオサンショウウオ

芦見谷芸術の森では、なるべく自然のままを保つことで動植物と共生しています。生き物との触れ合いを目的とするなら春から夏に行くのが良いでしょう。

春の場内では野生のわらびが取り放題で、藤の花が咲き乱れます。また、樹上に産卵する珍しいモリアオガエルも生息しており、5月から6月の産卵期の樹上には泡状の卵塊が鈴なりになります。

場内を流れる芦見谷川では、初夏には岩の下に隠れるオオサンショウウオを見つけたり、ホタルが乱舞する光景が見られます。どちらも清流に棲む生き物ですから、芦見谷川がとても澄んだ川ということがわかりますね。クヌギやコナラの広葉樹には、カブトムシやクワガタも出現。夏は子どもと一緒に夢中になって川遊びをしたり、カブトムシを捕まえるのも楽しい思い出になりそうです。

芦見谷芸術の森のホタル▲ホタルは源氏蛍が多いとのこと

釣り好きの人には、渓流釣りがおすすめです。毎年3月初めからアマゴ(ヤマメ)釣りが解禁されます。遊漁券が必要なので、あらかじめ京都市内の釣具店か上桂川漁協で購入しておきましょう。

芝居やダンス、音楽も。多ジャンルに渡るイベントも開催

芦見谷芸術の森には野外ステージがあり、毎年イベントが開催されています。開放的なステージで繰り広げられるパフォーミングアーツは特別な1日を演出してくれることでしょう。2023年はリーディング公演や海外進出もしているダンスカンパニーのパフォーマンス、演劇や音楽など多ジャンルに渡るイベントが開催されました。フード屋台には、地元猟師が捕獲した新鮮な鹿肉や猪肉で作るジビエカレーなどが並びます。美味しいものを食べながら鑑賞するのも楽しそうですね。

芦見谷芸術の森のイベント▲「自然と舞台芸術の祭典」をテーマに年に1度開催されている

オートサイトから山小屋まで。多彩なサイトを紹介

ここからは、芦見谷芸術の森の各サイトの紹介をしていきます。芦見谷芸術の森は、林の中にサイトが点在しています。林に囲まれ太陽光が遮られるので、夏でも涼しいのが嬉しいところ。

6区画あるウッドチップサイトは手頃な価格が魅力。25平方メートルと、ソロキャンプや2人なら十分の広さです。

芦見谷芸術の森のウッドチップサイト▲ウッドチップサイト

人気の渓流エリアは川沿いにあり、大サイト1区画(65平方メートル)、中サイト1区画(30~40平方メートル)があります。サウナテントをレンタルしたり、川遊びをするなら川に近いここがおすすめです。広めなので、家族や仲間と一緒でも利用できます。

林間木漏れ日サイトは5区画(約35平方メートル)。森の静けさを堪能したい人におすすめのサイトです。

車の乗り入れが可能なオートサイトも5区画(80~120平方メートル)で、大きめのテントを張ったり大人数のときはここが良いでしょう。

芦見谷芸術の森のオートサイト▲オートサイト

囲炉裏と薪ストーブがある「モリアオガエルの小屋」は、土足厳禁の和風の山小屋です。テント泊はまだちょっと……という初心者にもおすすめ。囲炉裏で煮炊きができるのが楽しいですね。寝具や食器、調理器具は備え付けられてないのでレンタルしましょう。

芦見谷芸術の森の山小屋▲山小屋「モリアオガエルの小屋」はロフト付き

芦見谷芸術の森の口コミ・評判

スマホが圏外で初めは不安になったが、すぐに自然に没頭できた

そばを流れる川がとても綺麗で、水深が浅く子どもにピッタリでよかった

キャンプ内は険しい道がなく快適

星空が素晴らしい

設備は手作り感があるが、清潔。仮設トイレも綺麗

スタッフさんが親切で丁寧

野外ステージの貸切もできるので、パフォーマンス系の合宿にも良さそう

あらかじめ、周囲に「連絡が取れなくなる場所に行く」と伝えておくと心配をかけずに済む

料金・予約方法

料金は次のとおりです。料金の目安は大人2名の日帰りの場合、入場料+サイト料+駐車場料で3,500円からです。予約は公式サイトの予約ページからweb予約してください(前日18時まで受け付け)。

入場料(1泊まで) 中学生以上:500円
3歳以上:250円
2歳以下:無料
犬・猫:300円
日帰りサイト 2,000円~
※お盆、大型連休、年末年始はシーズン料金として+1,000円/1サイト
お泊りキャンプサイト 3,000円~7,000円(料金・定員はサイトの広さによって異なる)
人数追加500円/1人
※休日前は+300円/1サイト
※お盆、大型連休、年末年始はシーズン料金として+1,000円/1サイト
山小屋 日帰り:5,500円(6名まで料金に含む)
※8名まで追加可能。500円/1人
※オプション:+7,000円で宿泊可能
駐車場料 普通自動車、軽自動車:500円/1泊
二輪車:200円/1泊
マイクロバス:1,000円/1泊
シャワー(温水) 300円/1人
その他 薪や炭、着火剤などの販売、BBQコンロセットや寝袋などのレンタルあり

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。

キャンセル無料は5日前までで、以降は日数によってキャンセル料がかかるのでご注意を。

芦見谷芸術の森の基本情報

所在地 〒601-0262
京都市右京区京北細野町芦見奥13-1
(アクセスはこちらから)
問い合わせ先 TEL:090-8519-9403
定休日 火曜〜木曜 ※祭日、お盆、大型連休、年末年始は除く
チェックイン・チェックアウト 宿泊:チェックイン13時~18時、チェックアウト11時
日帰り:チェックイン9時~、チェックアウト17時
※アーリーチェックイン・レイトチェックアウトサービスあり
公式ページ 芦見谷芸術の森公式サイト

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。