都心から近いところでドライブデートを楽しみたい方へ。今回は、澄み切った渓流と緑豊かな自然に抱かれた山梨県道志村をご紹介します。道志村観光協会の千田さんおすすめの、大切な人との思い出作りにぴったりなドライブコースです。
渓流釣りの爽快な体験から、地元ならではの絶品グルメ、絶景吊り橋、さらには天然温泉まで。贅沢な時間の流れる4つの厳選スポットを通じて、心温まる思い出を紡いでいただけます。各スポット間は車で5〜15分程度と、ゆとりを持って巡ることができるのも魅力です。
清らかな渓流のせせらぎと深い緑に包まれた道志村で、特別な一日を過ごしてみませんか。都会の喧騒から離れ、大切な人とゆったりと流れる贅沢な時間が、きっとかけがえのない思い出となることでしょう。
▼今回ご紹介する道志村ドライブスポットの見どころ
この記事の目次
山あいの自然を満喫!道志村ドライブコース
- JR大月駅
↓約45分(27km) - スポット1:道志川渓流フィッシングセンター
↓約5分(1.5km) - スポット2:道の駅どうし
↓約15分(12km) - スポット3:野原吊り橋(徒歩で久保の吊り橋も散策)
↓約5分(3.5km) - スポット4:道志川温泉紅椿の湯
神奈川県と山梨県の県境にある道志村は、標高差がもたらす約1ヶ月にわたる桜の競演や、夏の山百合、秋の紅葉など、四季折々の表情を見せる魅力的なエリアです。世界的にも希少なアルカリ性の温泉に浸かりながら眺める渓谷の絶景や、ドラマのロケ地にも選ばれた吊り橋からの眺望など、都会では決して味わえない特別な体験が待っています。
それでは、澄み切った空気と清らかな渓流、そして心癒される自然に抱かれた道志村の厳選スポットへ、ご案内していきましょう。
スポット1:道志川渓流フィッシングセンター(JR大月駅から車で約45分)
最初の目的地である道志川渓流フィッシングセンターは、JR大月駅から車で約45分の山あいにあります。釣り道具を持参しなくてもレンタル出来るので問題無し。気軽に釣りができるスポットとして、カップルや家族連れに人気です。
澄み切った道志川の一角に設けられた釣り堀スペースは、自然の岩や石で川を区切って造られているので、まるで本格的な渓流釣り気分が味わえます。
経験豊富なスタッフが、竿の持ち方から餌の付け方まで丁寧にレクチャーしてくれるので初心者でも安心。ニジマスとヤマメを釣ることができ、およそ2時間の滞在で、初心者でも5匹ほど釣り上げることができるそうです。
釣り上げた魚は隣接する施設のスタッフが捌いてくれて、多くのカップルはその場で塩焼きを楽しんでいるそうです。道志川の清流で育った魚は川魚特有の泥臭さがなく、驚くほど清らかな味わいでその美味しさに驚かれる方が多いのだとか。朝食は控え目にしておいて、ここでしか味わえない川魚の味わいを満喫しましょう。
魚を釣り上げた時の達成感や、自然の中での非日常的な食体験は2人にとって良い思い出になりそうですね。
施設名 | 道志川渓流フィッシングセンター |
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所在地 | 山梨県南都留郡道志村東神地9237 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料:40台) |
営業時間 | 8:00〜17:00 |
定休日 | 年末年始、12月〜2月の平日 |
スポット2:道の駅どうし(道志川渓流フィッシングセンターから車で約5分)
フィッシングセンターでの釣り体験の余韻が残る中、わずか5分のドライブで辿り着く「道の駅どうし」。ここには、道志村の豊かな特産品や土産物を購入することができます。
施設内にあるレストランの看板メニュー「鮎飯」は、道志村ならではの一品。その土地ならではの食事を楽しむのもドライブデートの醍醐味ですよね。道志川の清流で育った鮎を丁寧に焼き上げ、香り高い生姜と共にほぐした鮎飯は、鮎の旨みと香ばしさに爽やかな生姜の風味が調和した珠玉の味わい。道志村でしか出会えない食体験として、多くの方々を魅了しています。
その他にも、道志村の特産品であるクレソンを使用した「クレソンジュース」もぜひ飲んでおきたいところ。新鮮採れたての生のクレソンをパイナップルジュースとミックスした贅沢なジュースで、βカロテンやカリウム、鉄分といった美容と健康の味方と言われる成分が豊富に含まれています。
道志村観光協会の千田さん曰く、クレソンジュースはパイナップルジュースがベースなので、飲みやすく仕上がっているそうですが、フレッシュなクレソンの香りは中々強烈なのだとか。どのような味なのかとても気になりますね。
道の駅どうしでは、ほぼ毎月イベントを行なっている点も特徴です。春の訪れを告げる3月の「やまめ祭り」では、ヤマメの塩焼きが特別価格で販売され、11月の「いのしか祭り」では猪汁や鹿のグリルといったジビエ料理が楽しめます。
四季折々の味わいを楽しめるスポットなので、いつ訪れても楽しむことができそうです。
施設名 | 道の駅どうし |
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所在地 | 山梨県南都留郡道志村9745 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料:100台) |
営業時間 | 【レストラン】9:00~17:00(ラストオーダー16:30) 【売店】9:00~18:00 |
定休日 | 年末年始 |
スポット3:野原の吊り橋・久保の吊り橋(道の駅どうしから車で約15分)
道の駅どうしから緑深い山道を15分ほど進むと、まるで秘境のように佇む2つの吊り橋に出会えます。野原の吊り橋と久保の吊り橋は、道志の自然が織りなす絶景スポット。野原の吊り橋付近にある渓谷遊歩道駐車場に車を停めて散策に出かけましょう。
野原の吊り橋は、長さ76m、高さ37mという迫力の規模を誇りスリル満点です。ドラマのロケ地として使用されることもあるそうで、橋上からの眺めは圧巻のひと言。眼下に流れる道志川の清流と、周囲を取り巻く山々の織りなす風景は、まさに一幅の絵のようです。
野原の吊り橋から久保の吊り橋までの距離は約500メートルで、運が良ければ鹿に遭遇することもあるそうです。写真好きのカップルは美しい風景を撮影しながら散策するのも良いですね。景色を楽しみながらゆっくり歩いて約1時間の散策コースは、日常を忘れ、深い緑に包まれる贅沢なひとときとなることでしょう。
名称 | 野原の吊り橋・久保の吊り橋 |
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所在地 | 山梨県南都留郡道志村野原犬橋 |
駐車場情報 | 駐車場あり(無料:6台) |
スポット4:道志川温泉紅椿の湯(野原の吊り橋から車で約5分)
野原の吊り橋から車で約5分ほどで、今回のドライブデートの最終目的地、道志川温泉「紅椿の湯」に到着します。紅椿の湯は世界的にも希少なアルカリ性の温泉で、ミネラル成分がきわめて豊かな本格的な天然温泉です。
大自然の絶景を眺めることができる紅椿の湯の露天風呂は格別。清らかな道志川のせせらぎを耳にしながら、四季折々の表情を見せる山々を一望することができ、都会では決して味わえないひとときが過ごせます。
気泡の出るぬる湯にゆっくり浸かるも良し、サウナで汗を流して道志川源流水の水風呂に入り整えるのもまた良し。ドライブデート最後の温泉は、観光やドライブで疲れた体を癒すに、この上ない贅沢かもしれませんね。
入浴の後は、広々とした休憩スペースでゆったりと過ごしましょう。宿泊施設も併設されていますが、日帰り入浴の方でも存分にくつろげる大広間が用意されており、まるで我が家のリビングのような心地よい空間が広がります。紅椿の湯は、ドライブデートの締めくくりに相応しい、心温まる癒しのオアシスになってくれますよ。
施設名 | 道志川温泉紅椿の湯 |
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所在地 | 山梨県南都留郡道志村小椿3888 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 10:00~21:00(冬期10:00~20:00) |
定休日 | 年中無休 |
道志村観光協会からのメッセージ
都心からわずか2時間で到着する道志村エリアは、都会の喧騒から離れ、心豊かな時を過ごせるエリアです。道志村は山々に囲まれた地域で、大きな標高差によって春には約1ヶ月間ほど桜の花を楽しむことができます。桜の季節には梅やミツバツツジも同時に咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれますよ。その他にも夏は新緑、秋には紅葉が山々を彩るので、景色を楽しみながらドライブできるのも道志村の魅力です。
道志村はトレッキングルートも豊富で、短いものだと1時間半ほどの行程でハイキングが楽しめます。アウトドアアクティビティがお好きなカップルでしたら、ドライブデートにハイキングを組み込んでみるのも良いですね。その後の温泉は格別ですよ!
その他にも道志村は、源頼朝伝説が多く残る地域としても知られています。道の駅どうしの近くには、源頼朝が刀の切れ味を試すために大きな石を真っ二つに切り裂いたというエピソードが残る「試し切りの石」なんていうスポットもあります。
村内には源頼朝伝説にまつわるスポットが多数あるので、歴史好きのカップルなら、源頼朝にフォーカスしたドライブデートもきっと面白いと思いますよ。
道志村ドライブコースのまとめ
アクセス・所要時間 |
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ベストシーズン |
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体験スポット | 道志川渓流フィッシングセンター
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グルメ | 道の駅どうし
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写真スポット | 野原の吊り橋・久保の吊り橋エリア
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リラクゼーション | 道志川温泉 紅椿の湯
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道志村観光協会の問い合わせ先
名称 | 道志村観光協会 |
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住所 | 山梨県南都留郡道志村6894-4 |
問い合わせ | TEL:0554-52-1414 |
公式ページ | http://doshi-kanko.com/ |

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。