会議でのプレゼンや顧客への提案など、ビジネスシーンにおいて「人前で話す」ことは避けて通れないもの。自身の評価や商談の行方を左右する重要な場面でカッコよく決めたいのに「うまく伝わらない」、「緊張して上手に話せない」と悩むビジネスパーソンも多いのではないでしょうか?
そんな方に向けて、この記事では話し方トレーニングサービス「kaeka」を紹介します。話す力を数値化することで課題点を見つけ、理想の話し方へと導くkaekaは、ビジネスパーソンから政治家まで多くの人が頼る注目のトレーニングです。
今回は、株式会社カエカで人事部の責任者を務める小倉琳さんにお話を伺いました!
この記事の目次
kaekaは話す力を「可視化」するから強みと課題を見つけられる
▲kaekaを展開する「株式会社カエカ」で人事部の部長を務める小倉琳さん
編集部
まず、話し方トレーニングサービス「kaeka」の魅力や特徴について教えてください。
小倉さん
kaekaの一番のポイントは、AIツールを使った弊社独自の評価ツール「kaeka score」によって話す力を数値化する点にあります。
話し方の特徴を可視化することによって課題を見つけ出し、その後の話し方トレーニングに役立てています。
編集部
自分の話し方を客観的な目で捉えることができるのですね。どのような点に着目して話す力を数値化しているのでしょうか?
小倉さん
話す力は「コンテンツ」と「デリバリー」に大きく分けることができます。コンテンツは話す内容、デリバリーは話す際の音声や動作のことで、kaeka scoreではこの2つをさらに細かいカテゴリに分けて分析します。
編集部
具体的には、どのようなカテゴリがありますか?
小倉さん
コンテンツには、筋の通る話をする「プロット」、事実を扱う力を意味する「ファクト」、自分の想いを伝える「ストーリー」、核心を伝える「コア」という4つがあります。
デリバリーは話す際の「スピード」、声の高低を効果的に使う「ピッチ」、間を効果的に使う「ポーズ」、そして「あのー」や「えー」を省く「フィラー」など10のカテゴリに分かれています。
編集部
数値化を行う際は、話すテストのようなものを受けるのでしょうか?
小倉さん
はい。受験はオンラインで実施しております。パソコン画面に向かって30分〜40分程度お話ししてもらい、音声データをもとにAIと専門の採点官が採点を行います。診断結果は2〜3週間でお届けしています。
トレーニングは抑揚やジェスチャーだけでなく、話す内容「コンテンツ」も重視
編集部
数値化のほかにkaekaが大切にするポイントがあれば教えてください。
小倉さん
抑揚のつけ方やジェスチャーの出し方といった「デリバリー」と、内容の組み立て方や構成といった「コンテンツ」を同じくらい大切な要素と考えてトレーニングしていることが特徴的です。
話し方を改善したいと考えている方々にお話を聞くと、もちろんデリバリーに課題を感じている人も多いのですが、自身の文章構成力や経験・感情を上手に伝えるスキルといったコンテンツ面に課題を抱えている人も同じくらいいるんです。
そのため、kaekaではデリバリーだけではお客様の課題とマッチングしないと考え、コンテンツのスキルアップにも力を入れています。
編集部
コンテンツというと、ロジカルに話す力などを伸ばすのでしょうか?
小倉さん
トレーニングの最終的なゴールは「わかりやすく話すこと」にあります。そのためには論理的な文章を話す力を養うことも大切ですが、それだけでなく、話にストーリー性を持たせることで主張をより明確に伝える「ストーリーテリング」も重要になってきます。
相手を惹きつける話し方を学びたい男性には6ヶ月コースがおすすめ
編集部
ここからは、話し方トレーニングの内容について伺っていきます。まず、kaekaのコースや受講期間について教えていただけますか?
小倉さん
個人の方向けには、グループトレーニングとパーソナルトレーニングを組み合わせた「kaeka」と、1対1の完全プライベートレッスン「kaeka pro」があります。
どちらも3ヶ月コースと6ヶ月コースがあり、最も多くの方にご利用いただいているのはkaekaの6ヶ月コースです。
編集部
3ヶ月と6ヶ月でレッスン内容にどのような違いがあるのでしょうか?
小倉さん
3ヶ月コースはベーシックトレーニングという位置付けで、コンテンツとデリバリーの両面から伝わりやすい内容構築方法と明快に話すためのスキルを学びます。
6ヶ月コースではこれに加えて、心に響くストーリーテリングや明瞭な抑揚を含めた話し方など、相手を惹きつける話し方を学びます。
座学は少なく、実践を重視するから効果が期待できる
編集部
kaekaではグループトレーニングとパーソナルトレーニングを組み合わせているということですが、それぞれの特徴を教えてください。
小倉さん
グループトレーニングでは複数の人を前にした発表を繰り返し、緊張と向き合う方法を学びます。また、トレーナーやほかのメンバーからフィードバックを受け、自分の強みと改善点を客観的な目で洗い出します。
パーソナルトレーニングでは、より個人の課題に向き合います。話す力を数値化したkaeka scoreと、本人が設定した目標をもとに、専属のトレーナーが最適なカスタマイズカリキュラムを提案し、効率的な学習をお手伝いします。
編集部
トレーニングでは、実際に話す機会もたくさんあるのでしょうか?
小倉さん
はい。座学は極めて少なく、実践を重視したカリキュラムになっています。グループトレーニングでは、トレーナーによる説明もありますが、シチュエーションを設定して皆さんに実際に話しをしてもらう時間もあります。
例えば「チームメイトに前向きな気持ちになってもらう」ことを目的に、チームメイトに対して2分間のスピーチを行うといった内容です。
編集部
6ヶ月コースを受講すると、どのようなスキルアップが見込めますか?
小倉さん
トレーニングの後半になってくると、自分が興味を持たない話題であってもパッと文章を作って話す練習を行います。そうすることによって自分の中に文章の型のようなものができあがり、会議などでいきなり話を振られた時にも、即興で魅力的な話し方ができるようになります。
土曜や夜間も開講!忙しいビジネスマンも受講しやすい
編集部
忙しい男性の場合、仕事とレッスンを両立できるか心配な方もいると思います。kaekaはグループレッスンとパーソナルレッスンを組み合わせたトレーニングということですが、1ヶ月の受講イメージを教えてください。
小倉さん
グループレッスンは1回3時間、パーソナルレッスンは1回1時間で、それぞれ月に2回ずつ受講していただきます。
土曜日や夜間に開講しているので、例えば土曜日にグループレッスンを、平日の仕事終わりの20時からパーソナルレッスンを受けるようなスケジュールも可能です。
なお、このほかに月4時間の自宅学習を推奨しています。
編集部
受講はオンラインのみですか?
小倉さん
kaekaにはオンライン校と銀座校があります。
銀座校ではスポットライトがついたステージや遮音機能がついたカーテンを完備し、予習や復習、受講者同士のコミュニケーションにご利用いただけるカフェスペースもあります。
スピーチのプロからビジネス界出身者まで多彩な講師がいる
編集部
kaekaでは、どのような講師からトレーニングを受けられるのでしょうか。
小倉さん
トレーナーのバックグラウンドは、大きく3つに分かれます。1つ目は弁論大会への出場などスピーチ競技の経験者で、弊社代表の千葉も全国弁論大会で3度の優勝や内閣総理大臣賞の受賞経験を持ちます。
2つ目は、アナウンサーや舞台俳優、学校や塾の先生など話す仕事に携わってきた人で、3つ目は営業やマーケティングなどビジネスの現場で、活躍してきた人です。
いずれのトレーナーもkaekaが開発したオリジナルカリキュラムを踏まえたうえで、個人が持っている知見をプラスアルファでご提供しています。
編集部
自分の課題に合ったトレーナーに担当してもらうこともできますか?
小倉さん
はい。パーソナルトレーニングのトレーナーに関しては、課題や目標をヒアリングしながら、最適な担当者をご紹介しています。
マネージャーから若手社員、政治家まで!みんなが頼るkaekaのトレーニング
編集部
kaekaのトレーニングは、どのような方に利用されているのでしょうか。
小倉さん
職業や職種は多岐にわたりますが、経営者や政治家、マネージャーなどのリーダー職につく方、人との関わりが多いお仕事の方が多い傾向にあります。
男性が6割で、全体の7割ほどが30代から40代の方です。
編集部
人との関わりが多いお仕事というと、セールスマンの方も多いのでしょうか。
小倉さん
営業の方にもたくさんご利用いただいていますが、kaekaのトレーニングは話し方の根本を捉えるフレームワークを提供しているので、どんなお仕事の方であっても価値を感じていただけると思います。
編集部
受講される方は、自身の話し方のどのような点を課題と感じているのでしょうか?
小倉さん
リーダーの方に多いのは、初めて自分のチームを持った際に、プロジェクトのビジョンや目標を自分の言葉でメンバーに伝えられないことに課題を感じるケースです。
編集部
リーダーとして周りを引っ張っていく立場になったことで話す力の大切さを痛感する人が多いのですね。管理職ではない若い方が受講することもあるのでしょうか?
小倉さん
はい。若い方の場合は、周りに自信がなさそうに見られるとか、上司に話が分かりにくいと言われたことなどをきっかけにお越しいただくことが多いですね。
編集部
「なぜ分かりにくいのか」といった具体的な問題点まで指摘してくれる上司は少ないので、kaeka scoreで数値化して課題を明確にすることは大きな意味がありそうですね。
小倉さん
そうですね。上手に話せない原因を特定することが上達への第一歩です。kaekaの利用者様からも、「自分の話し方の強みと弱みがはっきりした」と言っていただくことが多いです。
受講者がプロジェクト成功や昇進を果たした例も
編集部
kaekaのトレーニングで話し方が大きく改善したエピソードがあればご紹介いただけますか?
小倉さん
ある方は、リーダーとしてプロジェクトを率いるためにはビジョンやミッションを発信し多くの人の心を動かす必要があると感じて受講してくださいました。
トレーニングでは自分が目指すチームの姿を明確にするところからお手伝いし、ミッションやビジョンの整理、それを伝えるためのデリバリーの習得をサポートしました。その結果、プロジェクトでは多くのメンバーの協力を得られたそうです。
また、コンサルタントとして働く方には、自信を持って話せるようになりたいということで受講いただきました。その方はマネージャーへのキャリアアップを目指すなかで、プロジェクトメンバーから自信がなさそうだと思われるのは良くないと考えたそうです。kaekaのトレーニングの結果、思いを情熱的に伝える力を身につけ、見事マネージャーへの昇進を果たしました。
編集部
話し方に関する書籍もとても参考になりますが、kaekaのようにアウトプットしたりフィードバックを受けたりできるトレーニングだからこそ高い効果が期待できるとも言えそうですね。
kaekaのトレーニングに興味を持った方へのメッセージ
編集部
最後に、kaekaの話し方トレーニングに興味を持つ読者の方に、メッセージをお願いします。
小倉さん
話し方というのはどなたにとっても非常に重要な要素だと思います。人は1日に6.1時間話しているというデータもあり、話し方を学ぶことは人生をブラッシュアップすることに等しいとも言えます。
話し方のトレーニングと聞くと、話し方の「型」や「正解」が決まっていて自分らしい話し方ができなくなってしまうのではないかと心配される方がいます。しかし、kaekaのトレーニングはご自身の話し方を分解して数値化し、改善できそうなポイントを探していくので、全てをかちっと型にはめるわけではありません。
一人ひとりが持つベースや良さをもとにトレーニングをしていきますので、ご安心ください。
編集部
仕事でもプライベートでも、コミュニケーション能力の高さはデキる男の条件。小倉さんがおっしゃるように、話し方を変えることは人生を変えるくらいのインパクトがあるのではないかと感じました。
小倉さん、本日はありがとうございました!
kaekaの口コミ・評判
ここからは、kaekaの話し方トレーニングを体験した人のネット上の口コミを紹介します。
座学だけでなく実践も多く満足しました。スピーチの楽しさを知って仕事でも積極的に発言できるようになりました。
話す力がとても伸びたので、費用対効果の高いトレーニングだと感じました。
話す力について体系的に学ぶことができます。トレーニングを受けてから日常生活や仕事で変化を実感しています。
言語化することに苦手意識がありましたが、kaekaに通ってから話すことが苦ではなくなりました。
口コミでは、トレーニングの効果が感じられたという満足の声が多くあがっていました。
無料の個別相談会あり!kaekaのコース・料金
kaekaの個人向けトレーニングのコースと料金は以下の通りです。
料金 | レッスン回数 | |
---|---|---|
kaeka 3ヶ月コース | 21,450円/回 | 12回 ・グループトレーニング6回 ・パーソナルトレーニング6回 |
kaeka 6ヶ月コース | 17,600円/回 | 24回 ・グループトレーニング12回 ・パーソナルトレーニング12回 |
kaeka pro | 242,000円/月 | 希望によって異なる |
kaekaでは、無料の個別相談会を実施しています。相談会は1時間で、トレーニングの内容や最適なコースに関する説明が受けられるほか、実際にスピーチを作りトレーナーからのフィードバックがもらえる受講体験もついています。サービスに興味がある方は、まずは相談会に参加してみてはいかがでしょうか?
個別相談会のお申し込みはこちら:
また、株式会社カエカの代表を務める千葉佳織さんの著書『話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術』では、スピーチのプロである千葉さんによる話し方のテクニックが紹介されているほか、kaekaのトレーニング内容についても掲載されています。気になる方は、ぜひ読んでみてください。
kaekaの基本情報
運営会社 | 株式会社カエカ |
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所在地 | 東京都中央区銀座3-14-10 第一恒産ビル3階 |
公式ページ | https://kaeka.jp/ |
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