自然に還る「鹿野山自然学校」のリトリート体験でビジネスマンのチームワークを高めよう|千葉県

会社で人事部に所属している男性や、チームをまとめる立場の男性なら、社内研修や企画会議をセッティングする機会があるのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、千葉県君津市にある「鹿野山(かのうざん)自然学校」が提供する、出張企業研修。豊かな自然に囲まれた環境の中、メンバー同士で体験を共にしながら研修や会議を行います。

自然の中に身を置き、社会の一部である“人”から自然の一部である“ヒト”に還ることで、従来の発想にとらわれない創造的なアイデアが生まれたり、普段のオフィス環境では見られないメンバー間の交流が促進されたりする効果が期待できるのだそう。

研修や会議で「これまでにない新しいアイデアが生まれるように、オフィスとは違った環境を利用したい」「メンバーとさまざまな体験を共有する合宿スタイルで、とことん意見を出し合いたい」と考えている方は、ぜひチェックしてみてください。

自然に寄り添い、”人”が”ヒト”に戻るプログラムを提供する「鹿野山自然学校」

鹿野山自然学校が提供する自然体験で、森の中で活動をする人々

千葉県南房総国定公園「鹿野山」にある鹿野山自然学校は、「遊ぶ・暮らす・癒す」をテーマに、自然と寄り添うライフスタイルを提案する活動を行っています。

中でも、現在活動のメインとなっているのが、出張型の自然体験や企業研修です。職場とは異なる環境で行うため「リトリート(精神的な静養)」効果も高く、企業のチームビルディング研修としても人気です。

一般的に「リトリート」とは、人が自然に還る旅のこと。日常から離れた場所に身を置き、ゆったりとした時間で自分自身に意識を向けることで、心身に良い影響があると考えられています。

一方で、鹿野山自然学校ではこの定義を一歩進め、リトリートとは“人”が”ヒト”に戻る旅とし、街中での「人」のステータスをそのまま自然の中へ持っていくのではなく、自然の中ではあくまでも生態系の一部である「ヒト」に戻ることを目指しているそうです。

そんな鹿野山自然学校では、これまでに数多くの自然体験アクティビティを提供してきた知識を活かし、企業研修にうってつけのさまざまなリトリートプログラムを実施しています。

そんなプログラムの内容や効果について、鹿野山自然学校の豊島大輝校長の話をもとにお伝えします。

チームビルディングに需要。絆を深め、柔軟な発想を生む

鹿野山自然学校が提供する研修で、コタツに入ってアイデア出しをする人々

鹿野山自然学校で実施するプログラムは、ファミリーや個人グループでの参加もできますが、特に多いのは職場単位での利用なのだそう。

企業研修やチームの企画会議の際、「会議室の中だけでビジョンを伝えたり意見交換をしていても、どこか表面的に感じる…」という経験があるビジネスマンも多いのではないでしょうか。

鹿野山自然学校では、事前にチーム課題をヒアリングした上で、そのチームのリトリートに最適なプランを提案してもらえるので、目的に沿った効果的な体験や議論ができ、通常の研修以上の成果が得られます。

多彩なアクティビティを通し、ビジネスマンの戦略的思考を育む

鹿野山自然学校が提供する自然体験で、森の中で切った竹を燃やしている人々

鹿野山自然学校の出張自然体験や企業研修では、参加者同士が自然の中でコミュニケーションを取りながらアクティビティを体験していきます。このことによって、楽しみながらも戦略的な思考が生まれたり、参加者同士が互いに心を開くことができたりと、さまざまな効果が期待できると言えるでしょう。

以下に、企業研修におすすめの体験アクティビティの一例をご紹介します。

薪割り・焚き火 薪割りのコツを身につけメンバーで作戦を立てながら割っていく、チームビルディングに最適なアクティビティ。ニーズによっては山に入って倒木を集めてくるところから行う。
星空観察・ヨガ 日本ビーチヨガ協会と提携したヨガイベント。新月の夜に自然の中でビーチヨガを体験し、星空観察を行う。星空観察では、神話についての解説なども受けられ、遠い宇宙まで視野が広がる。
クラフト体験 どんぐりや落ち葉など自然の資源を集めて、クラフト体験を行う。

薪割り体験では、薪割りひとつでもさまざまな見方、作戦があることに気づくことができ、「薪が割れるスッキリ感はヤミツキになる」などの感想も多数。また、クラフト体験では、「身の周りにある物を使って工夫する楽しみを知ることができる」「原価ゼロの“そこにあるもの”を使って価値を生み出すコツを知り、新商品開発のヒントを得た」などの声があるそうです。

鹿野山自然学校が提案するアクティビティで仲間意識が高まれば、仕事のチームパフォーマンス向上にも期待できそうです。

上下関係を取り払うことで、メンバーの個性を引き出せる

鹿野山自然学校では、企業研修を行う場合、自然学校のスタッフが、参加者全員が平等に意見を出し合える環境を整え、議論や活動をスムーズに進行するファシリテーターの役割を担います。

リトリートを行う場所では、社会での肩書を外し、すべての参加者がそれぞれ一個人としてフラットな関係であることが大切です。会議の中で発言をする人が偏っていたり、会社での上下関係を引きずっているようなら必要に応じて軌道修正してくれるので、チーム内の誰かが「司会役」の負担を感じることなく、全員で平等に参加することができます。

ビジネスマンとして活躍している男性の中には、学生時代に部活の合宿や文化祭の準備など、メンバーが一体となって取り組むことで、想像以上のパワーやアイデアが生まれた経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

それらを、“場”が持つ力「コミュニティ・エンパワメント」と呼び、その時に感じた雰囲気を再び体験できます。鹿野山自然学校の企業研修は、チームの結束を高めたり、柔軟な発想を引き出したりするには最適と言えるのではないでしょうか。

自然の生物多様性から得られる気づきは、仕事や人間関係に活かせる

鹿野山自然学校校長の豊島大輝さん▲鹿野山自然学校校長の豊島大輝さん

社会の一部でいる間、現代人であれば「分からないことはネット検索をする」「足りないものは購入する」といった暮らしの手段があります。

しかし自分が自然の一部になったときには、自分の頭で考えたりそこにあるものを使って工夫したり、サバイバルする力が必須となってきます。こういった環境では、人間の発想力がこれまでの「常識」の枠組みを超え、大きく広がることが珍しくありません。

鹿野山自然学校でいうリトリートとは単なる「アウトドア」や「自然体験」の枠を超えて、自らを自然の循環の中に置き、自然と一体になることで「ヒト」の力を引き出していくものなのです。

そして同時に、自然の中では多くの発見も得られます。

たとえば自然の循環について、森の中でバードウォッチングをしていてツバメを見つけたとすれば、ツバメの食べ物が虫であることや、ツバメの巣に田んぼの土が用いられていることが観察できます。

「ツバメと虫はつながっている」「ツバメは日本の気候風土に合った暮らしをしている」といった「つながり」を発見していくと、自然界のいろいろな要素が共存共栄していること、そして人間社会も実は同じだということに気づけるでしょう。

自然の中の生物多様性を目の当たりにすれば、人間の多様性、発想の多様性と、考えを広げていくこともできます。自然界でさまざまな生物が調和しているように、どうしたら人間もそれぞれの個性を活かしてバランスよく生きられるかということを、考えるきっかけになるかもしれません。

鹿野山自然学校の予約方法

各種体験のご予約は、公式サイト内のお問い合わせフォームからリクエストできます。

■鹿野山自然学校:お問い合わせフォーム

また、鹿野山自然学校では、企業研修のほかにもカップルやグループで自然体験ができるプログラムなどが用意されています。公式サイトをチェックしてみてください。

鹿野山自然学校で虫捕りをしている子ども

鹿野山自然学校の基本情報

所在地 千葉県君津市鹿野山88 キリンハウス内
公式ページ https://kanozan.jimdo.com/
お問い合わせ https://kanozan.jimdo.com/お問い合わせ/

※最新の情報はホームページ等でご確認をお願いいたします。