都会の喧騒を離れ、優雅なドライブデートを楽しみたい方へ。今回は、美しい海岸線と歴史が織りなす魅力的な街、静岡県下田市をご案内します。立ち寄るスポットは、港を一望する絶景ロープウェイや、2400年の歴史を誇る神社など。自然を楽しみ、歴史に思いを馳せながら、贅沢な時間を過ごすことができるでしょう。
下田市観光協会の進士さんおすすめの、カップルでのドライブデートにぴったりのコースです。
▼今回ご紹介する下田市ドライブスポットの見どころ
この記事の目次
下田市ドライブコース
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出発点 伊豆急下田駅| 約1分(110m)
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スポット1 下田ロープウェイ| 約9分(5.3km)
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スポット2 伊古奈比咩命神社(白濱神社)| 約9分(4.8km)
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スポット3 道の駅 開国下田みなと| 約6分(2.1km)
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スポット4 下田海中水族館
日本で初めての開港場となった歴史をもつ、港町・下田市。国道135号線を走れば、太平洋の青い海が常に寄り添う絶景ドライブを楽しむことができます。
空中散歩のような爽快なロープウェイの旅から、2400年以上の歴史を持つ神社、新鮮な海の幸が味わえるグルメスポット、そして愛らしい海の生き物たちとの触れ合いまで、上質な時間を演出する多彩なスポットが揃っています。
それでは、この魅力的なドライブコースの各スポットを詳しくご紹介していきましょう。
スポット1:下田ロープウェイ(伊豆急下田駅から車で約1分)
最初の目的地は、伊豆急下田駅のほど近くにある「下田ロープウェイ」。乗り場の正面に、専用駐車場があります。
下田ロープウェイでは、歴史と絶景が織りなす港町・下田市の魅力を存分に味わえます。「寝姿山(ねすがたやま)」山頂付近までの約3分の空中散歩では、エメラルドグリーンに輝く下田湾と、赤い瓦屋根が織りなす風情ある街並みを一望。山頂に設けられた2つの展望台からは、それぞれ異なる表情の下田の景色が楽しめます。
この展望台は、ペリー提督が率いる黒船来航で日本開国の舞台となった下田のまちを、鳥のように高い視点から見下ろせる特等席。また、江戸時代の役人たちが江戸や関西へ向かう船の検査や不審船の監視を行っていた「黒船見張所(復元)」もあり、「海の関所」としての歴史を伝えています。
デートで訪れるなら、ぜひ立ち寄りたいのが、展望台のすぐそばにある恋愛のパワースポット「愛染堂(あいぜんどう)」。付近に咲く花々やビー玉などで手水(ちょうず)を可愛らしく彩った「花手水(はなちょうず)」が迎えてくれます。水に浮かべると文字が浮かび上がる「花みくじ」や、土器でできた玉を願いを込めて投げ入れる「和み玉投げ」も、カップルに大人気です。
名称 | 下田ロープウェイ |
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所在地 | 静岡県下田市東本郷1丁目3番2号 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 3月16日~10月15日 8:45~17:00 (上り最終便 16:30発 / 下り最終便 17:00発) 10月16日~3月15日 8:45~16:45 (上り最終便 16:15発 / 下り最終便 16:45発) ※ 天候不良により運休する場合があります |
スポット2:伊古奈比咩命神社(白濱神社)(下田ロープウェイから車で約9分)
下田ロープウェイに乗って山を下り、次に向かうのは、ロープウェイ乗り場から車で10分ほどのところにある「伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)」。縁結びと恋愛成就の神様を祀るこの神社は、地元では「白濱神社」と呼ばれています。
境内に一歩足を踏み入れると、清らかな空気と荘厳な雰囲気に包まれます。参拝の記念には、お札やお守りの他、オリジナルの「恵比寿だるま」も人気です。
参拝を終えたら、波音を聞きながら、境内裏手に広がる白浜海岸へと向かいましょう。海に向かう岩礁の上には、赤い鳥居が佇んでいます。エメラルドグリーンの海と白い砂浜、そしてこの鳥居が織りなす景色は、ここならではの絶景。思わずシャッターを切りたくなる、特別な景観に出会えます。
悠久の歴史が息づく神社での参拝と、美しい海岸線の景色は、訪れる人の心に深く刻まれることでしょう。
名称 | 伊古奈比咩命神社(白濱神社) |
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所在地 | 静岡県下田市白浜2740 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(参拝者は1時間無料) |
スポット3:道の駅 開国下田みなと(伊古奈比咩命神社から車で約9分)
伊古奈比咩命神社の後には、ランチタイムを兼ねて「道の駅 開国下田みなと」へ車を走らせてはいかがでしょうか。
開国下田みなとは、下田の歴史を紹介するミュージアムと、お土産・お買い物処、そして下田の“食”を存分に楽しめる食事処がそろうスポットです。
いま、若者たちの間で絶大な人気を誇るのが、金目鯛のフライとカマンベールチーズを組み合わせたご当地グルメ「下田バーガー」。開国下田みなと内の「Ra-maru(ラマル)」の下田バーガーは、秘伝の甘辛ソースが特徴で、行列もできる人気ぶりです。
そのほかにも、地魚を気軽に味わえる「地魚回転寿司 魚どんや」、地元漁師たちも太鼓判を押す定食が味わえる「地魚の御食事処 さかなや」と、まさに海の幸を味わえるお店がたくさん。新鮮な海の恵みを、お好みのスタイルで堪能できます。
お土産選びも、道の駅の楽しみの1つです。館内には伊豆漁協と地元農協の直売所があり、イセエビやアワビといった高級魚介から、気軽に楽しめるかまぼこやお菓子類まで、地元の誇る逸品がズラリ。珍しいみかんワインや、爽やかな風味が魅力のニューサマーオレンジゼリーなど、季節限定の逸品との出会いも見逃せません。
2階には、下田の誇りが詰まった「下田商品」の専門コーナー。地元の離島で採取された希少な蜂蜜など、人気の特産品が揃います。観光地らしい定番土産から、地元でしか出会えない特別な逸品まで、選ぶ楽しさと発見の喜びを存分に味わってください。
名称 | 道の駅 開国下田みなと |
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住所 | 静岡県下田市外ヶ岡1-1 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 9:00~17:00(店舗により異なる) |
定休日 | 道の駅は年中無休(各店舗の休みは店舗により異なる) |
スポット4:下田海中水族館(道の駅 開国下田みなとから車で約6分)
最後に訪れるのは、海に面した「下田海中水族館」。愛らしい海の生き物たちとの心温まる出会いが待っています。
ここを訪れるなら外せないのが、イルカショーを思い切り近くで体験できる特別な観覧席「アメージング・シート」です。追加料金が必要になりますが、その価値は十分。目の前でイルカが描く優美な曲線、頭上を悠々と飛び越えていく姿は、思わず息を呑むほどの迫力です。
そのほか、ペンギンやアシカたちも、それぞれの個性を活かしたユーモア溢れるショーを披露。思わず笑顔がこぼれる楽しいひとときを演出してくれます。また、イルカが泳ぐ入り江でのペダルボート体験や、水族館のバックヤードツアーなど、体験型アクティビティも充実しています。
見学時間は1時間半程度が目安。お気に入りのショーや特別展示にじっくり時間を使いたい方は、2時間程度の余裕を持って訪れることをおすすめします。
名称 | 下田海中水族館 |
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所在地 | 静岡県下田市3丁目22番31号 |
駐車場情報 | 専用駐車場あり(無料) |
営業時間 | 9:00~16:30(季節等によって開業・閉業時間に変更あり) |
休館日 | 12月に4日間ほど休館あり。2025年は12/9〜12/12が休み |
下田市観光協会からのメッセージ
すべてのスポットを回った後、「さらに下田を満喫したい」という気持ちがありましたら、「下田開国博物館」へも足を運んでみてください。
ここは、日本開国の感動の瞬間が、今なお息づく場所です。黒船来航の緊迫した空気を伝える史料や、志士・吉田松陰ゆかりの品々など、貴重な展示の数々に出会えます。
さらに、同じ敷地内に誕生したトリックアート美術館では、最新のテクノロジーが歴史体験の新しい扉を開きます。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすと、静かに佇むペリーの肖像画などが突如動き出し、まるで目の前で語りかけてくるかのようです。
下田市ドライブコースのまとめ
おすすめの回り方 |
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アクセス・移動 |
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主な観光スポット | 下田ロープウェイ
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伊古奈比咩命神社(白濱神社)
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道の駅 開国下田みなと
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下田海中水族館
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下田開国博物館
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フォトスポット | ロープウェイ山頂のハート型モニュメント 白浜海岸の鳥居と白砂のコントラスト リュウグウ洞窟周辺の「ハートビュースポット」 天気の良い日は海岸線からエメラルドグリーンの海を一望 |
下田市観光協会の問い合わせ先
名称 | 下田市観光協会 |
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住所 | 静岡県下田市外ケ岡1-1 道の駅 開国下田みなと内 |
問い合わせ | 0558-22-1531 |
公式ページ | https://www.shimoda-city.info/ |

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。