東南植物楽園で出会う1,300種の南国植物!カピバラとの触れ合いも楽しめる|沖縄県

沖縄を観光で訪れる予定がある方は、せっかくなら、現地でしか見られない珍しい植物がある施設に足を運んでみてはいかがでしょうか?

沖縄県沖縄市にある「美らヤシパークオキナワ・東南植物楽園(以下、東南植物楽園)」は、南国情緒にあふれた個性的な植物園です。熱帯・亜熱帯地域特有の植物を中心に約1,300種類が展示されており、カップルや家族連れはもちろん、お一人様でも丸一日楽しく過ごすことができます。

植物の観賞だけでなく、カピバラやリクガメといった動物との触れ合いや、全国的に注目を集めているイルミネーションも楽しめます。この記事では、そんな東南植物楽園の魅力を詳しくご紹介します。

東南植物楽園の魅力:南国植物と動物ふれあいスポット

東南植物楽園の展示植物全体の様子

東南植物楽園は、那覇空港から車で1時間程度、沖縄自動車道・沖縄北インターから約5分の距離にある観光スポットです。

園内は、熱帯・亜熱帯の植物を中心とした「植物園」と、湖や滝などの水辺のスポットが設けられた「水上楽園」の二つのエリアで構成されており、それぞれ異なる魅力的な風景を楽しむことができます。

また、壮大なスケールの植物や愛らしい動物たち、期間限定のイルミネーションなど、園内には写真映えする光景が盛りだくさん。そのため、カメラを持って一人で訪れる男性も多く見られます。

ここからは、園内の見どころや男性におすすめの楽しみ方について、東南植物楽園のセールス・マーケティング部課長・長田奈美江さんに伺った話をもとにご紹介します。

“日本一の規模”を誇る高さ25mの「ユスラヤシの並木」は童心をくすぐる

日本最大規模を誇るユスラヤシの並木

▲日本最大規模を誇るユスラヤシの並木通り

「植物園」の代表的な見どころといえば、ユスラヤシの並木通りです。空に向かって伸びる木々の高さは25mにも達し、日本一の規模を誇ります。長い年月をかけて作り上げられたその光景の迫力は、訪れる人々の心を魅了することでしょう。

ユスラヤシ以外にも、トックリのようにふくらんだ幹が特徴的なトックリヤシの並木や、約80種類のハーブが生育するハーブ園など、沖縄県外ではなかなか見ることのできない南国特有の風景に触れることができます。

植物に興味がある方にとっても、この新鮮な環境での散策は、きっと飽きることなく楽しめるはずです。

沖縄最大級のハス池と希少なスイレン:「蓮・睡蓮まつり」の見どころ

東南植物楽園で見られるハスの花

もうひとつのエリアである「水上楽園」も見どころ満載です。

アフリカのサバンナ地帯に分布し、小説「星の王子さま」でも有名なバオバブや、真っ赤な樹液を持ち、世界一長寿の木といわれるリュウケツジュなどが観察できます。

沖縄県内最大級のハス池「思いやりの湖」も魅力的です。白と桃色のハスの花が湖面を彩る6月中旬から2ヶ月半は「蓮(ハス)・睡蓮(スイレン)まつり」が開催されます。ハスの花は早朝に咲き始め、お昼頃には閉じてしまう特性があるため、土日祝日は開園時間が通常より早い朝7時に変更されます。

一方、スイレンは紫・ピンク・白・黄色と様々な色があり、朝から夕方まで開花を楽しめます。青色のスイレンは熱帯・亜熱帯地域特有の品種で、国内の屋外では沖縄県以外ではめったに見られません。

カピバラやリスザルとのふれあい体験:大人気の動物コーナー

動物ふれあい広場のカピバラとリスザル

▲動物ふれあい広場のカピバラとリスザル

「水上楽園」には、動物に餌やりをしたり、一緒に遊んだりできる「動物ふれあい広場」もあります。世界最大のげっ歯類であるカピバラや、リスのような顔をしたリスザルは、特に男性に人気が高いそうです。

ほかにもリクガメやミーアキャット、ウサギやヤギなども飼育されており、これらの動物たちの愛くるしい姿に癒されること間違いありません。

土日祝日にはバードパフォーマンスショーも開催され、インコやオウムによる迫力のある飛行を間近で楽しめます。ショーの後には、鳥たちとの記念撮影も実施。きっと旅の思い出に残る一枚が撮れることでしょう。

バードパフォーマンスショーの様子

▲間近で見ることができるバードパフォーマンスショー

さらに、定期的に開催されている「せかいの昆虫展」では、世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブトや世界最強のクワガタとして知られるパワーアンペアオオヒラタクワガタなどの生体約20体のほか、およそ300点の標本も展示されます。大人の男性も夢中になってしまうほどの魅力的な展示だそうです。

注目の夜景とグルメ:東南植物楽園のイルミネーションとレストラン

東南植物楽園の魅力は、植物や動物だけにとどまりません。秋から初夏にかけて展示される壮大なイルミネーションは、全国的な表彰を受けるほど評価が高く、多くの人々の注目を集めています。さらに、園内の飲食店では、地元で採れた新鮮な野菜や園内で栽培されたハーブを使用した料理を楽しむことができます。

ここからは、東南植物楽園が誇る「光」と「食」の魅力について、詳しくご紹介していきます。

“全国2位”に選ばれた壮大なイルミネーションがデートをロマンチックに

ハスをモチーフにしたイルミネーション

▲植物園ならではの植物をモチーフにしたオリジナルイルミネーション

東南植物楽園の「沖縄南国イルミネーション」は2023年、夜景観光を推進する一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」主催の「インターナショナルイルミネーションアワード」で、イルミネーションイベント部門全国2位に輝きました。※「東南植物楽園」公式サイト:プレスリリース

さらに、同法人が認定する「沖縄三大夜景」にも選ばれています。

イルミネーションは、東南植物楽園のスタッフが総出で制作・設置を行っており、その手作りで温かみのある装飾が高く評価されています。テーマは毎年変わり、2023年10月〜2024年5月に開催された「輝く南国の花たち」では、蓮の花やハイビスカス、ヒスイカズラなどをモチーフにした植物園ならではの電飾が、多くの来園者を魅了しました。

ハスをモチーフにしたイルミネーション

▲ハスをモチーフにしたイルミネーション

南国の植物園というロケーションを活かした幻想的で壮大な世界観は一見の価値ありです。イルミネーションを目当てに沖縄旅行を計画する人もいるほどの人気ぶりです。カップルにとってはロマンチックな時間を過ごせる絶好のスポットとなっています。

2024年10月から新たなイルミネーションが展開される予定です。興味のある方は、最新情報を公式サイトでチェックしてみてください。

東南植物楽園のイルミネーション

東南植物楽園のイルミネーション

東南植物楽園のイルミネーション

スクロールでイルミネーションの写真が見られます→

地元食材を活かしたレストラン「PEACE」の魅力

園内にあるレストラン「PEACE」では、地元の食材を使ったランチがビュッフェ形式で楽しめます。

麻婆豆腐やエビチリ、チャーハンなどの中華料理やパスタといったメニューが豊富に用意されています。さらに、サラダコーナーには、園内で採れたハーブや園近郊の農家が手がけた地場産野菜が、自家製ドレッシングとともに置かれています。また、しゃぶしゃぶには旬のハーブの香り豊かな出汁が使われており、肉との相性が抜群です。

「PEACE」の魅力は料理だけではありません。窓の外に広がる植物の景色や、テラス席からの眺めも楽しめる絶好のロケーションです。豊かな自然に囲まれながら家族やカップルで楽しむ食事は、より一層おいしく感じられることでしょう。

「PEACE」の営業時間は期間によって異なります。「蓮・睡蓮まつり」会期中の土日祝日は朝7時の開園と同時にオープンし、台湾料理の朝食メニューが提供されます。またイルミネーション期間中はディナー営業も行われ、沖縄の琉球在来豚であるアグーを使った料理が人気メニューとなっています。

■「東南植物楽園」公式サイト:レストラン[PEACE]

来園者の声:東南植物楽園の口コミと評判

ここからは、東南植物楽園の来園者の口コミ・評判をお伝えします。

初めての訪問でしたが、昼と夜とでは全く違う雰囲気で、一日中楽しめました。昼間は熱帯植物園に加え、動物とのふれあいコーナー、バードショーなど人懐っこくて可愛い動物とたくさんふれあえます。夜のイルミネーションは、世界観が一変します。音楽やレーザー光線も素敵で、飽きることはありませんでした。

今まで見てきたイルミネーションの中でダントツで綺麗でした!彼氏と行きましたが、二人で過ごせて最高の思い出になりました。今度は子どもを連れて行きたいと思います。

カップルに人気であることがうかがえます。アクティビティが豊富なので1日だけでは遊びきれなかったという声も見られます。季節によって観賞できる植物も異なるため、沖縄を訪れた際にはまた来園したいという方が多い印象です。

東南植物楽園の入園料と割引プラン

東南植物楽園の入園料は以下の通りです。

年齢 入園料
大人(18歳以上) 1,650円
中人(13~17歳) 1,200円
小人(4~12歳) 700円
3歳以下 無料

※10月~5月のイルミネーション期間中は別料金となります。

入園料にランチセットがついたお得なプランや、何度でも入園できる年間パスポートも用意されています。詳細は公式サイトでご確認ください。

■「東南植物楽園」公式サイト:ご利用案内

東南植物楽園の施設概要と利用案内

運営会社 株式会社東南植物楽園
所在地 沖縄県沖縄市知花2146番地
問い合わせ先 098-939-2555
営業時間 9:30~18:00
※入場は17:30まで
イベント開催時は開園・閉園時間が変更になる場合があります
公式ページ https://www.southeast-botanical.jp/

※最新の情報は公式ホームページでご確認ください。