「胎内高原ビールで」変わる常識!苦くないクラフトビールの魅力

「ビールは苦手」「ビールは苦いから飲んだことがない」そんな過去の経験やイメージでビールを避けている方、実は素晴らしい味わいを逃しているかもしれません。

特に、同僚や先輩と飲む機会の多い男性で、「ビールの美味しさがわからない」と感じて居心地の悪さを覚える方もいるでしょう。そんな方々に伝えたいのが、ビールの味は種類によって大きく異なり、「ビール=苦い」という固定観念は必ずしも当てはまらないということです。

本記事では、「ビール=苦い」という概念を覆す、革新的なクラフトビール「吟籠麦酒(ギンロウビール)」と「胎内高原ビール」をご紹介します。「ビールを美味しく楽しめる大人になりたい」と考えたことがある方は、ぜひご覧ください。

※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

新潟ビール醸造が提案する、苦くない革新的クラフトビール

ビールの仕込みタンクの中(左) ホップ投入後の煮沸(苦味を付ける作業)(右上) ビールの仕込みの様子(右下)

今回紹介する2種類のクラフトビールは、新潟ビール醸造株式会社で製造されています。同社は新潟でクラフトビールを製造する会社ですが、興味深いことに、社長である浅野氏は元々ビールが苦手だったそうです。しかし、このクラフトビールとの出会いにより、「ビールって実は美味しいんだ」と気付いたとのことです。

この記事では、かつてビール嫌いだった社長が「初めてビールを飲む人に本当の美味しさを知ってほしい」という思いで販売している6種類のクラフトビールについて紹介します。また、"ビールの本当の美味しさ"をどのように生み出しているのか、その秘密に迫ります。

ビール史上最高クラス。硬度14度の“超軟水”を使い、雑味のない味を表現

ビールを仕込む際に使用する水は飯豊朝日連峰(いいであさひれんぽう)からの雪解け水を使った硬度14度の超軟水です。一般的に硬度50度程度でも"超軟水"とされますが、これほど軟水度の高い水をビールの原料に使用しているのは、日本でも珍しいとされています。

この水はミネラルが少ないため、麦芽本来の風味が際立ちます。同時に、雑味が少なくスッキリとした飲み口になっています。そのため、ビール愛好家はもちろん、普段ビールが苦手という人にも美味しく楽しめるのが特徴です。

新潟産コシヒカリが生み出す、ジャパニーズスタイルの「吟籠麦酒」

「吟籠麦酒」の原料には、米どころの新潟らしく「コシヒカリ」が使われています。米粉にしたり、精米後にさらにお米を削ったりと、試行錯誤の末にビール醸造に最適なお米が選ばれました。

ホップには、ビールに苦味をつける「ビタリングホップ」と、香りをつける「アロマホップ」の2種類があります。吟籠麦酒では、ビタリングホップを控えめに、アロマホップを豊富に使用しています。その結果、麦芽の甘みとホップの香りが際立ったビールに仕上がっているのです。

フルーティーな「吟籠WHITE」とスッキリ系「吟籠IPA」:苦味を抑えた2つの味わい

吟籠麦酒には「吟籠WHITE」と「吟籠IPA」の2種類があります。

「吟籠WHITE」は華やかな香りを主体とし、苦味を抑えたフルーティーな味わいのビールです。従来の「ビール=苦い」というイメージを覆す新しい商品となっています。苦味が控えめなので、「ビールの苦味が少し苦手」という方におすすめです。一方、「吟籠IPA」は柑橘系ホップの香りと適度な苦味、さらにお米のほのかな味わいが特徴的で、爽やかで飲みやすいビールです。

興味深いことに、この2種類のビールは女性向けと男性向けにそれぞれ開発されており、カップルでの利用を想定しているそうです。ビールの苦味が苦手な方はもちろん、大切な人と過ごす特別な休日のひとときに、「吟籠麦酒」を味わってみてはいかがでしょうか。

オシャレな「胎内高原ビール」:パッケージデザインにも注目

「胎内高原ビール」の商品

胎内高原ビールは2023年にリブランディングを行い、それに合わせてラベルも胎内市の空をイメージした美しいグラデーションとなりました。この印象的なパッケージはお客様にも好評で、中にはビールを飲んだ後、空き瓶を一輪挿しとして再利用している方もいるそうです。

新しいコンセプトは「空を見上げて飲むビール」です。美味しいビールを楽しみながら、世界中どこでもつながっている空を見上げ、様々な想いを巡らせてほしいという願いが込められています。

このようなお洒落なパッケージは、飲む人の気分を高めてくれます。自宅のベランダでくつろぐ時や、キャンプで自然を満喫する時など、様々な場所や状況で空を見上げながら飲んでみたくなる、そんなビールです。

多彩な味わいの「胎内高原ビール」:4種類の個性豊かなクラフトビール

もうひとつのブランド「胎内高原ビール」のラインナップは4種類で、苦味の少ないものからかすかな苦味のあるものまで多様な味わいがそろっています。ビールを初めて飲む方は、苦味の少ないものから始めて、ビールの美味しさを知ってから他の味にもチャレンジするのがおすすめです。

それでは、苦味の少ないものから順に紹介します。

「胎内高原ビール 雲のヴァイツェン」は苦みが弱く、バナナやクローブのような香りが特徴。飲みやすく、女性に人気の高いフルーティーなビールです。その品質の高さが認められ、「2015ワールドビアアワード日本部門銀賞」「2016アジアビアカップ金賞」を受賞しています。

「胎内高原ビール 星のシトラヴァイツェン」は柑橘系の爽やかな香りとかすかな苦味を楽しめます。その名の通り、夜空の下で飲むのにぴったりなビールです。

「胎内高原ビール 月のアルト」はコクのある琥珀色のビール。麦芽の芳醇な風味とホップの苦味が絶妙なバランスで、一度飲むとヤミツキになります。その独特な味わいが評価され、「2015ワールドビアアワードアジア金賞」を受賞しています。

「胎内高原ビール 太陽のピルスナー」は定番というべきビール。爽快感のある喉越しと、ホップの爽やかな苦味が特徴で、特に暑い日に飲みたくなる爽やかさがあります。その品質の高さから「2017ワールドビアアワード銅賞」「ジャパン・グレートビア・アワーズ2022金賞」を受賞しています。

直営ダイニングバーで“生”クラフトビールとのペアリングを楽しもう

「ビアダイニングen」のタップ

▲「ビアダイニングen」のタップ。ここでは生クラフトビールが味わえる

紹介したクラフトビールは瓶詰めで販売されていますが、時間の経過とともに鮮度が落ちます。また、吟籠麦酒は加熱処理のため、香りが若干弱くなります。全国各地の飲食店では樽生を提供しており、瓶ビールとは異なる風味を楽しむことができます。瓶ビールと樽生の違いを比較してみるのも興味深い体験になるでしょう。

新潟県のJR中条駅近くには、胎内高原ビール園直営のダイニングバー「ビアダイニングen」があり、ここでも生ビールが提供されています。近隣にお住まいの方や新潟旅行の際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

おすすめ料理は「越後の黄金豚」を使用したハムやソーセージ、そして人気のラムしゃぶです。油っぽくない料理とビールを合わせると、意外にもビールの味わいが引き立つことに気づくでしょう。胎内高原ビール園の公式インスタグラムでは、鍋に「月のアルト」を加えてコクを出す調理法も紹介されています。ご家庭でもぜひお試しください。
公式:TAINAI KOGEN BEER「直営レストランについて」

胎内高原ビール園直営のダイニングバー「ビアダイニングen」

▲胎内高原ビール園直営のダイニングバー「ビアダイニングen」

「ビアダイニングen」のラムしゃぶ

▲「意外とビールに合う」と評判のラムしゃぶ

「TAINAI KOGEN SWEETS」:胎内高原ビールが提案する地元スイーツブランド

「胎内高原ビール」と胎内市の空

新潟ビール醸造株式会社では、地元・胎内市の魅力を全国に発信するためにさまざまな活動を展開しています。その一環として、"地元産品の加工を通じてもっと胎内を盛り上げたい"という思いから、スイーツブランド「TAINAI KOGEN SWEETS」を立ち上げました。このブランドでは、胎内市の地域産品や日本全国から厳選した食材を使用した独自のスイーツを提供しています。

ブランドの第一弾商品として誕生したのが、米粉のバームクーヘン「プレミアムTAINAI米粉ばうむ」です。米粉の発祥地である胎内市ならではのこのスイーツは、希少な高級バターとして知られる「カルピスバター」と地元産米粉を使用しています。その結果、しっとりもちもちとした食感が特徴の本格的な商品に仕上がっています。

公式オンラインショップでは、このバームクーヘンに加えて、胎内高原ビールの飲み比べセットなども販売されています。胎内市の魅力が詰まった商品を楽しみたい方は、ぜひ公式ホームページをご覧ください。

胎内高原ビールを製造する新潟ビール醸造株式会社の基本情報

運営会社 新潟ビール醸造株式会社
所在地 【山の駅胎内高原ビール園】
新潟県胎内市熱田坂670番地
問い合わせ先 https://www.tainaibeer.com/contact.html
公式ページ https://www.tainaibeer.com/
オンラインショップ https://store.shopping.yahoo.co.jp/tainaibeer/

※最新の情報は公式ページでご確認ください。