湯河原町 ドライブデート:滝→万葉公園→五所神社→みかんスイーツで締める半日コース

この記事で分かること

  • 滝→万葉公園→五所神社→みかんスイーツの回り方(半日で無理なく回れる順番)
  • 万葉公園の使い分け(玄関テラスで軽く/惣湯テラスでしっかり休む)
  • 湯河原らしい締め方(みかんスイーツのお土産選びまで)

温泉地って、ただ入るだけじゃなくて「歩く場所」「寄り道する場所」があると、一気に満足度が上がります。湯河原はまさにそのタイプで、滝の音に癒されて、公園でゆっくりして、神社で空気を変えて、最後に甘いもので締める──そんな半日コースが気持ちよくハマります。

このルートは、まず不動滝で足湯とマイナスイオンを浴びて、万葉公園では川のせせらぎを聞きながら休憩(時間があれば惣湯テラスで温泉と読書も)。次に五所神社で巨木に圧倒され、最後はちぼりスイーツファクトリーで湯河原みかんのスイーツを楽しむ流れです。移動は3〜7分程度なので、疲れにくく、会話も途切れにくいのがポイント。

今回は、湯河原温泉観光協会の久能木(くのき)さんおすすめの回り方をベースに、各スポットの楽しみ方と回りやすい順番をまとめました。

▼今回ご紹介する湯河原町ドライブスポットの見どころ

神奈川県湯河原町のドライブスポット、不動滝、万葉公園、ちぼりスイーツファクトリー

湯河原の魅力が詰まった優雅なドライブコース

  • 出発点 JR湯河原駅
    | 約7分(4.2km)
  • スポット1 不動滝
    | 約4分(2.2km)
  • スポット2 万葉公園
    | 約5分(2.3km)
  • スポット3 五所神社
    | 約3分(800m)
  • スポット4 ちぼりスイーツファクトリー

起点となるJR湯河原駅は、建築家・隈研吾(くま けんご)氏の設計による魅力的な駅舎として生まれ変わり、湯河原の新しい観光の象徴となっています。

駅前には、平安時代末期からこの地域一帯を治めていた人物、土肥実平(どい さねひら)の銅像が設置され、駅の裏手には土肥一族の菩提寺(ぼだいじ)があります。菩提寺には推定樹齢900年とされる大樹や、土肥実平を助けた「七人衆」にまつわる特別な祠(ほこら)が残されているため、歴史好きカップルであればぜひ訪れてみてください。

今回ご紹介するドライブコースは、そんなJR湯河原駅を出発点に、夏目漱石の『明暗』の舞台として知られる不動滝から、約1300年の歴史を持つ五所神社、そして湯河原みかんを使った創作スイーツまで、各スポットは車で3〜7分程度移動距離と効率よく回れる設計となっています。足湯やカフェ、温泉施設など、随所に休憩ポイントを設けることで、ゆとりある大人の時間を演出できるコースです。

それでは、湯河原の新旧の魅力が詰まった、珠玉のスポットをご紹介していきましょう。

スポット1:不動滝(JR湯河原駅から車で約7分)

新緑が美しい不動滝、周囲は緑に囲まれてマイナスイオンたっぷり

湯河原駅から車でわずか7分ほどで到着する不動滝は、春から秋まで楽しめる自然豊かなスポットです。落差15メートルの滝は決して大きくありませんが、湯河原を代表する名所の一つとして親しまれています。

滝のたもとには趣のあるお茶屋があり、ここでは足湯を楽しむことも。マイナスイオンを浴びながらの足湯は、心身ともにリフレッシュできる贅沢なひとときを提供してくれます。

そんな不動滝には、実は文学的な価値も秘められているのです。その代表が、夏目漱石の名作『明暗』の舞台の一つとして登場すること。不動の滝は明治時代後半に多くの文人が訪れた場所であり、夏目漱石もその一人でした。

夏目漱石は湯河原の魅力に惹かれ、長期滞在しながら創作活動を行っていました。「今、湯河原にいるから遊びに来ないか」と、多くの文化人たちを誘ったという逸話も。その結果、この地は文学の香り漂う温泉地として知られるようになりました。デートの合間に、文豪たちが愛した風景に思いを馳せるのも素敵かもしれません。

同じく作家の国木田独歩(くにきだ どっぽ)も湯河原に長らく滞在し、湯河原を舞台にした小説を複数残しています。彼の作品によって湯河原の魅力が広く世に知られるようになったとも言われています。

名称 不動滝
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上750
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)

スポット2:万葉公園(不動滝から車で約4分)

万葉公園を流れる川

不動の滝の次に訪れるのは、自然豊かなスポット「万葉公園」。園内には、観光案内所やカフェ、コワーキングスペースが入った「玄関テラス」があり、川のせせらぎを聞きながら休憩できます。

一方、日帰り温泉施設の「惣湯テラス」は、2026年5月25日の公式お知らせで、現時点での再開が難しい状況と案内されています。再開時期は決まり次第公式ホームページで案内されるため、温泉利用を目的に訪れる場合は、事前に最新情報を確認しておきましょう。

万葉公園は、万葉集で唯一温泉の湧き出る様子を詠んだ和歌が湯河原の歌とされていることを記念して造られました。また、公園内には国木田独歩の『湯河原ゆき』の一節を刻んだ石碑があり、古代と近代の文学遺産を今に伝えています。

名称 万葉公園
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
駐車場情報 周辺駐車場あり(無料・有料あり)
※利用する施設や駐車場により異なるため、現地案内または公式アクセス情報をご確認ください。
施設名 玄関テラス(観光案内所、カフェ)
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566(万葉公園内)
駐車場情報 周辺駐車場あり(無料・有料あり)
営業時間 10:00〜17:30
定休日 第2火曜日
施設名 惣湯テラス(日帰り温泉施設)
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566(万葉公園内)
営業状況 現在休業中
※2026年5月25日の公式お知らせ時点で、再開時期は未定です。最新情報は公式ホームページをご確認ください。
公式ページ https://yugawarasoyu.jp/news/863/

スポット3:五所神社(万葉公園から車で約5分)

五所神社と御神木の楠

万葉公園から車でわずか5分ほどの場所に位置する五所神社は、湯河原最古の神社として知られています。その歴史は約1300年前にまで遡り、万葉集の成立(約1200年前)よりもさらに古い歴史を持つ由緒ある神社です。

境内の見どころは、推定樹齢850年という古のご神木。高さ36メートルにも及ぶその姿は、まさに荘厳そのもので、天に向かって堂々と枝を広げる姿は、訪れる人々を圧倒する存在感を放っています。また、銀杏の巨木もご神木に劣らない威容を誇り、境内に厳かな雰囲気を醸し出しています。

そんな五所神社の創建には興味深い逸話が残されています。五所神社は、二見加賀之助(ふたみ かがのすけ)という金沢出身の人物により湯河原が開拓された時に土地の守神として創建された神社とされています。二見加賀之助は湯河原に大きな影響を与えた人物とされ、その名は現在の地名にも残っています。

湯河原と金沢には、現代にも続く興味深い接点があります。両市の玄関口となる湯河原駅と金沢駅は、どちらも建築家・隈研吾氏の設計によるもの。歴史的な繋がりが、建築という形で現代に受け継がれているのです。

このように、湯河原の歴史と文化の重要な証人として、五所神社は今日もなお、多くの参拝者を迎えています。

施設名 五所神社
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮下359-1
駐車場情報 専用駐車場あり(無料)

スポット4:ちぼりスイーツファクトリー(五所神社から車で約3分)

ちぼりスイーツファクトリーのカフェスペースとスイーツ

湯河原駅前の一段下がった場所に位置する「ちぼりスイーツファクトリー」は、湯河原みかんを使ったスイーツや焼き菓子を楽しめる店舗です。カフェやミニ工場見学コース、お菓子づくり体験コーナーもあり、ティータイムとお土産選びの両方を楽しめます。

看板商品の一つが、みかんジャムを使用したサブレサンド。また、みかんシュークリームは、ヘタの形までみかんを模した可愛らしいデザインで、カスタードクリームにみかんの風味がよく合います。他にも60分食べ放題+ワンドリンク付きのクッキーバイキングは税込880円で楽しめます。

アイスクリームもみかんの風味が活きた逸品として評判で、ドリンクメニューでは、搾りたてのような風味が特徴の濃縮還元ではないみかんジュースがおすすめです。

ここでは地元の素材にこだわった商品開発を行っていることもあり、湯河原みかんを使用した様々なお土産も揃っています。帰り道のドライブのお供にお土産を購入するのも良いでしょう。

施設名 ちぼりスイーツファクトリー
所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥1-15-4
駐車場情報 第1専用駐車場9台、第2専用駐車場16台、大型バス駐車場、大型バイク専用駐車場あり
※店舗で購入した場合60分無料、2,000円以上購入で120分無料(最大120分まで)
営業時間 10:00〜17:00
主な体験・サービス ミニ工場見学コース、カフェ、ショップ、お菓子づくり体験コーナー、クッキーバイキング
クッキーバイキング 60分食べ放題+ワンドリンク付き 税込880円
定休日 なし
※年数日のメンテナンス休日あり
公式ページ https://www.tivoli-factory.com/?page_id=708

湯河原温泉観光協会からのメッセージ

このコースは、朝10時からスタートしてランチをとり、午後3時頃まで湯河原の魅力あるスポットを巡るドライブデートプランですが、時間が許すなら、ぜひ町立湯河原美術館もご覧ください。

湯河原美術館は、元々は旅館の所有物として各所に分散していた貴重な芸術作品を、多くの人々が鑑賞できるようにとの思いから設立された施設です。日本画の巨匠・竹内栖鳳(たけうち せいほう)も湯河原にアトリエを構えており、その作品のレプリカが美術館に展示されています。現在では日本画家の平松礼二先生が美術館内にアトリエを持ち、不定期で公開やトークショーも行われるなど、文化的な営みは途切れることなく続いています。

温泉と文学と歴史、そして新しい文化が重なり合う湯河原で、特別な一日をお過ごしください。

湯河原町ドライブコースのまとめ

おすすめの回り方
  • 全行程:約5時間
  • 出発:午前10時頃
  • 終了:午後3時頃
  • 各スポット間は車で3〜7分と近距離
癒しポイント
  • 不動滝でマイナスイオンを浴びながらの足湯体験
  • 惣湯テラスでの大人限定の温泉と読書時間(要予約)
  • 川のせせらぎを聞きながらのカフェタイム
文化・歴史スポット
  • 夏目漱石『明暗』の舞台となった不動滝
  • 約1300年の歴史を持つ五所神社と樹齢850年の御神木
  • 万葉集ゆかりの万葉公園と国木田独歩の文学碑
  • 建築家・隈研吾氏設計のJR湯河原駅
インスタ映えスポット
  • マイナスイオンたっぷりの不動滝の景観
  • 万葉公園の川辺の遊歩道
  • 五所神社の荘厳な御神木と巨大な銀杏
グルメ&スイーツ
  • 惣湯テラスの上質な食事(要予約)
  • 湯河原みかんを使用した創作スイーツ各種
  • 60分食べ放題のクッキーバイキング
  • 搾りたての風味が特徴のみかんジュース
施設情報
  • 不動滝・五所神社・ちぼりスイーツファクトリーには駐車場あり
  • 万葉公園・玄関テラス周辺は無料・有料の駐車場があるため、現地案内または公式アクセス情報を確認
  • 惣湯テラスは現在休業中。再開時期は公式ホームページで案内予定
  • 玄関テラスは予約不要で気軽に利用可能
  • ちぼりスイーツファクトリーは駅前で立ち寄りやすく、購入額に応じて駐車場の無料時間あり

湯河原温泉観光協会の問い合わせ先

住所 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
問い合わせ お問い合わせフォーム
https://www.yugawara.or.jp/contact/
公式ページ https://www.yugawara.or.jp/
編集部:竹内 彩
●編集部 竹内彩

観光協会おすすめの「ドライブデート」企画や、「プロに聞くアドバイス」企画の編集を担当。地方移住に関する取材経験が150本と豊富で、各地の名所に精通。プライベートでも週2回はドライブするほどのドライブ好き。