安全対策バッチリ!安心して使えるマッチングアプリの見極めとおすすめ4選

「マッチングアプリって本当に安全なの?」
「女性でも安心して使えるアプリがあるなら使ってみたいけど」

本記事は、いくつものマッチングアプリ運営会社へ取材し安全性への対策について聞いてきた編集部が、安全対策意識が高く、安心して利用できるマッチングアプリについて解説していきます。

安心して使える安全なマッチングアプリの条件とは?

「安全なマッチングアプリとは何か?」を説明するとこの3つが求められることになります。

安心して使えるアプリの指標
  • きちんとした法人企業が運営しているか。
  • 危険な利用者が登録したときにすぐに対応できているか。
  • トラブルになりそうなときに運営者に守ってもらえるか。

本記事では、結論として先に各アプリを調査し、編集部が設定した安心安全の条件に当てはまるおすすめのアプリを紹介します。その後、実際にどういった条件で調査をしたか12個の調査項目に関して解説を行います。

編集部の調査結果!安心&安全なマッチングアプリの一覧

今回は12個の項目に関して、大手アプリで1つずつ当てはまるかの調査を行いました。

その結果、全てクリアしていたのがこちらのアプリです。

アプリ名 アプリの特徴 参考リンク

with
with

■20代の恋愛向き
20代の恋愛目的の人と出会いたい人向け。性格診断・心理テストで相性のいい人がわかる。24時間の監視・対応、迷惑ユーザーの特徴をアプリ内で紹介している。

Omiai
Omiai

■20〜30代の結婚向き
結婚を見据えたアラサーの登録が多い 。誠実なユーザーが多いので、迷惑ユーザーは少なめ。

ゼクシィ縁結び
ゼクシィ縁結び

■20代後半で結婚を意識したい人向き
20代から結婚を意識した人が多い。ゼクシィというブランドからも、真摯に取り組んでいる人ばかりなので安心して利用できる。

ペアーズ
ペアーズ

■20〜30代の恋愛向き
結婚・恋愛目的の20代~40代が幅広く登録。会員が多い分、迷惑ユーザーも多少いるが運営の対応が早くて安心。

具体的には下記の表の通りです。

編集部の調査結果!安心&安全なマッチングアプリの一覧

編集部の調査結果!安心&安全なマッチングアプリの一覧2

安心&安全に関わる見極めポイント12個

では、ポイントを1つずつ解説していきます!

安全ポイント1:事業届を出しているか

マッチングアプリを運営するためには、警察へ「インターネット異性紹介事業届出」の申請をし、受理されなくてはいけません。

そして、受理番号を掲載する必要があります。この番号がない時点で出会いを探してはいけないアプリです。

アプリストアの説明内や公式サイトに明記してあるかチェックしてください。

※OKの例(ペアーズ)

事業届を出しているか確認する方法

安全ポイント2:国内の企業が運営しているのか?

アプリストアでデベロッパ(運営者)をチェックしましょう。少なくとも企業が運営しているのが最低ラインです。

アプリストアの「情報」をみてみると、開発元や公式WEBサイトが確認できます。言語が日本語のみになっていれば、国内企業ですが、他の言語もある場合は海外企業の可能性があるため、企業のコーポレートサイトもチェックしました。

※OKの例(ペアーズ)

ペアーズは株式会社エウレカが開発し、公式WEBサイトもきちんと存在しています。言語は日本語以外にもありましたが、コーポレートサイトを見ると国内にオフィスがある企業でした。

ここをチェックする理由は2つ。

まず、個人運営の場合、数万人の会員のサポートや問い合わせ対応、違反者の監視や対応が難しく、トラブル対応をしていない可能性があるからです。

そして、海外企業の場合、何かトラブルが起きたときの対応で日本語が通じない、サポートしてもらえないと言った可能性があるからです。

例として、Tinderは海外製のアプリですが、利用規約を見るとトラブルなどは「自己責任」とあります。また、問い合わせフォームも普通にはたどり着けないような作りになっています。

このような理由から、国内の企業がきちんと運営しているかどうかは重要なポイントです。さらに、上場企業だと尚良いです。

下記は、大手企業が運営・管理しているアプリです。聞いたことのある馴染みのある企業ばかりだと思います。

アプリ名 運営会社 アプリの特徴

ペアーズ
ペアーズ

エウレカ
(米国上場Matchグループ傘下)

幅広い年齢層の利用する恋活アプリ。 検索機能が便利で会員数も多く初心者向け。

Omiai
Omiai

株式会社omiai
(エニトグループ)
結婚を意識したアラサー登録の多いアプリ。 本腰を入れて活動したいユーザーの登録が多い。

タップル
タップル

株式会社タップル
サイバーエージェント子会社
学生から20代に人気の恋活アプリ。 恋愛目的の人が多いので、同世代で恋愛から始めたい人向け。

with
with

株式会社with
(エニトグループ)

20台の登録の多い恋活アプリ。 相性診断で性格がマッチした人を探しやすい。

ゼクシィ縁結び
ゼクシィ縁結び

リクルートマーケティング
パートナーズ
(国内上場企業)
アラサー向けの婚活アプリ。 婚活アプリの中では20代後半の登録が多いので、早めの婚活向け。

ブライダルネット
ブライダルネット

株式会社IBJ
(国内上場企業)
30代~40代の登録が多い婚活サイト。 専任の担当がつくので、迷惑ユーザーを紹介される可能性は低い。

ユーブライド
ユーブライド

株式会社IBJ
(国内上場企業)
30代~40代がズバ抜けて多い。 大きな特徴はなく、ごく普通の使いやすい婚活サイト。

マリッシュ
マリッシュ

株式会社マリッシュ
(国内企業)
40代以上の登録が多い恋活アプリ。 シンママ、シンパパ支援プログラムがあり

安全ポイント3:会社情報がきちんと掲載されているか

企業が運営しているとわかれば、その企業名で検索しコーポレートサイトを確認します。

最低限、必要な情報が乗っているかを確認し、国内で実体のある企業かどうかをチェックします。

さらに、Googleで会社名を調べたときにナレッジパネル(Googleが実在している企業と判定しているか)が出るかも見るとなお良いです。

※ナレッジパネルの例

安全ポイント4:プライバシーマークは取得できているか

マッチングアプリを使う際に、身分証明書の写真を送らなくてはいけません。この情報が流出してしまわないか、不安に思う方もいると思います。

プライバシーマーク(TRUSTeなど)があり、個人情報の保護に関して気をつけている企業なのか、合わせて確認しましょう。

このプライバシーマークの取得には条件があり、さらに高額な費用もかかるため、個人運営のマッチングアプリでは取得が難しいものです。マッチングアプリの安全性にコストをかけている点から、安全の指標の一つとしました。

※OKの例(ペアーズ)

安全ポイント5:自治体と連携しているか

自治体が利用を推奨しているアプリがあります。

例えば、神奈川県の婚活支援プロジェクト「恋カナ」では、以下6つのアプリと提携し、イベント参加者へ無料の利用お試し券などの配布を行なっています。

  • with
  • ペアーズ
  • Omiai
  • タップル
  • Dine
  • ゼクシィ縁結び

市町村が利用を推奨するということは、国の厳しい審査を通過して、安全性が認められたからこそ推奨されています。

安全ポイント6:マル適マークやMSPJといった第三者からのチェックが入っているか

非営利の団体が審査を行い、安心して使えますと保証をしてくれているアプリもあります。

1つ目がマル適マークです。

特定非営利活動法人 結婚相手紹介サービス業認証機構(理事長:信州大学特任教授 茂木信太郎)が「インターネット型結婚相手紹介サービス業認証制度」というものを実施しています。

要は、非営利の専門機関がアプリを審査して、細かな基準を満たしていれば承認をしますというもの。

項目は下記の通り。

1、特定商取引法・消費者契約法・個人情報保護法などの関係法令の遵守
2、サービス内容と料金、契約・解約・更新方法などの契約内容の明確化と情報開示
3、入会契約、更新契約、解約などの適正な手続き
4、適正な料金体系
5、結婚相手探しに関するサービスであることを明示し、入会資格を独身者に限定すること
6、不正利用・なりすまし登録防止のための本人確認の実施
7、結婚相手紹介サービスとしての健全な品質の確保、表現に関する規制
8、安全確保のための不正な外部サイトへの誘導防止や詐欺被害防止の取り組み
9、トラブル防止のためのサイト内の24時間365日常時監視体制の実施
10、情報セキュリティに関する規程の整備と従業員教育の実施
11、プラインバシーマーク、TRUSTeなどの情報セキュリティに関する認証の取得
12、個人情報の保有期間の制限
13、情報セキュリティに関する適切な運用の実施
14、サイバーセキュリティインシデント発生時の体制整備
15、顧客相談窓口の充実

この認証を受けたアプリは以下のみです。(公式サイトにて確認

  • with
  • ゼクシィ縁結び
  • Dine
  • タップル
  • ペアーズ
  • 東カレデート
  • Omiai

また、MSPJというプロジェクトではより安心・安全にアプリを利用するための総会を定期的に開催しており、参加しているアプリは安全意識が高いアプリと言えます。

安全ポイント7:利用規約で恋人のいない独身のみとしているか

ここまでクリアできたら、次はアプリの内容についてチェックしていきます。

アプリの利用規約をチェックし、利用できる条件を確認します。

ここでの安全性は3段階に分けてチェックしていきます。

利用できる人の確認
  • 安全レベル1:18歳以上のみ
  • 安全レベル2:18歳以上かつ独身
  • 安全レベル3:18歳以上かつ、恋人やパートナーのいない独身

一番安全なのは、既婚者だけでなく、恋人がいる人も利用禁止としているアプリです。

この場合、相手に恋人がいると分かった時点で通報することができ、警告や凍結などの対応をしてもらうことができるからです。

アプリ名 18歳以上 かつ独身 かつ恋人なし

ペアーズ
ペアーズ

Omiai
Omiai

match
match

タップル
タップル

with
with

ゼクシィ縁結び
ゼクシィ縁結び

ブライダルネット
ブライダルネット

ユーブライド
ユーブライド

マリッシュ
マリッシュ

安全ポイント8:利用規約で恋人探し以外の利用をNGとしているか

さらに、利用規約にアプリの利用目的が記載されているかチェックします。

テキスト
  • 安全レベル1:男女の出会い目的
  • 安全レベル2:結婚前提の出会いを支援
  • 安全レベル3:恋愛以外の目的は全てNG

一番安全なのは、迷惑行為を具体的に禁止項目を明記しているところです。

こちらも確認しました。

アプリ名 男女の出会い 婚活目的 不実NG

ペアーズ
ペアーズ

Omiai
Omiai

match
match

タップル
タップル

with
with

ゼクシィ縁結び
ゼクシィ縁結び

ブライダルネット
ブライダルネット

ユーブライド
ユーブライド

マリッシュ
マリッシュ

安全ポイント9:有料プランの料金が明確かつ、定額制か

次は、料金が明確でわかりやすく定額かをチェックします。

安全な出会いのためには、運営側のパトロールや取り締まりが必須です。どの世界にも悪用するユーザーは存在します。それをいかに排除できるかがカギです。

しかし、悪質ユーザーを排除するためには資金も必要です。

有料プランがきちんと整っていて課金するユーザーが多くなれば、それだけパトロールを強化する資金が生まれるわけです。

そのため、完全無料となっているアプリは避ける方が安全です。

出会いに関するアプリの料金形態にはいくつか種類があります。

避けるべき危険なアプリの料金形態はこの2つ。

避けた方が良い料金プラン
  • 危険:完全無料のアプリ
  • 危険:メール1通あたりのポイント課金のアプリ

完全無料のものは、連絡を取ろうとすると別の有料アプリをダウンロードするような案内が出るものも存在します。

また、メール1通あたりのポイント課金制は、1通5円程度のものから1通150円と超高額なものまで様々でした。

都度課金タイプのアプリは避ける方が良いでしょう。

明瞭で安心な料金プラン
  • 基本無料で、便利になる機能が月額制のもの
  • 登録時は無料、異性と連絡を取る場合は男性のみ月額制
  • 登録時は無料、異性と連絡を取る場合は男女ともに月額制
  • 上記にプラスして、便利機能が月額プランで購入可能なもの

安全ポイント10:年齢確認ではなく本人確認になっているか

ここからは、実際に登録した後のお話です。

マッチングアプリでは年齢確認が義務付けられており、どのアプリでも年齢がわかる証明書の写真を提出する必要があります。

年齢確認と本人確認ってどう違うの?と思う人もいるかと思いますか、全然違います!

  • 年齢確認→18歳(20歳)以上か確認をする、基本的には機械が生まれ年を自動でチェック
  • 本人確認→申請と生年月日、氏名、性別があっているかを人の目で確認する

正直なところ、年齢確認は18歳以上であれば問題ないので、年齢や性別を偽っても問題なく審査を通過してしまいます。

これは実際に登録して実証済み。年齢確認しか実施していないアプリで、29歳女性の私のアカウントと23歳男性の偽アカウント、同じ証明書ですんなりと審査が通ってしまいました。

「年齢と証明書の発行元以外は隠してOK」というアプリの場合、性別や年齢を偽って登録している人が紛れている可能性があることを頭に入れておきましょう。

こちらもレベルを3つに分けてチェックしましょう。

本人確認の安全ポイント
  • 安全レベル1:年齢さえわかればOK、他は隠しても良い
  • 安全レベル2:年齢や性別、氏名などを提示、隠してはいけない
  • 安全レベル3:身分証明書の他に、顔写真の照合や、独身証明や年収証明の提出が必要

安全ポイント11:通報機能や運営のパトロールがされているか

最後に、運営のパトロールや通報への対処です。

迷惑ユーザーとして報告する機能はどこのマッチングアプリにもついているのですが、実際にアカウント停止などの処置をしているかが問題。

通報機能のチェックポイント
  • 安全レベル1:違反と思われる人を通報できる
  • 安全レベル2:実際にイエローカードや強制退会などをしている

私が40個近くのマッチングアプリを使っていた中で、実際に違反ユーザーの表記を見つけたのは以下の4つです。

  • Omiai
  • ペアーズ
  • with
  • タップル

安全ポイント12:相談窓口が設置してあるか

最後のポイントは、何かあったときに相談ができるかどうかです。トラブルが起きないに越したことは無いのですが、人と人との関わりの中ではどうしてもトラブルが発生してしまう可能性があります。

例えば、「待ち合わせ場所に相手が来なくて困っている」「こういった場合に相手を信用していいのか?」など相談したい場面は意外とあるものです。

そうしたときに相談できる窓口があるかどうかも安心に関わります。

  • タップル:LINE相談+女性のみLINE電話での相談
  • ペアーズ:メールで相談
  • Omiai:メールで相談
  • with:メールで相談

さらに安全性を求めるなら入会式の婚活サービスを

マッチングアプリの安全性に関しては、企業それぞれできることは全てやっている状態です。ですが、実際にはトラブルや事件は発生してしまっており、リスクをゼロにすることはできません。

確実に安全な出会いを求める方には、入会審査が厳しい婚活サービスの利用をおすすめします。

例えば、naco-doでは以下のようなルールがあります。

  • 入会時に独身証明の提示
  • 入会時に年収や職業の証明を提示
  • 虚偽のプロフィールを禁止
  • 顔合わせ前の連絡先交換の禁止
  • 交際前の過度なスキンシップの禁止

他にも色々とあるのですが、厳しいルールや入会審査で安全性を強めている婚活サービスもあることを知ってください。